『馳せる』

作者：零那

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。ページ下へ移動

< 前ページ次ページ > 目次

『ＲEN』

君に出逢った時､やっと出逢えたって想えた。
通じ合える存在ができたって単純に嬉しかった。

言わずとも解り合えてる気がして､お互いに支え合ったね。
其れは事実で､現実で､幻なんかじゃなかったよ。

今でもちゃんと､あの頃の2人が蘇るよ､こんなにすぐ､ほら此処に､其処に...
在ったんだ､そんな2人が確かに...。

そして其れを壊したのは他の誰でもなく自分達。
きっかけなんてのは所詮きっかけで､最後の最後に壊したのは自分達。

総てを終わらせたのは君と僕...。
此が､自分達なりの最期の正義を貫いた結果だった。

君が逝った､君を逝かせた。
君が逝った理由は､君を逝かせた理由は...。

正義という名の...。

< 前ページ次ページ > 目次

ページ上へ戻る

全て感想を見る：感想一覧