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ジオン公国転生記

作者:正博
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第51話 決戦編

 そしてサイド3には、バッフクラン軍、連邦軍、ベガ星連合軍、ギガノス帝国、ゼントラーディー軍、マゾーンが転移してきた。
 宇宙を埋め尽くす大軍団にギレンは興奮を抑えきれなかった。
 このような戦いを楽しみにしていたのだ。

 ギレン「全機、全艦攻撃開始!」
 ハーロック「総帥。マゾーンは私にやらせてください」
 ギレン「好きにしろ。宿敵がいるなら自由に戦うが良い。ただしこれはまだ第1陣考えて戦え」
 サスロ「俺はバッフクランとやるぜ」

 
 ギレンの予想ではまだまだ来ると思っていた。

 ハーロック「ガンダムの世界でマゾーンと戦うか。フッ面白い。パルサーカノン撃てぇー」


 海賊船1隻とマゾーン軍団10万隻との戦いが始まった。
 一方サスロの乗るイデオンもバッフクラン戦闘艦10万隻重機動メカ200万機と激突した。

 ベガ星連合軍にグレンダイザーを先頭にスーパーロボット達が、ゼントラーディーにはバルキリー部隊が、ギガノスにはMS以外の機動兵器が、連邦軍にはキシリア・ハマーン両部隊がそれぞれと戦い始めた。


 ハマーンは連邦軍の中に色々な転生者を見つけた。

 ハマーン「ほう! カミーユ、クワトロ、それにジュドーか。いやまだいるなシロッコか」


 Zガンダム、百式、ZZガンダム、ジ・Oが周りを取り囲んだ。

 カミーユ「何でこんな戦いをするんだハマーン」
 クワトロ「あの頃のハマーンに戻れ!」
 ジュドー「ハマーンもう止めるんだ」
 シロッコ「ハマーン・カーンか」

 ハーマン「小賢しい『神の転生者』共たかが物まねの分際で、軽々しく人の名を呼ぶな!!」


 この戦闘に加わろうとする者達がいた。
 3機のハンブラビのヤザン・ダンゲル・ラムサス、2機のガブスレイのジェリド・マウアー、ポリノーク・サマーンのサラ、パラス・アテネのレコア、スーパーガンダムMK-Ⅱのエマ、メタスのファがやって来た。
 だが邪魔はさせないとばかりにプル隊キュベレイMK-Ⅱ20機とゲーマルクのキャラ、ザクⅢ改のマシュマーが割って入り大混戦が始まった。


 ヤザン「ダンゲル・ラムサス『蜘蛛の巣』を仕掛けるぞ」
 ダンゲル「おう」
 ラムサス「おう」

 『蜘蛛の巣』とは3機のハンブラビの連携技で、武装の海ヘビを絡ませ合い蜘蛛の巣状にし敵MSを取り込んだ所に、海ヘビから高圧電流放電し敵MSを倒す戦法。
 だが相手はキュベレイMK-Ⅱ20機で、しかもプル達は互いにカバーし合っている為、捉えるどころか逆にファンネルの一斉攻撃を食らい、ダンゲル・ラムサスが落とされてしまった。

 2機のガブスレイ、ポリノーク・サマーン、パラス・アテネ、スーパーガンダムMK-Ⅱ、メタスはゲーマルク1機に狙いを絞ったが、マザーファンネルやビーム砲等多数戦に強いゲーマルクにメタス、ポリノーク・サマーンが撃破され、ガブスレイやスーパーガンダムMK-Ⅱは遠距離攻撃に切り替えるがファンネル攻撃にマウアーのガブスレイがやられた。

 マシュマーはハマーンの援護に入ろうとしたが「不要」と一喝され戻って来たところに、パラス・アテネがいた為ビーム砲を食らわし撃破した。

 ハンブラビのヤザンが戦況不利と見て逃亡を図るも、既に周囲をキュベレイMK-Ⅱ20機に囲まれており、降参するフリををして人質に1機をクロ―アームで捕まえようとした為、残りのキュベレイMK-Ⅱからビームガンで集中攻撃され宇宙に散った。

 残りのガブスレイやスーパーガンダムMK-Ⅱはゲーマルクに固執し過ぎ、ザクⅢ改のマシュマーがガブスレイをスーパーガンダムMK-ⅡをキュベレイMK-Ⅱがビームサーベルで撃破した。

 気が付いた時には、Zガンダム、百式、ZZガンダム、ジ・Oは周りをキュベレイMK-Ⅱ20機、ゲーマルク、ザクⅢ改に取り囲まれていた。

 ハマーン「所詮物まねはこの程度か『神の転生者』やれ!」


 ハマーンの声に一斉攻撃を仕掛けZガンダム、百式、ZZガンダム、ジ・Oは撃破された。


 ハマーン「獲物はまだまだいるぞ。残らず倒せ」


 ハマーン軍は次の獲物に襲い掛かった。



 
 サスロはイデオンで無双をしていた。
 サスロはペンダントでゲージをリミッター直前まで上げフルパワー状態にしていた。
 イデオンガンこそ使用禁止で封印されたが、イデオンソードはフルパワー時惑星すら斬るのである。
 両腕のイデオンソードを振り回すだけで、重機動メカはもちろん戦艦等も一振りで数百隻も撃破していく。
 しかしバッフクラン軍は際限なく現れ、むしろ最初に現れた時よりも多くなっていた。

