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オズのトロット

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第八幕その一

                第八幕  蝋人形とキャンディ
 ドウ一世から最高のおもてなしを受けた一行はハイラントとローランドから笑顔でお別れをしてでした、また海を渡って次の国に向かうことになりましたが。
 次の行く先についてです、トロットは皆にお話しました。
「今度はメリーランドに行くわよ」
「確かそのお国は」
「そう、蝋人形の女王様が治めていてね」
 トロットはカルロスにそのメリーランドのことをお話しました。
「そうしてね」
「確かキャンディマンさんがおられましたね」
「その人もいるわよ」
「そうでしたね」
「あの国も素敵な国よ」
 こうお話するのでした。
「だから楽しみにしていてね」
「はい、ただこうしてです」 
 カルロスはトロットのお話を聞いて言いました。
「今回は色々なお国を回ってますけれど」
「オズの国の北にあるね」
「本当にオズの国は中に色々なお国がありますね」
「そうだね、幾つあるのかわからない位にね」
 ジョージはカルロスのその言葉に応えて言いました。
「あるよね」
「うん、リンキティンク王やアン王女のお国もあるし」
 神宝はこうした素敵な人達のお国を思い出しました。
「大きく分けて五つの国があってね」
「エメラルドの都、マンチキン、ギリキン、ウィンキー、カドリングとね」
 ナターシャはその五つのお国を挙げました。
「あるしね」
「そのそれぞれの中に沢山のお国があって」
 ドロシーも言います。
「本当に沢山のお国があるわね」
「僕達これまで色々なお国を回ってきたけれど」
 そのオズの国の中のと言うカルロスでした。
「今回お邪魔してる国は」
「うん、まだね」
「一度も行ったことがないお国ばかりで」
「面白いわね」
「そうした国々を訪問出来て」
「そうでしょ、貴方達が一緒でよかったわ」
 にこりと笑ってです、トロットは五人に言いました。
「貴方達がそうして色々なお国を巡られてね」
「僕達がですか」
「トロットさん達がじゃなくて」
「色々なお国をはじめて巡られて」
「それで、ですか」
「よかったんですか」
「だって貴方達が色々なものを見られて笑顔になるから」
 だからだというのです。
「私も嬉しいわ」
「そうした理由で、ですか」
「ええ、本当にね。それじゃあね」
「次はメリーランドですね」
「あちらのお国に行ましょう」
 こうお話してです、キャプテンが動かす船に乗ってでした。
 一行は今度はメリーランドに来ました、そこは人形やおもちゃが人間と同じ様に動いているお国でした。建物はどれもおもちゃの組み立てのブロックです。
 そのブロックのお家、一つ一つに色があるそのお家を見てでした。カルロスは目を丸くさせて言いました。
「何か不思議ですね」
「この国もというのね」
「はい、お国自体がブロックの国みたいで」
「この国はおもちゃの国だから」
「メリーランドの女王が治めておられる」
「そう、だからね」 
 それでというのです。
「こうしてなの」
「建物はブロックなんですね」
「あと今は皆一日中動いてるけれど」
 それがというのです。
「昔はね」
「数時間だけでしたね」
「そうよ、メリーランドの女王がね」
「命を与えておられたんですね」
「そうだったの、それがね」
 まさにというのです。
「変わったのよ」
「そうですか」
「そう、オズマが女王とお話をして」
 そしてというのです。 
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