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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:ケン009
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9部 ViVid!
5章 今日から明日へ
  四度目の戦い・・・少しだけ邪魔が入った

 次の日の朝
すごく快晴、あの子達の日頃の行いのお陰だろう
もし天候悪かったら、天候支配(ウェザーコントロール)呪文をかけようと思ってた所
通常魔法国家といえど許可が無い所では魔法の使用は禁止だったりするけれど、
あいにく俺が使用している魔法は系列が違うので探知されない
昨日の内に俺はなのはに、翠屋の事を伝えた。
少し残念そうな顔をしていたけれど、応援はされた。
近々地球に行くことも
朝8時になりヴィヴィオが出掛けるみたい。

「じゃあなのはママ、綾お姉ちゃんいってきます」

「うん、いってらっしゃい。がんばって」

「うん、がんばる!」

 ヴぃヴぃとなのははそう言いながら拳をぶつけていた。

「綾お姉ちゃん?」

 俺がなにも反応しなかったから不思議がって聞いてきた。
俺はその瞬間に軽く蹴りをヴィヴィオに仕掛けた。
ヴィヴィオ多少焦りながらも一歩引き体裁きでそれをかわして、
一歩踏み込んで俺に向かってパンチを仕掛けてきたので、俺はそれを蹴りの返しでガードした。

「嘘、拳より遅い蹴りで間に合うなんて!、じゃなくって」

「ごめん、ごめんしっかり準備できてるかなって思って、きちんと手加減はしてたでしょ」

「それでもいきなりはビックリするよ」

「私も観に行くけれど全力で行ってきて」

「うん、きちんとやってくる」

 俺たちはヴィヴィオを送り出した

「綾ちゃん、あれはビックリするよ」

「私がヴィヴィオを教えれることは荒事しかないからね」

「そんなこと無いと思うけれど、一緒に行かなくても良いの?」

「親同伴で行く幼子じゃないからね、なのはから見てヴィヴィオはどう?」

「うん、昨日手伝ったけれど、しっかりできてると思う。
ヴィヴィオはすごく上達してるよ
でも、春の合宿以来見てないからなんとも言えれ無いけれど、
それでもヴィヴィオの方が勝率は低いかもしれないけれど勝ち目がない訳じゃないと思う。」

「私もちらっと見たけれど、良い技術だと思う、なのはは」

「にゃはは、私はこれからお仕事だよ」

「がんばってね、きちんと私の代わりに見てきてね」

「うん、話は少し変わるけれどさ、里帰りするけれど、なのはとフェイトも考えておいて」

「うん、調整してみるよ」

「うん、理由がないとなのはもフェイトも里帰りしないんだから、
いつもももこ義母さんやリンディさん、アリサやすずかに攻められるんだから」

「・・・うん」

「さすがに司令のはやては難しいと思うけれど、
はやてが暮らしていた近所のお年寄り達がはやてやヴィータに合いたがってたしね」

「うん、はやてちゃんは難しいと思うよ、今日地上本部に行くから伝えておくよ」

「うん、はやてによろしく言っておいて」

「ん」

 俺となのはは、一緒に玄関を出た。
玄関先で俺はなのはにほっぺにキスをする。

「もぅ綾ちゃん」

「外国では挨拶だってば」

 そう言いながら走りながら現場に向かった。

 向かってる最中に封鎖結界がしかれた。

「急いでるんだけど、何のよう?」

 前方の方からあっちに行く前の俺の姿が見える。
身長が約180CMあるぐらい
確か中学の身長があれぐらいだったと思うけれど
俺のそっくりさんが現れた。

「タカマチ・アヤ・・・ナンジョウ アヤ・・・
サーチ・・・デリートする」

「悪趣味なものを、クローンって言うより、機械って感じだなぁ
デリートって情報じゃないんだから、なんでもかかってくるなら相手になるよ」

 名前も言わないからロボ綾で名称
ロボ綾は火炎砲(キャノンボール)モドキを飛ばしてきたけれど、
俺はつまらなさそうに片手で受け止め弾き返した。

「見てると思うけれど、粗悪品を俺に向けるなんてバカにされたものだ」


 俺はエレさんやガウみたいに優しくない
あの二人は闘いの場で命を奪う可能性があるかも知れないけれど、
相手にも誇りと道を切り開いてくれる想いがある感じがする。
俺は目の前に来た敵は破壊するだけ、
感情もない機械相手にそこまでする義務もない。
俺は一瞬だけ攻撃をする振りをして隙を見せる。
当然だが、そこをめがけて相手が攻撃をしてくる
俺はそれを受け流して、懐に入り一撃必殺の正拳突き
「覇王拳」を相手の鳩尾にいれる
いつもの手加減では無く、相手を殺す技として
俺の拳は相手の身体を突き破り抜いた。

