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〜高校生組〜 妹達を追って
  第 11 羽 法則を越えてゆけ

 
前書き
今ならリゼと千夜の魅力をそれぞれ原稿用紙3枚分で余すことなくぴったり綺麗に書き切れる気がする(特に何があったわけではない) 

 
改めて。
この世界の謎を解き明かすため、私達は再び甘兎庵にやってきた。

「ほんとにちょっとしたことだけど、ガッカリしないでね?」
「全然構わないよ。それで、気になるものってなんなんだ…でか!?」

扉を開けた私の目に飛び込んできたのは、甘兎庵の壁にはめ込まれた大きな石盤があった。
絶対ちょっとしたものではないと思う。

「何かしらこれ…」

それは正方形の大枠で、その中にも小さな正方形の枠が縦横4つずつ、計16個の枠が出来ていた。

「ここに何かがハマるって考えるのが普通だが…」

思わず声が漏れる。辺りを調べていたシャロも何かを見つけたようだ。

「先輩、ここにも小さな枠が2つありますよ」

なるほど、大枠の隣にも小さな枠が二つ横並びになっている。枠の下には何かの模様のようなものが…これは…顔?

「あと、これも床中に落ちていて、拾って集めたんだけれど」

千夜から渡されたものは、それぞれに数が刻まれた石盤。なるほど、これが小さな枠に当てはまるってことだな。
数の石盤は全部で16枚。数字は小さい方から1、2、3、3、5、6、9、9、11、13、15、20、21、23、27、29。

なるほど。

「魔方陣…だな」
「え?魔法陣ですか?」
「魔法陣じゃなくて魔方陣な。縦、横、斜めをそれぞれ足すと同じ数字になるやつのことだ。これもきっと数字を並べ替えれ、ば…」

おかしいな…。ここまで分かっていれば普通はすぐ解けるものなんだが?

「ココアーお前数学得意だったろー、これ解けない、か…何してるんだ?」

ココアは横並びになった二つの小さな枠を見ていた。

「この模様…」

数ある石盤の中から3の石盤を二つ、千夜から受け取ったココアは石盤の『3』が横向きになるように小さな枠にはめると…
「二匹のうさぎが浮かび上がったよ!」

遊ぶな。

その時、建物全体に大きな振動が起きる。

「きゃっ!」
「ココアそれやっちゃ駄目だったヤツじゃないの!?」

皆が近くにあったものにそれぞれ掴まり、やがて振動が止まった。

「一体何が…」

果たして目の前にあった大きな石盤はその真ん中がぱっくり開き、そこには下へ続く階段が続いていた。

「これは…」
「ココアちゃんが正解を導き出したのね!」
「やったー!」
「ちょっ待っ…」

千夜とココアが嬉嬉として中へ進み、私達もそれを追いかける。

というか正直理不尽だと思った。 
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