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ジオン公国転生記

作者:正博
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第42話 銀河漂流バイファム編

 ベルウィック星のアゾレック基地に降り立ったが基地は攻撃を受けた後だった。
 基地ではラウンドバーニアン(RV)で戦っていた少年バーツと合流したが、襲撃を受けた際に気絶していた為他の人がどうなったかは知らなかった。
 シャトルを基地の格納庫へ隠すと、全員で使える物、施設、資材等を調べた結果、司令センターが使える事が分かりクレーク博士が無線を全周波数で呼びかけたが応答は無かった。
 

 クレーク「ジワイメルウ基地へ行って来る」
 ユーリ「行っても無駄だよ。答えないって事は無線封鎖している・もう破壊されてる」
 クレーク「それでも確認に行って来る」
 ユーリ「行かない方が良い理由、博士が死んだら女子供だけになる、行かない方が良い理由、敵がうろうろしているところにほいほい飛行機飛ばしたどうなる行った先が迷惑する、帰って来てもここにいますと教えるだけ。博士はさ少し落ち着いた方が良いよ。遺跡ああ環境再生装置ねそれが気になって焦りがでてるよ」
 クレーク「ちょっと待て。何故遺跡が環境再生装置だと分かる」
 ユーリ「知っているから」
 クレーク「君は一体何者だ?」
 ユーリ「名前はユーリ、地球人だよ。別世界の」
 クレーク「別世界?もしかして平行世界の事か」
 ユーリ「ご名答」
 クレーク「・・・・しかしこのままでは子供達が」
 ユーリ「行ったら死ぬよ100%確実に」
 クレーク「だったらどうすればいい」
 ユーリ「いるじゃない子供達が馬鹿にしてない子供を。ジェイナス号が練習艦で良かったじゃない。もう一つ言い忘れてた環境再生装置は敵のコンピューターを狂わす波長が出ているんだでなきゃ廃棄寸前の練習艦がここまで来られると思う。それに護衛は俺がするロディ・バーツ場合によってはマキにも出てもらうただし前に出るのは俺だけ撃ち漏らしを排除するのが役目」
 クレーク「だが君達子供達に戦闘は無理だ」
 ユーリ「ふうー。死にたいなら行けばいいもう止めないよ。ただね子供達の為行く?死んで責任放棄するのに、子供14人女性1人放置するんだ。みんなは博士を信頼しここまでついて来た、博士はそれを裏切ろうとしている。無責任だね」
 ケイト「博士はみんなの事を思って」
 ユーリ「博士が死んだらケイトさんあなたに、14人の子供達の責任がのしかかるけど耐えらるの?『銀河漂流バイファム』俺達はこの世界の事をそう呼んでいる。あなた方には現実でも俺達には物語なんだ。だからこの先起こる事が分かる。博士が死にあなた方だけになる、結局ここ離れジェイナス号に戻る。そして地球に一旦飛ぶがすぐ進路を変える、何故なら両親が敵に捕まりタウト星に連れて行かれたから」
 ケイト「結末は?」
 ユーリ「それは教えられないと言うか分岐でどう変わるか読めない。それにね俺達にも敵がいてねそいつがストリーを書き変えたがってるんだ自分用に。俺は我満でねオールハッピーエンドしか望まない」
 クレーク「・・・・・分かった。君を信じよう、でこれからどうするのかね」
 ユーリ「博士を含めRVの操縦を覚えてもらう。ケイトさんにはコンピューターの取り扱いの教育。悪いが俺は別行動だ俺の戦闘マシンのチューンアップしなきゃならないんでね」


 こうして俺はいきなり原作ブレイクしたがまあいいだろう、ケイトさん好きなキャラクターだから幸せになって欲しいし。


 俺は結界を張るとRV用の整備施設を使い『ブラッディ』のチューンアップを行った。
 何度か敵と遭遇仕掛けたけど1か月間子供達はRV、コンピューターとかなりのレベルまで上達した。
 これなら身を守れるだろう。
 俺は博士とケイトさんに序盤の展開を教え、最初は地球に向う事を告げた。


 クレーク「それでは地球に向かうのかね」
 ユーリ「違うよ。航路の途中でククトニアンの逃亡者を拾います。この人は平和主義者で追われています。この人が色々な情報をくれるのですが気を付けないといけない情報があります。カチュアの事ですカチュアはククトニアンです]
 ケイト「何ですってカチュアが・・・」
 ユーリ「この情報は洩れますのでみんなに話した方が良いでしょう。それからケイトさんもしカチュアが逃亡してもあなたは追わない様に。カチュアを追ってあなたが宇宙で行方不明になるんです。敵は俺だけでいいので、ロディを向かわせます」




