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転生貴族の銀河

作者:ドンコ
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第二十三話

 
前書き
日間ランキング1位。
週間ランキング1位。
月間ランキング1位等を幾度か記録しました。

皆さんのお陰です。有難うございます

今後も上位に行けるように頑張ります。 

 
帝国暦480年5月



某所

「なに、ほんとなのか?」

「はい、間違いなく確認しましたから」

「どうするよ、計画が・・・・・」

「焦るなよ、時間はある期限はないし問題は無いが。シトレ大将の下に配属か」

「シトレ大将は対象者の士官学校時代の校長だったので・・」

「情報ではシトレ大将の評価は高いらしいしな」

「確かにだが、今後の方針も変える事になるか?」

「だな、しかし難しいことになってきたな」

他の三人も頷き険しい顔になっている。



後の無敗の英雄の拉致作戦の実行に困難が待ち受けていた。







ところ変わり!




要塞プラネート(惑星)



「総司令官は逃げた、本隊を動かし既に五時間が過ぎている」

「それは・・・・・」

「何故だ!何があったのだ」

「簡単に事務処理がイヤになったのが原因だ」

「何時もの事だろ、でも今回は我慢出来た方だろうが」

「だな」

「仕方が無いが、しかしだそんなに多かったのか書類は?」

「多いさ、総司令官だからなそれでもメルカッツ副司令官も同じ量を処理しているが」

「一月に二回は艦隊の指揮をして鬱憤を晴らしてもらうか、どうだ問題は?」

「「「「「無い」」」」」

「話は変わるが今回の遠征でどうなるか分からんがだ、未だ下級指揮官だ」

「指揮出来ているのか? 」

「指揮は出来ているが、実戦はまだだし略無人艦だ。損害は気にしない事にするか」

「だな、五つの自由分艦隊。彼らの行動次第で昇進もあるがもし・・・・」

「特殊艦隊だし問題は無いが是非に活躍して欲しいな。ジークヴァルト伯爵家の新たな指揮官が生まれる時間を見るのは初めてだが」

「だな、しかし副総司令官はいかに」

「そうだな、私もジークヴァルト伯爵家の直臣に迎えて頂いたのだし、人生を掛けてこの軍を精鋭にし若い衆を育て・・・・・・」

「どうしました」

「最近は若い者と話もする時間がなかったが、時間を作り・・・・・」

「考え過ぎないでください、メルカッツ大将は考え過ぎですから気楽に」

「おいおい、副総司令官だぞ」

「よいだろう、此処には昔からの者しかいないのだ。」

「それもそうですな、昔の弟子しか居ないのですしね」

「俺は今も弟子のつもりだが」

「育っていった者はもう弟子ではない、一人前の司令官だ昔は昔だ。」

「そうだぞ、弟子は卒業だがしかしだ!俺は師匠の弟子を卒業したが弟子は弟子だそれは変わらん」

「そうだな、師匠の為にも負ける事は出来んな」

「飲むか?」

「それが良いな、飲もうロルフ様が出ているなら敵が此処に来る可能性は無いからな」

「まぁ~ 悪い虫が動かない事を祈るがな」

「「「「「・・・・」」」」」


ロルフの性格は仲間に甘く、敵には容赦なく死での旅立ちを与える。
性格的に本来の凶暴さが艦隊戦では出て来るのだが




「では今回はそれが目的なのですね」

「そうだ、今回開発した小型原子爆弾をこの周辺にばら撒く、2mの小型だしその辺の隕石や破壊された艦に付けておけば勝手に爆発するしな」

「悪辣ですな、小型で・・・」

「面白いだろ、そろそろ選挙が有るからね・・・・
戦争になる、捕虜交換から8ヵ月だが支持率を上げる為に政治家は戦争を仕掛けてくる」

「それも馬鹿な話です」

「政治家の為に兵士が死ぬのです、それが一番の問題ですな」

「今回は殲滅するぞ、それで政治家を一掃する事にするが数年は掛かるが最初の一歩だ」

「最初の一歩ですか?」

「そうだよ、だから10万個の原子爆弾を設置してくれ」

「30万個の原子爆弾を設置しましょう、有るだけ全てを盛大にやりましょう」

「ですな、総司令官らしくありませんぞ」

「そうか?  それならそうしてくれ」
俺ってどんな人間として認識されてるんだよ

そのまま設置作業は二日掛かりで完了した。

簡単な罠だが!簡単なだけに見分けられる事が難しい、古来から簡単な罠はベトナム戦争でも確認され、穴の中には竹などの加工された突起物に足を刺されそして!
足が腐りだしたと報告もある。
竹などに糞尿を付けそれを踏んだ兵士は激痛と病気に悩ませる事になった。


