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死神と呼ばれた転生者

作者:正博
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第1話

 
前書き
  

 
 何故こうなった・・・・・・・・・。
 俺は人をこの手で直接殺した。
 仕方が無かった、やらなければ俺がやられていた。
 俺は戦場にいたそれもMSザクⅡが動く、機動戦士ガンダムの世界の戦場に。
 

 俺は平凡な大学生だったが、神様のミスで死んでしまった。
 神様はテンプレ通り俺を好きな世界に、転生させてやると言った。
 俺は深く考えずに「機動戦士ガンダムに連邦軍でお願いします」と言った。
 転生特典は1つ貰える事になった。

 ・MSの操縦がUC0093のアムロ並み


 馬鹿だった今はあの時の俺を殴り飛ばしたい。
 何故俺がこんなに焦っているかと言うと、今日はUC0079年1月3日。
 ジオン公国の地球連邦への宣戦布告の日。
 つまりモビルスーツ何て連邦軍が、まだ予想すらしていない特典など役立たない。
 俺は結局歩兵部隊に配属された。


 UC0079年3月1日
 今日はオデッサにジオンが第1次地球降下作戦を実行する日。
 今俺の配属先がオデッサ第4方面軍第4中隊第4歩兵小隊。
 小隊内で先任順が俺はNo4。
 隊長がふざけて4が4つだから『死神』と、嬉しく無いコードネームを付けた。
 俺はリュウイチ・シバタだ、『死神』じゃない。

 で冒頭に戻るがジオン兵と遭遇戦と言う、最悪な形で人生初の対人戦闘に突入。
 近距離過ぎて銃を、準備している暇はない。
 俺は防弾チョッキに付けてあった、コンバットナイフを抜くとジオン兵に踊りかかった。
 相手も同様にナイフを手に持ち応戦してきた。
 俺は死にたくない一心で必死に相手にナイフを繰り出し、気が付いた時には相手の上に跨りナイフを突き刺しまくっていた。
 体中に相手の返り血を、むせ返るほど大量に浴びていた。
 俺は突然胃の中から逆流する物を感じて吐いた。
 吐き続けていると急に左肩に熱いものを感じ、見ると赤い血が流れだしていた。
 撃たれたのだ。
 俺は急いで木の陰に隠れ、支給されたライフルを準備した。
 止血している暇はない、俺を殺そうとするジオン兵が近くにいるのだ。
 必死に初弾を装填、目標も分からずトリガーを引いた。
 だがトリガーは動かなかった、故障かと焦った。
 そしてセイフティーを、掛けたままなのに気が付いた。
 訓練であれだけやらされた、初歩的操作を忘れていたのだ。
 だがセイフティーを外す暇を、敵は与えてくれなかった。
 俺の近くに転がって来たものがあった、手榴弾だと思った時には反射的に伏せていた。
 鼓膜が破れるかと思う程の音、熱を持った爆風と腕等に沢山の痛みが走った。
 だが生きている、俺はそのままの姿勢でセイフティーを外す。
 ようやく視認できたジオン兵に、銃撃を開始した。
 俺の死を確認しようと近づいていたジオン兵が、銃撃を受け吹き飛んだ。
 それからは敵味方双方、激しい銃撃戦になった。
 だが戦況は巨大な足音で一変した。
 一目の機械巨人、ザクⅡの登場である。
 俺は逃げた、仲間に声をかけずに逃げ出した。
 120mmのザクマシンガンを生身で食らえば、近くを掠めただけで死ぬだろう。

 その日の戦闘でうちの第4中隊は俺と後2人生き残った。
 だがその2人は腕や足を失っていて、五体満足に帰り着いたのは俺だけだった。

 『死神』今迄は笑いの種であったが、今では俺といると死ぬと言う意味に変わった。
 別の部隊へ転属になったが、その部隊もすぐに俺を除き全滅した。
 俺は何処の部隊からも、引き受けてくれる所が無くなった。
 オデッサから撤退の際、キャリフォルニアベースへと転属になった。


