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オズのトロット

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第二幕その十一

「それですと」
「うふふ、そうよね」
「それで色々な動物もいますし」
「海にもね」
「動物園で水族館で」
 さらに言うカルロスでした。
「あと色々な種族もいて」
「お伽の国でもこんな国は他にないわね」
「絵本でもあるんですね」
「そうよ、あらゆるものがある国なのよ」
 それがオズの国だというのです。
「お花も生きものも人もね」
「素晴らしい国ですね」
「そうよね、私この国に来てよかったわ」 
 心から思っているトロットです、このことはドロシーもベッツィも同じです。勿論キャプテンもモジャボロもです。
「本当にね」
「そうですよね、僕達もこうして来られていて」
 そのオズの国にです。
「幸せです」
「楽しいことばかりの国だから」
「本当にいいですね」
「ええ、危険はあってもね」
 実際トロット達もこれまでの冒険で色々な危険に遭ってはいます。
「それでもよ」
「その危険はですね」
「皆がいれば、そして一人でもね」
 つまりどんな時でもというのです。
「乗り越えられるから」
「だからですね」
「絶望はしないの」
 それは絶対にとです、トロットは笑ってカルロスにお話をしました。勿論他の四人もしっかりと聞いています。
「いいわね」
「絶望はオズの国にはないですね」
「希望はあるけれどね」
 それでもというのです。
「この国に絶望はないのよ」
「だからですね」
「そう、どんなことになってもね」
「最後の最後まで、ですね」
「諦めないことよ」
 何時如何なる時でもというのです。
「いいわね」
「わかりました」
 五人全員で答えました。
「そうします」
「このオズの国で何があっても」
「僕達絶対に諦めないです」
「そしてそのうえで」
「冒険もしていきます」
「これまで絶対に乗り越えてきたから」
 オズの国の人達はというのです。
「ドロシーもオズマもそうでしょ」
「西の魔女に捕まったりノーム王の軍勢が攻めてきたり」
「オズマ姫は桃になったりもしましたし」
「皆さん本当にですね」
「色々なことがありましたね」
「ピンチも多かったですね」
「それでもいつも乗り越えてきたから」
 その沢山のピンチをです。
「だから、いいわね」
「オズの国もかなり平和になったけれどね」
 モジャボロは一輪の蒲公英を見つつにこにことしています。
「やっぱりまだ危険はあるから」
「そうした時は絶対に諦めないことだよ」
 キャプテンもこう言います。
「絶対にね」
「その為に私達には知識や知恵があるのだよ」
 教授はこうしたものをお話に出しました。
「だから絶対にだよ」
「諦めないで、ですね」
「絶望しないで」
「希望をその手にあることを忘れない」
「そして知恵と知識ですね」
「そういったものもですね」
「我々にはあるのだからね」
 それでというのです、そして最後にトロットが言いました。和風ティーセットである三色団子と水饅頭とういろうを見ながら。
「私達もこの冒険で何があっても」
「はい、希望を持ってですね」
「冒険を楽しんでいきましょうね」
 カルロスに笑顔で言ってでした、そうして実際に皆で冒険を続けるのでした。 
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