 封鎖結界が解けるのと同時に俺は結界を作り出した。
闘いの場は何が起きるかわからない
俺の封鎖結界だからこれ以降は観察されない
俺は手のひらを広げ、砲撃呪文を放し、対象物を抹殺した。
結界を解き、現場に向かった。

 9時30過ぎになってしまった。
どうやらもう始まってはいるみたいだけど、ヴィヴィオのあのジャケット
聖王モードじゃん

「ルー?」

「綾さん、遅かったですね」

「押し売りに合ってね、あれって」

 俺はヴィヴィオを指して言った。

「ヴィヴィオも思ってやってることだからですね」

「これ聞いたら、フェイトがあたふたするなぁ
大人モード見ただけであたふたしてたし」


 任意でのセイクリッドディフェンダーにヴィヴィオにしたら異常な攻撃力
これの意味はこの中で何人気づいている
この場で見学しているのは結構な人数になってる
チームナカジマの面子は当然ながら
前年度チャンピオンエレミア
雷帝の子孫ヴィクトーリア
元ナンバーズ アインハルトのセコンドもやってるディエッチ
教会シスターシャンテ
ルーテシアに前回の騒動を起こした魔女っ子のファビア
審判をしてるノーヴェは 気付いたみたいだな
今日のヴィヴィオはすごく切れが良い
見事な可変蹴りに始まり、タイミング100%のカウンター
カウンターができない状態でも防御100のディフェンダー
普通の選手ならこれだけで心が折れそうになるだろう
ディフェンダーも絶対防御じゃないから防御以上の攻撃力があれば破壊されるけれど
結構骨が折れそう
それが証拠にアインハルトの覇王段空拳をカウンターは垂直に落として、
タフなアインハルトの足元から崩して膝を折って座り込んでしまった。
ここは、二人のホーム状態でもある
そんな時は応援される
応援って本当に力になる
プレッシャーがガチガチの時は悪影響だけど、
この子達は応援をプラスに出来る子達だから
気力で立っただけだけど、この応援で心が折れずにすんだみたいだ

 すごいスピードでヴィヴィオがアインハルトに向かっていく
一発目のアクセルスマッシュをガードしながらそのまま攻撃に移行
ヴィヴィオも2発目のアクセルスマッシュに行ってるけれど、
アッパーとストレートの行動距離と受けながら攻撃と一発目の次の攻撃
なれば当然アインハルトの方が攻撃が早かったりする
それでもヴィヴィオの攻撃スピードは普通の選手なら反応ができないほど速いと思う。
白き閃光(ホワイトライトニング)みたいに2発同時に来るぐらい速かったら別だけど
技量はアインハルトの方が上だしね
当たる瞬間ディフェンダーを発動させ
うまく地面に倒れ込みダメージをほぼなしにした技量はすごいと感じた。
その内技量でそこらの攻撃のダメージを0にしてしまうかと思うぐらい完璧な防御だと思う。
おれ自身、俺なら余裕だけど、クリステラ状態ならきっと満足できる相手だと思い
自分の目に狂いはないと改めて思った。