 UC0079年3月11日
 キャリフォルニアベースにもジオン軍が侵攻してきた。
 2日間の激しい抵抗をし、大勢の仲間達が死んでいった。
 13日基地の放棄が決定、俺はまた『死神』になった。

 俺の噂はそこら中に広がり、ジャブローで武器の整備・管理が仕事になった。
 だがそこもすぐに転属させられた。
 理由は俺が武器管理し出してから、武器の暴発、戦闘時の故障様々な苦情が上がって来た。
 『死神』が俺達を殺そうとしているとさえ言われた。
 上官もかばいきれずに俺は、試作武器のテスト要員に転属になった。


 UC0079年7月
 ようやく俺に運が向いて来たと思った。
 やっと連邦軍初の量産型モビルスーツが完成したのだ
 そして念願のMS、RX-79ジム先行量産機のパイロットになれたのだ。
 だが喜んだのも束の間であった。
 初期モデルの量産機が0093時の、アムロの操縦についていける筈がなかった。
 0093時のワンオフ物のガンダムと、やっと作られたジムである比べる方がおかしい。
 MSを壊しまくる俺は、MSパイロットから降ろされた。

 そんな時に俺に声をかけて来た奴らがいた。
 V作戦と違う別のMSを作っており、テストパイロットをして欲しいと言われた。
 行く場所の無かった俺は、行く事を了承した。
 横たわるMSを見て俺は驚いた、どう見てもRX-79BD-1なのである。
 そう蒼い死神『ブルーディスティニー1号機』である。
 ただブルーの象徴とも言える装置、エグザムは積んでいなかった。
 クルスト博士の亡命には、まだ早いのに何故。
 そして気付いたこいつらは、俺と同じ転生者だと。
 『死神』が蒼い死神に乗る、俺は薄ら笑いを浮かべた。
 その時から俺は本当に、『死神』となったのかもしれない。
 ブルーはまだ俺の本気の操縦についてこられないが、量産型ジムよりはかなりマシだ。
 それからの俺はジオン軍にとっても、本当の『死神』となった。


 北アメリカのジオンと連邦の最前線を、警戒パトロールする3機のザクⅡJ型。
 獲物だ、ザクⅡJ型等のろまな亀同然だった。
 ブルーは3機のザクⅡに対し、ビームサーベルしか使わなかった。
 全部コックピットに一撃して倒していった。
 倒したザクは仲間が運んで行った。

 物資補給基地襲撃ミッション。
 守備はザクⅠ3機、ザクⅡJ型3機、そしてグフ1機。
 ブルーは素早くザクⅠ3機を始末すると、流石に気付いたか残りのMSが攻撃してきた。
 ザクマシンガン120mm今は恐ろしく無い、逆に相手が怯えているのが分かる。
 ブルーは100mmマシンガンを持つと、相手に突撃しながら銃撃。
 全部コックピットを狙うザクⅡ3機終了、残るはグフ1機だけだ。
 ヒートロッドがブルー目掛けて来るが、ブルーをかがませその姿勢からスラスター全開。
 ブルーはヒートロッドの下をかいくぐり、ロケットの様にグフへ接近した。
 そのままでビームサーベルを抜くと、勢いのままグフのコックピットに突き刺した。
 物資補給基地から白旗が上がるが、次の瞬間赤い旗に変わった。
 頭部バルカンを撃ったからだ。
 ここの連中には悪いがこの機体の事を、見られた以上全員死んでもらう。
 30分後始末完了、仲間に連絡を入れ制圧完了の報告を入れる。
 輸送トラックが無数に来て、物資を奪って行く。
 俺はブルーを搬送用トレーラーに乗せると、コックピットでくつろいだ。
 奪った物資・MSは、次の機体や装置を作るのに使うそうだ。
 俺には関係ない、次のミッションさえ決めてくれればいい。
 それから何十ものミッションをこなした。

 そしてある日のミッションは、ジオン攻撃では無かった。
 RX-79BD-3『ブルーディスティニー3号機』の稼働テストであった。
 俺はこいつを大いに気に入った。
 俺の限界操縦にかなり追従してくれるからだ。