 サスロ「流石にこの数はきついな。イデオンガンさえ使えたら」


 この一言がイデオンガン(波導ガン)の封印を破り、イデオンの前に現れた。
 イデオンはサスロが何もしないのにイデオンガンを取りセット敵に向けた。
 TV等でもここまでのフルパワー状態は撃ったシーンを見た事がない。
 何せ同じ規模の大艦隊が半分のパワーで消し去った上その後ろの惑星を貫通したのだ。
 流石のサスロも焦った射程距離は無限、亜空間にまで影響を与えるのだ。

 サスロ「待てイデオン、ゲージを半分で撃つんだ」


 だがイデオンはそのまま命令無視して撃った。
 誘導ビームが出て敵中央を照準すると超重力の渦巻きが放射状に広がって行き敵を飲み込み始め崩壊させ始めた。
 あれだけいたバッフクラン軍が壊滅した、あっという間の出来事だった。
 攻撃が土星を掠めたのか土星の輪が2割程消失した。

 ギレン「サスロお前がイデオンをこれ以上使うなら、この世界から去れ」


 サスロには反論できなかった、これは使ってはいけない兵器だと自分自身で分かったからだ。
 サイド3に一旦戻るとペンダントでイデオンを消した。
 代わりにガオガイガーを出した筈が、何故かジェネシックガオガイガーが出た。
 サスロは無言で乗り込んだ。




 ハーロックは嬉しかった宿敵マゾーンと戦う事が。
 いかに本物になったと言われても、宿敵達と戦っていないのだ。
 それが今初代が戦ったマゾーンと戦える喜びが沸き上がって来た。
 だが喜びばかりでは無い俺は今どくろとジオンの旗を掲げている負ける訳には行かないのだ。

 ハーロック「速射砲撃てぇ・・・面舵40三連装パルサーカノン撃てぃー」


 ジオンマークのどくろの旗をなびかせて、アルカディア号はマゾーン艦隊の中を突き進む。


 
 ギガノス帝国とベガ星連合軍は既に壊滅した。
 壊滅させたジオン軍の2つの部隊は共にゼントラーディー軍に攻撃をかけた。



 キシリア・ハマーン両軍も連邦軍を潰したので、同じくゼントラーディー軍にかかろうとした。
 その時、急にハマーンが停止し、別の方角をにらんで突然ファンネルを撃ち出した。

 ハマーン「以前の恨み、ここで晴らす。行けファンネル!」


 そこには何も無い場所だったが突然ガミラスの雷撃機が現れた。
 ファンネルによってすぐに壊滅したが。

 キシリア「よく分かったなハマーン」
 ハマーン「七色星団の失態を繰り返す者か、全機周囲警戒。ガミラスの亜空間戦法だ」


 ハマーンが警告した直後、周囲にガミラスの戦闘機、爆撃機、雷撃機が次々現れた。

 キシリア「ガミラスのお出ましか。かかれ!」


 ガミラス艦隊も姿を現した、その数200万隻である。

 ギレン「ジオン艦隊はガミラスの戦闘艦を沈めろ。恐れる事は無い撃って撃って撃ちまくれ」


 ジオン艦隊のレウルーラはガミラス艦隊を攻撃しだした。
 以前とは逆にガミラスのビームは弾かれ、ジオンのビームは1撃で相手を粉砕する。
 ジオン艦隊は勢いに乗り攻勢を強めた。


 だがまだまだサイド3に忍び寄る影は多かった。




 一方ジャブローでは、地上では突如現れたサイコガンダムが20機、デストロイガンダム40機が暴れ出した。
 ヒルドルブ部隊が徹甲弾を撃ち込むが、全て装甲に弾かれてしまった。
 
 地下には大き過ぎて入れなかったダイタン3とザンボット3が対抗した。
 
 ジオン兵「ダイターン・ザンバー行くぞ!」
 ジオン兵「ザンボットグラップとうりゃ!」
 
 流石にサイコガンダム達が巨大と言ってもMSの中での話、40・50m級MSと200m近いスーパーロボットでは大人と幼稚園児程の違いがあり、次々撃破されていった。


 そして地下にいる俺達はガンダムF91部隊200機と交戦中であった。

 ユーリ「数出して勝てるって訳でも無いでしょうが」
 ラル「物量で勝つのが連邦軍。それらしくなってきたではありませんか」
 ユーリ「そう言ってもね。いちいち道塞がれるとストレスがたまるよ」
 ラル「そうですな。それに時間稼ぎが見え見えで」
 ユーリ「ジャブローに格上の『イレギュラー』がいなければ、サイド3で遊んだ方が良かった」