 ヴィヴィオはダウンしたけれどすぐさま立ち上がり戦闘体制を取った。
いつもの笑顔ではなく伝えたいのを拳に乗せようとしてる。
本当にそういうところはなのはにそっくりだ!
ヴィヴィオのラッシュにより防戦一方なアインハルト
多分先程のカウンターの直撃で力が入らないんだろう。
知ってか知らずかわからないけれど、ヴィヴィオの攻撃は急所のピンポイントを狙ってくる
威力は弱いかもしれないけれど、ダウンしたり、身体が動かないこともある
エレミアの身体破壊の技術に似ているところもある。
オリヴィエってエレミアにも習っていた感じだったし、遺伝子的に無意識的に覚えているんだろうか?
俺はこれで終わりと思った。
ヴィヴィオのアクセルスマッシュがアインハルトに向かっている
アインハルトは反応しているけれど、身体が動かない感じだったけれど
ダメージの蓄積により膝が落ちてしまった。
そのずれにより、ヴィヴィオの攻撃は空をさいた状態になった。
格闘者の本能なのだろう
こんなチャンスを逃すアインハルトではない
ヴィヴィオのボディに反撃をした。
当然ながら当たると確信して放ったヴィヴィオだったからディフェンダーが発動しなかった。
なんでもないただのアインハルトのボディフック
いつもならそんなにダメージはないはずなのに
顔を歪みながら後ろに一歩引いた。
この時になってエレミアとヴィクトーリアは気づいたみたいだ。
ヴィヴィオのやったことが

 ヴィヴィオはJ・S事件移行は聖王の鎧と共に膨大な魔力は無くなってしまった。
努力と研究でヴィヴィオの魔力運用は誰よりもうまくなっていた。
俺も魔力運用の件に関しては協力もしたし、中学時代のなのはやフェイト
ツヴァイ込みのはやてより、ヴィヴィオの方が魔力運用は上だと思っている。
昨日の特訓を見て本番でやるとは思ったけれど、本番に強いのと
勇気と空間把握能力がとてもすごい!

 今日のヴィヴィオは、攻撃の時100%攻撃の方に魔力を込め
防御の時100%ガードに回すと言った感じで魔力運用をしていた。
最初っから気づいた人は付き合いが長い
ノーヴェとルー見たい
今の一回の攻防で気づくとはさすがトップファイターのエレミアとヴィクトーリアだと思った。

 アインハルトは心配そうにノーヴェの方を向いた。

「試合中ですよ。よそ見はダメです」

「どうして、そこまでして私に勝ちたい理由がありますか?」

「ありますよ!両手いっぱい、胸いっぱいに、
だけど・・・言葉じゃ届かないことだから・・・
だからぶつけるんです。
今の私をーーー私達の今を」

「ヴィヴィオさんの伝えたいこと・・・すみませんまだわからないんです。
だけど、その戦い方は危険ですから、私が止めますーーー
その上でお話を聞かせてもらいます」

 アインハルトずれたこといってる

「そんなこと言ってると大切なものを見失い、負けちゃうぞ」

 おれはボソッと言ってしまった。

「珍しいですね、綾さんがそこまで無意識にぼそって言ってしまうなんて」

「ん、声に出してた?」

「ええ!」

「ちょっとね!このまま行くとヴィヴィオの勝ちでしょ
アインハルトが気づけばまだわからないけれど
若いって良いね」

「綾さんも10代ですよね」

「ねぇ!」

 ヴィヴィオはラッシュをかけ始めた。
アインハルトはガード一方になってきた。
それほどヴィヴィオの攻撃スピードは速かった。
アインハルトは攻撃を食らいながら攻撃はするけれど
ヴィヴィオは、攻撃が当たった瞬間に、
すぐさまにアインハルトの攻撃が来るところにディフェンダーを展開して防御していた。

 俺は、初めてヴィヴィオに戦慄を覚えた。
この状態なら100%勝てるそれは確実
でもあの神かかっているヴィヴィオに勝てるのだろうか、興奮してきたぐらいだ
その必殺の一撃をアインハルトは当て身で反撃をした。
ヴィヴィオの攻撃の来るところを予測して
攻撃を捕まえるのと同時に攻撃
今は亡きギース・ハワードが得意にしていた当て身
あっちは投げるけれ
こっちにも古流の技法で一拍子って言うらしい
シャンテが質問してヴィクトーリアが答えてくれた。

 それを見事に食らったヴィヴィオは垂直にダウンした。

「ヴィヴィオさん」

 ダウンのコールが続く中心配そうにアインハルトはヴィヴィオに近づこうとしたけれど、
ヴィヴィオは手で止めた。

「まだ・・・K・Oコール入ってませんから・・・」

 そうだがんばれヴィヴィオ
カウント8が入った瞬間
よろめきながらも立ち上がった。

「やれます」

 しっかりとファイティングポーズを取りながらそういった。
立ち上がった瞬間長いと感じた1R終了した。 
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