 次は宇宙だそうだ、因縁のオデッサはレビル将軍が奪回をした。
 宇宙要塞ソロモンが次の目標らしい。
 それで宇宙に上がるのに、何とホワイトベースに回された。
 俺達はブライト艦長に乗船許可を貰い、ブルー3号機を積み込んだ。

 宇宙に上がった途端、赤い彗星のシャアの追撃にあった。
 前からムサイ3隻、後ろからシャアのザンジバル、この艦も俺と同じく呪われているらしい。
 ムサイ3隻を突破する作戦に、俺にも出撃要請が来た。

 リュウイチ「構いませんよ」

 俺は連携などしたことが無いので、他の機体を無視して突っ込んだ。

 カイ「何を危ないぞ」
 リュウイチ「・・・・・」

 リックドムを次々沈黙させる、当然コックピット狙いだ。
 ムサイが上に対空砲撃をし出した、アムロのガンダムの攻撃だろう。
 ブルーが最後のリックドムを沈黙させた時には、ムサイ3隻は沈んでいた。
 ホワイトベースに戻るとセイラさんが、俺に文句を言い出した。

 セイラ「あなた正気ですか、みんなと連携も取らずに。それとワザとコックピットを狙うのはおやめなさい」
 リュウイチ「宇宙で撃たれたら死ぬ、死に方が変わるだけだ」
 セイラ「・・・・・・・・」

 途中MAの攻撃があったが、アムロが片付けた。
 
 ホワイトベースはサイド6へ修理の為立ち寄った。
 しかし宇宙攻撃軍コンスコン少将率いる艦隊に邪魔をされ、宙域外修理用ドッグを潰され為に修理出来なくなった。
 ホワイトベースは再びサイド6に逃げ込んだ。
 俺達は外出せずに、『ブルーディスティニー3号機』の調整をしていた。
 転生者の一人が能力でオリジナルGNドライブを作ったのを組み込んでいた。
 これで『トランザム』が使えるようになったらしい。
 しかも後期の解放された物らしく、『トランザム』後にもすぐ通常運転が可能だって。
 それに触発された転生者達が、趣味を盛り込んだ。
 ファング・慣性蓄積コンバーター(ISC)・ツインバスターライフル・ツインビームサイズ・阿頼耶識システム、俺に分かるのはこれだけでまだまだ何かを組み込んでいた。
 しかも俺自身にもピアス等、機体に直接リンクする物を埋め込まれた。
 まあいい俺は戦闘を、実行出来ればそれでいい。

 ブルーの本体がジムから、ガンダムに変わっていた。
 RX-78BD-4『ブルーディスティニー4号機』と名付けられた。
 しかも1基だったオリジナルGNドライブがツインドライブに変わっていた。
 趣味人って何でもありだな。
 しかし考えて見たらサイド6内は、兵器を触る事を禁止されていたよな。
 こいつら封印を外して、白々しく貼り直しやがった。


 ホワイトベースが出港した。
 コンスコン少将率いる艦隊に向って、しかも艦艇もMSも増加されてやがる。
 リックドム12機じゃなく36機になっていた、3倍じゃねぇか。
 面白いアムロが3分で12機、今の俺とブルーならどれ位でやれるかな。
 サイド6の宙域外に出た。

 リュウイチ「『トランザム!!』」

 俺はいきなりトランザムを作動させ、他の機体を置いて敵に突撃した。
 ツインビームサイズで先頭の1機リックドムを沈めると、ツインバスターライフルで30機のリックドムを次々消し飛ばした。