 取り敢えず序盤のやばそうなところは話したが、実際その場にならないと何が起きるか分からん要注意だな。
 そうこうしている内にジワイメルウ基地が敵の総攻撃を受け壊滅した。
 これで軍人の手は借りれなくなったみんなは話し合い、自分達でジェイナス号を動かして地球を目指そうと言う事になった。
 隠してるシャトルに食料等を積めるだけ積み込むと、シャトルを発進させ第2宇宙ステーションに戻って来た。
 ジェイナス号は無事だったので、荷物をジェイナス号に乗せ換えた。
 もたもたしていると敵の襲撃がいつあるか分からないので、みんな自分の出来る事を精一杯やってなんとかジェイナス号は出航出来る様になり急いでベルウィック星を離れた。
 脱出して1度だけ敵の攻撃があったが、みんなの協力で撃退した。
 そして遂に問題の地球製の脱出艇が発見されたのである。
 ジェイナス号に大混乱が起こるとも知らずに救助されたのである。

 ユーリ「ここが第一ポイントここで大きな変化が出る、さて敵はどう動くかな相棒」


 それからしばらくは看護を受けていたククトニアンだが敵の攻撃の際自分が囮となりジェイナス号を逃がし宇宙に散っていった。
 ジェイナス号の乗組員全員を巻き込む重大なメッセージを残して。
 

 クレーク「なんて事だこれでは地球人の方が侵略者ではないか。それにカチュアは被害者だ」
 ケイト「ユーリ。あなたがクレーク博士を止めてくれた理由が今分かったは、こんな重大な件私1人では」
 ユーリ「カチュアも含めて全員ブリッジに集めてください。そこで全て明らかにします」


 全員がブリッジに集まったのでククトニアンの残したメッセージを聞かせた。


 ケンツ「カチュアがククトニアン敵じゃないか」
 ユーリ「カチュアは敵じゃない。襲ってきた地球の軍隊が敵だ」
 ケンツ「なんでさククトニアンが」
 ユーリ「お前自分の都合の悪い所だけ聞いて無いのか。平和に暮らしていたそれも非武装の人達を攻撃したのは誰だ」
 ケンツ「・・・・・・・」
 ユーリ「答えろ」
 ケンツ「ち、地球軍だけど・・・」
 ユーリ「良く言えました。カチュアにお前は撃ち殺されても文句ないな」
 ケンツ「えっ」
 ユーリ「お前よくみんなに自慢しているよな。俺の兄ちゃんは軍人だと」
 ケンツ「俺の兄ちゃんは別の星にいて」
 ユーリ「だから何だ地球軍だろ。お前カチュアがククトニアンだから敵と言った、だったら地球軍であるお前の兄弟もカチュアから見れば敵だその家族であるお前もだ。今回ここにいる全員が地球軍の作戦の被害者だそこのとこを考えて口にしろ」
 ケンツ「・・・カチュア・・・ごめん」
 カチュア「いいのよ私が異星人であることに変わりはないわ」
 ユーリ「カチュアにも言っておく。異星人だからなんだ。こんなとこまで来て異星人の仲間1人作れないならこの世界は終わりだな」
 ロディ「この世界は終わりって違う世界を知っているみたいだな」
 ユーリ「知ってるよ。俺自体、別世界の地球人だからね」
 ロディ「えっ冗談だろ」
 ケイト「本当よ。じゃないとクレーク博士は死んでいたわ」
 ユーリ「さて時間だ。スコット戦闘態勢。敵が来るぞ」
 スコット「はぁいや。まだボギーも何も言って無いし」
 ユーリ「来るんだよ」

 ボギー「ケイコク・ケイコク・グレード5ニ・テキ・ハッケン」

 俺とロディとバーツは格納庫へ急いだ。

 バーツ「ユーリ。お前RVの訓練やって無いじゃないか」
 ユーリ「俺のはRVじゃないんでね・・・来い『ブラッディ』」


 格納庫に『ブラッディ』が現れた。

 バーツ「何だ? 急に戦闘機が」
 ユーリ「これが俺の相棒。先に行くハッチを開けてくれ」
 カチュア「ユーリさん登録はどうします?」
 ユーリ「ユーリで入れといて」
 カチュア「分かりました」
 ユーリ「出るぞ」
 ロディ「早いな。カタパルト接続」
 マキ「ユーリ敵と接触早い」
 ロディ「嘘だろ。こっちはやっと発進だよ」
 マキ「今日の敵40機物凄い数よ」
 バーツ「ロディ。急げユーリ1人じゃ」
 マキ「敵後5機ってうそー」
 ロディ「発進する」

