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ポケモンストーリーズ

作者:西森
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ヒトカゲ、頑張る

ポケットモンスター

縮めてポケモン

この世界には軽く700を越えるポケモンが存在する。

これは人間のいないポケモンだけの世界の物語

トカゲ村

ヒトカゲA「進化ーっ!! 」

パァーッ!!

リザードA「進化成功! 」

この世界でのポケモン進化はレベルではなく、アニメのように何かがきっかけ等で進化ができる。

リザードB「進化おめでとう 」

リザードC「これでお前も一人前だな 」

そして進化は一人前の証しでもあったのだが

この村にいる多くのヒトカゲがリザードに進化していくなか

ヒトカゲ「うおぉーーっ!!進化~~っ!! 」

ただ一人、同世代のなかで進化できていないヒトカゲがいた。

リザードA「見ろよ。またあいつだけ進化できてないぜ 」

リザードB「かわらずの石や進化キャンセルしてるわけじゃないのに変わった奴だよな 」

リザードC「やっぱりあいつは落ちこぼれなんだよ 」

周りのリザード達がヒトカゲを馬鹿にするなか

ヒトカゲ「うっせぇ馬鹿野郎共が!!俺はビッグになるんだ。リザード程度の進化で喜ぶテメェらとは違うんだ!俺はリザードを越え、一気にリザードンになるんだ!! 」

そう宣言するヒトカゲ

この村では最終進化系であるリザードンに進化すると

勇者の証しとして、村の外に飛び立つことが許される。

だが、そのためにはリザード以上の過酷な経験値が必要なため数は少ないのだった。

リザードA「ぷっ!!笑っちまうぜ 」

リザードB「リザードにすら進化できないお前がリザードンになれるわけねぇだろうが!! 」

リザードC「夢を見るのも大概にしろ 」

ブチンッ!!

馬鹿にされ続けたヒトカゲの何かが切れ

ヒトカゲ「俺を馬鹿にすんじゃねぇ!! 」

リザード達に向かっていったが

リザードA「ヒトカゲがリザードに勝てるわけねぇだろ!! 」

リザードB「身分をわきまえろ!! 」

リザードC「やっちまえ!! 」

ドガバキンッ!!

進化の差による強さは大きく、返り討ちに遭っていた。

すると

老リザード「こりゃ!やめんかい!! 」

村の村長である老リザードが現れた。

リザードA「やべぇ!?リザージイだ!! 」

リザードB「逃げろ!? 」

老リザードことリザージイの登場により逃げるリザード達

リザージイ「大丈夫かヒトカゲ? 」

ヒトカゲ「けっ!余計なことしやがって!あんな奴ら俺一人で十分だったんだよ! 」

素直でないヒトカゲであった。

リザージイ「ヒトカゲよ、たしかにお前は同世代と比べて進化が遅い。じゃがお前だっていつかは立派な男になれるじゃろう。儂らヒトカゲ族が宝と拝める大火炎に誓ってな 」

リザージイはそうヒトカゲに言うが

ヒトカゲ「アホくさ、今時そんな台詞なんか聞くわけねぇだろが 」

リザージイ「こりゃ!! 」

ダダダッ!!

ヒトカゲはリザージイの前から去っていった。

その夜

ヒトカゲ「ちくしょう。みんなして俺を馬鹿にしやがって!俺は必ずあいつらより先にリザードンに進化してやるぜ!そのために早く寝なきゃな 」

そしてヒトカゲは寝た

この時は明日も同じような日々があると思っていたが

次の日

ヒトカゲ「ふあ~!よく寝たなぁ 」

目覚めたヒトカゲが外に出てみると

ざわざわっ!

村のみんなが一ヶ所に集まっていた。

ヒトカゲ「どしたのみんな? 」

リザージイ「おぉヒトカゲ、あれを見んかい 」

リザージイが指した先には

ブーバーン「これで村の奴ら全員が集まったようブバな 」

ブーバー率いるブーバーンがいた。

リザージイ「お主らは何者じゃ!? 」

ブーバーン「我らは皇帝様の帝国軍。この村は皇帝様の支配下におかれるブバ 」

ようするにブーバーン達は侵略しに来たのだ。

ブーバーン「村の奴らは皆、奴隷とする。わかったらとっとと捕まるブバ! 」

そんなことを言うブーバーンに

リザードA「ふざけるな!皇帝だか何だか知らないが誰がお前らなんかに従うか! 」

若いリザード達がブーバーンに向かっていった。

だが

ドカァッ!!

リザードA「ぐふっ!? 」

ブーバーン「帝国軍の力をなめるなブバよ! 」

軽い一撃でぶっ飛ばされてしまった。

ブーバーン「野郎共、帝国軍に逆らったらどうなるか教えてやれブバ! 」

ブーバー達『ブー!! 』

うわぁーーっ!?

ブーバーンの指示のもと、部下のブーバー達が暴れだし、次々とリザードやヒトカゲ達に襲いかかった。

リザージイ「やめろ!やめてくれい!? 」

暴力を止めようとするリザージイであったが

ブーバーン「気安く触るなブバ! 」

ドカァッ!!

リザージイ「ぐふっ!? 」

ブーバーンが容赦なくぶっ飛ばした。

その時!

ヒトカゲ「や…やめやがれーっ!? 」

ヒトカゲがブーバーンに向かっていったのだが

ブーバーン「うるさい奴ブバめ! 」

ガシャッ!!

ブーバーンは腕を引っ込め、狙いを定めると

ブーバーン「消えやがれブバ!! 」

ドッコォーーンッ!!

腕から火球を繰り出してきた。

リザージイ「避けるんじゃヒトカゲ!? 」

リザージイは避けるよう叫ぶが

ヒトカゲ「避けてたまるかぁっ!! 」

ガシィッ!!

ヒトカゲは避けずに火球を受け止めようとした

だが

ゴォッ!!

ヒトカゲ「がはぁっ!? 」

リザージイ「ヒトカゲーっ!? 」

勢いを止めることはできず、そのままぶっ飛ばされ

ドカァッ!!

村の宝である大火炎の中に落とされてしまった。

ボオォッ!!

ヒトカゲ「あ…熱い!?体が焼けちまうようだ!? 」

炎タイプといえども大火炎には耐えきれず、焼かれてしまうほどであった。

ヒトカゲ「ち…ちくしょう!!このまま死んじまうのか!?いや… 」

ヒトカゲ「そういうわけにはいかねぇよな!! 」

カッ!!

一方

ブーバーン「さぁ、やれやれ!暴れまくれブバ!! 」

ブーバー達『ブババッ!! 』

リザード・ヒトカゲ達『ひぃっ!? 』

ブーバーン達の暴力行為になすすべなく敗北してしまうリザード・ヒトカゲ達

ブーバーン「小さな村だが侵略すれば皇帝様よりお褒めの言葉がもらえるかもブバな!ブババッ!! 」

今から笑いが止まらないブーバーンであったがその時!

ドッカァーーンッ!!

ブーバーン「何事ブバか!? 」

突然大火炎が噴火すると

ズンッ!

ズンッ!!

大火炎の中から

リザードン「テメェら、絶対に許さねえぞ!! 」

バァンッ!!

リザードンが現れたのだった。 
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