 リュウイチ「『ファング!!』」

 機体のバックパックから12基のファングが飛び出し、残り5機のリックドムを切り裂いた。
 
 リュウイチ「30秒か、記録大更新だな」

 ツインビームサイズを再び持つと、ジオン艦隊に突っ込んだ。

 リュウイチ「こういう時こう言えばいいか。俺の姿を見たら死ぬぜ!!」

 ムサイ6隻の艦橋を次々切り裂くと、旗艦チベに向った。
 まだトランザムは稼働している易々とチベの対空砲火を躱すと、艦橋にツインビームサイズを突き刺した。

 リュウイチ「沈めないと、終わらないか」

 ツインバスターライフルに持ち変えると、ムサイをまず沈めていった。

 ブライト「リュウイチ止めるんだ。もう相手に抵抗力は無い」
 セイラ「もう止めなさい。相手は降伏しています」

 俺は構わずに1隻残らず始末した。

 リュウイチ「ここ迄で2分。この機体はいいな。帰投する」

 格納庫に戻るとブライトが何か喚いていたが、俺は仲間にレポートを書いて無視した。
 仲間と言っているが互いに、利用しているだけの関係だ。

 さて次はソロモンか、沢山殺せそうだ。
 ついでにアムロの未来のトラウマも、俺が代わりに始末してやろう。
 レポートを出すついでに『NT-D』を、積めないかと聞いたらもうあるそうだ。
 用意のいい事で。
 それに俺に強化人間的な、疑似ニュータイプ能力も付けたらしい。


 UC0079年12月24日
 ソロモン攻略戦開始。

 ソーラーシステムを展開するまで、ワッケイン大佐率いる第3艦隊が囮役となる。
 MS隊も次々発進していった。
 俺はその中をフルスピードで抜けると、敵艦隊の中央まで突進した。
 ツインバスターライフルを両手に持たせると、アニメでヒイロがやっていた事を試す。
 つまりローリングバスターライフルをやってみた。
 気持ちがいい程、敵の艦艇、MSが沈んでいく。
 そう言えば誰かが、バスターランチャーを作ったと持たせたな。
 俺は綺麗になった宙域でツインバスターライフルをしまった。
 二つ折りにされていたバスターランチャーを展開する。
 カートリッジ式バスターランチャーに、カートリッジを装填した。
 そしてまだ纏まっている敵艦隊に照準を合わせた。

 リュウイチ「ここは、バスターランチャー撃つ!」

 バスターランチャーからの巨大なエネルギー弾が艦隊を消滅させた。

 リュウイチ「敵がいなくなった。そうかと言ってソロモンで焼かれるのは御免だ」

 俺は新たな敵が来るのを、待つことになった。
 周りから苦情らしき連絡ばかり入り、鬱陶しいので無線のスイッチを切った。
 ようやくソーラーシステムが照射され、要塞内攻略戦に入った。
 既に俺の居る第3艦隊の宙域は敵を、殆んど片付けた為要塞内へみんな入って行った。
 俺はティアンム艦隊本命の部隊に向った、当然ビグ・ザムを潰す為だ。
 しばらく待つと残りのMSを集め、ビグ・ザムが出て来た。

 リュウイチ「『トランザム!!』」

 俺はツインビームサイズを手にいきなり、ビグ・ザムの上を取るとツインビームサイズを突き刺した。
 そのまま切り裂いて行き離れると、ビグ・ザムは周りのMSを巻き込んで爆発した。
 俺は撤退を始めた敵を見て、ツインビームサイズを仕舞った。
 そして再びバスターランチャーを展開、撤退する敵に狙いを付けた。

 アムロ「やめてください。もう相手は戦意を失っています」
 リュウイチ「死ね!!」

 ガンダムが急いでこちらに向って来たが、俺は構わずに引き金を引いた。
 敵は塵一つ残さず宇宙に消えた。
 戦場にいる全員が、凍り付いた様に止まっている。
 俺は淡々とバスターランチャーを仕舞い、ホワイトベースへ帰投した。

 アムロ「何であんな酷い事をするのですか。リュウイチさん」
 リュウイチ「酷い? あいつらが帰ったらまた出て来る。味方が死ぬそれを阻止しただけだ。見逃せば誰も死なずに済むのか」


 俺は次の準備を始めた、ララァの抹殺だ。
 確か遠距離のサイコミュはパイロット負担が大きくて、2回程度で中距離に変えた筈。
 その時護衛のリックドム2機と来る、やるならその時だな。
 ソロモンで亡霊の話が出始めた、謎の爆発が続いて起きている為だ。
 俺も周辺のパトロールに駆り出された。
 確かサラミスに仕掛けて来る筈、俺の疑似ニュータイプ能力に反応があった。
 急ぎそちらに向かうと、エルメスを見つけた。
 NT-Dが発動別に機体に変化はない、少し期待したデストロイモード変形に残念。
 エルメスも気付いた様だ、ビットが来る前に始末するか。