 ロディのバイファムが出撃した。

 マキ「敵もう全滅よ。・・・待って新手よ100機! ロディ・バーツ早くユーリが死んじゃう」

 バーツのネオファムも出撃した。

 マキ「なんで敵すでに50機・・・30・・・・10・・・全滅・・・なにあれ変形してロボットになるし速度も異常だし」
 ロディ「マキ母船は?」
 マキ「8隻でももう終わってる」
 ユーリ「分かったんなら2人共早く戻れ」
 ロディ「なんでさ。もう終わったんだろ」
 ユーリ「ああお前達の敵はな。今度は俺用の敵だ。博士砲塔を全部収納特にケンツは見張らせてくれ」
 クレーク「何故だ」
 ユーリ「俺用の敵に手を出したら死ぬから以上」
 クレーク「スコット君急いで砲塔を収納。ユーリ君が本気で戦闘するぞ」
 マキ「なんで? 150機程落として本気じゃないの」


 俺は『イレギュラー』10機確かデュラッヘかと戦闘に入った。

 ユーリ「雑魚か。カチュアこいつらのデーター取ってボギーにシュミレーション組ませて」
 カチュア「分かりました」

 俺はデーター取りの為5分程遊んだ。

 ユーリ「ロディ・バーツ、敵を落とすってこうやるんだよ」

 俺はバトロイドになるとガンポッドを構えた。
 デュラッヘ10機が突然一斉に爆発した。

 ユーリ「分かった」
 バーツ「分かんねえよ!」
 ユーリ「1機を0.5秒で撃てばいいのに」

 俺はジェイナス号に戻ろうとしたが停止した。

 ユーリ「カチュア、ハッチ閉めて」
 カチュア「えっ」
 クレーク「どうしたんだ」
 ユーリ「すごくやばいのが来るから」
 ケイト「敵なの?」
 ユーリ「敵より怖い・・・兄達」
 ギレン「その通りだ大馬鹿者」
 クレア「お兄さんなら大丈夫じゃない」
 ユーリ「それがね。こいつをチューンアップするのに色々かっぱらってきたから」
 ハマーン「私も今回は堪忍袋の緒が切れたわ」
 ユーリ「カチュアやっぱりハッチ開けて」
 ハマーン「ハッチをこじ開けて引きずり出す」
 ユーリ「やっぱり閉じといてマジでやるから」
 ハマーン「当たり前だ」

 ボギー「ケイコク・ケイコク・ミカクニンカンタイニ・ホウイ・サレテイマス・スイテイ・イチマンセキ・トウボウカクリツ・0・000・・・・・」

 ユーリ「豪勢なお出迎えはありがたいのですがジェイナス号は無関係なので」
 ギレン「お前だけを捕まえれば逃亡するが、仲間を捕まえればお前は逃げん」
 クレーク「こちらに交戦の意思はない」
 ギレン「そちらには迷惑をかけるが、愚弟を捕まえるのに協力して欲しい」
 ユーリ「(どうせ捕まるなら、フルパワー試してやる)」
 ハマーン「早く捕まえろ。フルパワーを出す気だ!」
 ユーリ「フルパワー行けぇーーー」

 
 スロットルレバーをMAXにした。
 その時、『ブラッディ』が停止した、正確には動力が停止した。

 ユーリ「エンジンに細工したな、ギレン兄」
 ギレン「当たり前だ。危険な物を何もせず放置するか、戯け」


 ボギー「コレヨリ・ジェイナスハ・ジオンヘ・ニュウコウシマス」

 クレーク「ボギーそんな指示は出してないぞ」

 ボギー「サイコウヲ・ケンゲンシャノ・シジデス」

 ユーリ「みんなごめん。うちの兄のハッキングだ」
 スコット「僕等はどうなるんだ」
 ユーリ「何もしないから大丈夫。ただジェイナスとRVがね・・・」
 ケイト「私達にはジェイナス号もRVも必要なのよ」
 ユーリ「帰って来るから・・・・・・・・安心して」
 マキ「あいだの間が気になる」
 ユーリ「タウト星には向っているからね。遺跡でもういいや解析設備を借りるといいよ」

 
 こうして俺達はジオン公国機動船団へと連れて行かれた。



 
 

 
後書き
 すいません。
 また短編を18時30分にUPします。
 でも面白味は無いし、戦闘シーンも無いです。
 暇潰し程度に見てくれたら嬉しいです。 
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