 俺はそう言いながら上から攻撃を仕掛けて来た10機を、光子力バルカンでハチの巣にした。

 ラル「MSは良いですが、乗り手が下手すぎますな」
 ユーリ「本当にね。バリアにすらかすりもしない、ガンダムが泣いてるよ」
 ライル「そろそろ潰しますか?」
 ユーリ「うんそうだね。『マサムネ』も覚える物覚えたみたいだしいいよ」
 ラル「では。ラル隊潰せ!」

 ラル隊26機の蹂躙が開始された。
 ラル隊が攻撃に出て20分後、ガンダムF91部隊は全て沈黙した。

 ユーリ「さて、ラルさん悪いけど、ここからはガルマ兄と合流してくれる」
 ラル「ユーリ様。それは一体」
 ユーリ「これから先は君達の入る場所では無いんだ。俺と『神』との戦いなんだ」
 ラル「な、何ですと『神』! 『神の転生者』では無いのですか」
 ユーリ「違うよ」
 ラル「ルール違反だ! それでは我らの勝ちでは無いですか」
 ユーリ「それも違う。我らジオンに負けは許されない。例え相手が『神』であろうと」
 ラル「ユーリ様。今回だけは何があっても、一緒に戦わせていただきます。

 ユーリはラルの方を向いて言った。

 ユーリ「ランバ・ラルそして隊員の諸君。諸君達の武勲は俺が良く知っている。だが連れてはいけない。何故なら悪いが足手まといだからだ。それ程『神』の力は俺より格上である。そんな場所に『イレギュラー』の俺以外は不要よってここからガルマ部隊との合流を命じる以上だ」
 ラル「ユーリ様。あなたはもしや最初から知っておられたのですか?」
 ユーリ「まあね。これが俺の最後の戦いになる。誰にも見せたくないんだ分かってよ、ラルさん」

 ラルと隊員は全員泣きながらも素晴らしい敬礼を見せた。

 ラル「ラル隊これよりガルマ様と合流します。ご武運を」
 ユーリ「ラルさん、みんな今迄ありがとね。行って来る」

 俺は1機で奥へと進んで消えた。


 ラル「ラル隊これよりガルマ様の元に・・・・ラル隊戦闘準備ユーリ様の後を追わせるな」
 
 「「「「「「「「「「「「「「潰せ!」」」」」」」」」」」」」」」」

 ラル隊26機がジェスタ2000機と激突した、怒りを込めて。





 再びサイド3では地球から戻ったゲッターロボ達がインベーダーと激戦の真っ最中だった。

 ジオン隼人「竜馬! いつかの星食いだ」
 ジオン竜馬「くそっ。5つもいやがる。シャインスパーク1発だけじゃダメだな」
 ???「それは心配無用だ」

 突然、声と共に巨大な手が宇宙に現れ、星食い達を握り潰した。
 
 ジオン竜馬「ゲッターエンペラー何であなたがここに?」
 エンペラー「お前達を迎えに来たのが理由の1つだ」
 ジオン竜馬「そうかその時が来たんだな。でも1つって後の理由は?」
 エンペラー「『神』を倒す為だ。お前達の最後の敵は転生者では無い『神』自身だ」
 ジオン竜馬「『神』! 『神』だとそんなのおかしいじゃねえか」
 ギレン「割り込んですまんな。エンペラー殿、今言われた事はまことか弟が向かっているのでな」
 エンペラー「真実だ。弟さんは以前から知っておられた。それでも立ち向かっておられる」
 ジオン竜馬「規則破りだ。相手が『神』自身なら俺達の勝ちだ」
 ギレン「違う。ユーリが向かっている以上『神』すらジオンの敵倒すまでだ」
 
 ギレンは叫んだ、吠えたのかギレンの声が戦場を駆け巡った。

 ギレン「ジオン軍の諸君! 私達の最後の相手は『神』だそうだ。弟ユーリは今『神』とすら戦おうとしている。ルール等もう無意味だ、だが私はユーリを信じ最後までサイド3を守る。勝つのは我らジオンだ」
 サスロ「神の軍勢を潰せ! 根絶やしにしろ」
 キシリア「サイド3に触れる事すら許すな!」
 ハマーン「ユーリの奴。負けるでないぞ。『神』が相手『大魔王の転生者』として望むところだ」

 ゲッターエンペラーは前進を止めた。
 
 エンペラー「あなた方は強いな。私のチームに迎えたいぐらいだ。私も待とう。人が『神』を倒す所をを見たくなった」
 ジオン竜馬「エンペラーすまないがそう言う理由なら時間をくれ。この戦いの最後まで」
 エンペラー「構わん」


 そこに又バジュラがバトルギャラクシー軍団がククトニアンの大部隊が連邦軍、ガミラス艦隊、バッフクラン軍達の第2陣が現れた。
 それだけではないアニメに出てて来た、ありとあらゆる侵略者達が現れた。

 ギレン「見よ。これが『神」も必死になっている証拠だ。人間に負けるのを『神」が恐れているのだ。ジオン軍の勇者よ勝てるぞ。恐れを抱いた者に我らジオンが負けるものか」

 そう言ってギレンも出撃していった。


 
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