「ジークはどうだ、慣れたか?」

「はい、慣れました皆さんにも可愛がってもらっています」

「で!ラインハルトは」

「コーヒーを入れるの難しい」

「そうか、俺には分からんががんばれ」

「それだけ?」

「コーヒーはアレルギーだからな俺って」

「総司令官ですが今のところは従卒でも優秀なレベルですぞ。他の従卒は合格ラインでも今一つ足りない部分がありこの二人を欲しがっている者もいます」

「それいいな、他の司令官にも付けようか。俺だけでは偏る事もあるしな、二人はどうだ? この後の経験に必須だぞ」

「「御願いします」」

「決まりだな」


このまま要塞プラネート(惑星)でも士官学校を作れないかな。
前線の士官学校も良いのではないか?


この後にロルフの提案が波乱を呼ぶことになる






自由惑星同盟では選挙の為に、支持率を上げる為に戦争で勝利を得なければならない。
俺は何故に戦争で勝利が選挙に必要かが分からない、内政等の成果で支持率を上げる努力をして無いのか?
政治家は必要なところに必要なだけ金を宛がうのが仕事だ、しかしだ!それが出来ない政治家が多数を占めているの事実だ。
我がジークヴァルト伯爵の密偵部隊が送って来る連絡では、無能な政治家に資金を裏で都合して裏の背景を確認し、それを秘匿し何か有れば同盟内に拡散する事になっている。

政治には金が必要だ、ホントに必要なのかが疑問だ。
前世では政治家に汚職にはバカバカしい国会が空回りしてるだけであった。

今の時代は汚職はあるが、しかし悪辣な者は処罰される。

その中で特に酷いのがクロプシュトック公爵だ、此奴は必要に置いて処分するがそれが俺の存在で何処に行くかはわからない。



餌はあるんだがな~


それと新型の無人艦だ

それまでの無人艦は正面に10の装甲版だが、今は横に上下にも装甲版を追加装備した。

それでも尚、有人艦の値段に比べれば安く済んでいる。貴族には販売されない艦でもある、以前に仲が悪くなり販売はしなくなっていた。

貴族派は反発したが残念ながら気にもしていなかったのだ、販売するよりも息子のロルフに対し功績を立てさせる、方針は決まっていた。


ロルフはロルフでオフレッサー大将を上級大将にする為に動いていた。
自分だけが苦労するのが面白く無かった、メルカッツはこのままでは昇進しないが!
オフレッサー大将は昇進させられる可能性が有るので強行していた。


自分だけが苦労するのがイヤになっていた、普通は他の者が出世するのを邪魔するがロルフは逆で自分が楽をするのに必要な人物は昇格させる事にしている。


三月後にイゼルローン攻略作戦が密かにきまってしまった。




その後にパウルから個人的に連絡があり、ヘルマン・フォン・リューネブルクが恋したと・・・・

女性は平民で明るく、毎週デートしていると言うのだ。


以前に貴族なんぞと結婚しても良い事はないと飲んでいる時に話した事があった。

それを思い出していたのだが、本来の結婚相手はロルフのサイオキシン麻薬事件で捕まり、尚且つその女性は精神的にも病んでいた。

リューネブルクはパウルの相手をしていた為に精神的にも成長していた、それに新無憂宮(ノイエ・サンスーシー)にてベーネミュンデ侯爵夫人の護衛の任にも就き、精神的には逆亡命しても皇帝陛下の跡取りでもある皇子の護衛として動き、信頼を得て今の自分に余裕もできていた。



 
 

 
後書き
リューネブルクも恋しちゃいました。

どうしますかね、ハッピーエンドは面白く無いのかも知れませんがね。 
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