 リュウイチ「『トランザム!!』」

 エルメスがビットを展開、悪いがもう遅い。
 ツインビームサイズをコックピットに、突き刺しララァは宇宙に散った。
 そのままエルメスを引き裂いて、離れると爆発四散した。
 突然ビームが、ブルーを掠めた。
 赤いゲルググか、シャア怒りの出撃だな。

 シャア「貴様は、貴様は!!」

 トランザムはまだ稼働しているし殺すか。
 最後の楽しみが減るのでゲルググの両腕を切り飛ばして、ホワイトベースに戻って来た。

 さあ後は、ア・バオア・クー攻略戦だけか。
 ああ今ソーラレイが撃たれたな、俺の疑似ニュータイプ能力に消えて行く魂が映った。
 アムロは慟哭していたが、俺は嘲笑するだけだった。


 UC0079年12月31日
 ア・バオア・クー攻略戦開始

 総司令のレビル将軍を失い、半ば力押しの作戦になった。
 だからと言って俺に変わりは無い、ただ敵を多く殺すだけだ。
 また誰かが弄ったフルバーニアが付いた、『ブルーディスティニー4号機』を発進させた。
 さあ『死神』最後の仕事になる。
 流石高機動、トランザムを使わなくても凄く早い。
 素早く敵の間を抜けて、大型宇宙空母ドロワの上に着いた。
 ツインバスターライフルを3発撃ち、あっという間に沈めた。
 学徒動員兵であろうと敵は殺すだけ、ビームソードを持つとコックピット狙いを始めた。
 その様子に逃げ出す奴もいるが、フルバーニアで追いつきコックピットを貫いた。
 15機も遊んだ時、俺の感が機体を横に移動させた。
 5連装ビームが通り過ぎた、お怒りのシャアがジオングで出て来た。

 シャア「見つけたぞ。ララァの仇討たせて貰う」
 リュウイチ「『ファング!!』」

 俺はジオングの両腕にファングを集中させ、有線サイコミュを先に潰した。
 そしてコックピットの頭部を貫き、ララァの元に送ってやった。
 心置きなく死ね、キシリアは俺が殺してやる。
 適当に周りの掃除をすると、ホワイトベースの防衛に一旦回った。
 ブライト達がどうなろうと構わんが、転生者の奴らは守らんと機体の整備が出来ん。
 ホワイトベースの周囲を綺麗にすると、ザンジバルを探しに出た。
 確か上の方でどのみちサラミスに、沈められるのだがそれでは面白くない。
 俺の疑似ニュータイプ能力に反応が出た、見つけたようだ。
 だが赤黒いゲルググが1機守っている、多分ジョニーライデンだな。
 キマイラ隊として最後まで忠義を尽くすか。
 だが悪いが邪魔だ、後で主も送ってやる安心して死ね。
 ツインバスターライフルで、消し飛ばしてやった。
 ザンジバルが上昇を開始、ツインバスターライフルで狙いを付けた。
 ツインバスターライフルのビームの中へ、ザンジバルは消えていった。
 さて俺の仕事も終わりか。
 だが『死神』の名は俺を離さないだろう、まあいいどうせこの手は血に塗れている。
 ア・バオア・クーは陥落した。


 ホワイトベースも無事に生き延びた。
 これで他の転生者と、お別れだと思った
 だがこいつ等も連邦軍ではみ出し者らしく、俺とまだ居ると言う。
 ジャブローに帰還するとホワイトベースの連中は、全員何処かへ連れて行かれた。
 俺達は特務部隊として、ジオンの残党狩りを命じられた。
 デラーズフリートの反乱等色々あったが、今もジオンの残党狩り部隊は全員健在だ。
 ティターンズの勧誘が再三あったが、全員一致で断り続けた。
 
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