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ジオン公国転生記

作者:正博
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第40話 真ゲッターロボ編

 真ゲッタードラゴンが遂に蛹から成長し、真の姿の真ゲッタードラゴンになった。
 だがまだ覚醒に時間が掛かるらしく現在休眠中であった。
 それと蛹から成長した際に地球上に広がっていたゲッター線を吸収しそれを宇宙に放出地上のゲッター線汚染は無くなった。
 しかしその膨大なゲッター線放出は宇宙中のインベーダーを呼び込むのろし代わりとなり、集まったインベーダーが木星に集合木星をゲッター線太陽とするべく動いていた。
 その為地球は不要となり壊滅する為大量のインベーダー襲来と木星の衛星ガニメデが地球にぶつける為に撃ち出された。
 インベーダーを迎え撃つ為宇宙に上がった各国のスーパーロボット達と真ゲッターロボ乗り込んだ竜馬・隼人・弁慶達はインベーダーと戦いながら迫りつつあったガニメデを破壊しょうとする。

 俺達ジオン軍も宇宙に上がりインベーダーと激戦を繰り広げた。
 宇宙ステーションにあったハイパーレールガンとジオン公国機動船団のソーラーレイがガニメデ破壊の為撃ち出されたがガニメデがインベーダーの浸食を受けてインベーダー化しており通じなかった。
 真ゲッターロボが単機でインベーダー化したガニメデに接近真ゲッターロボ最強武器ストナーサンシャインを撃ち込むが質量が違いすぎて歯が立たない。

 ユーリ「これはまずいな。あの大きさだと全ての攻撃を集めても破壊出来ない」


 みんなが諦めかけた時休眠から目覚めた真ゲッタードラゴンが地上から宇宙に上がって、その巨体から放たれたゲッタービームの1撃でガニメデを破壊した。
 その直後ジオンゲッターロボ・ジオンゲッターG・ジオン真ゲッターロボの3機が、なにを思ったのか真ゲッタードラゴンの前に立った。

 渓「あんた達そんなところにいると危ないわよ」

 ジオン真ゲッターロボのまね竜馬が言った。

 まね竜馬「渓さん。俺達に『ゲッタービーム』を撃ってください」
 渓「そんな真似できないわよ。死んじゃうよ」
 まね竜馬「覚悟の上です。俺達には聞こえるんです。こいつらが本気で戦わせろと言っている声が、だから俺達はゲッター線の進化のかけるんです」
 號「彼は本気でゲッターロボに魂を込めようとしている。よし撃ってやる」
 渓「號! 分かった」
 號「正気を保て気合を込めろ、でないとゲッター線に飲み込まれるぞ」
 まね竜馬「はい、やってください」
 號「『ゲッタービーム』」


 ガニメデをも破壊したゲッタービームが3機を飲み込んだ。

 まね竜馬「ぐおおおおー」
 まね隼人「ぐううゲ、ゲッター線に飲み込まれそうだ」
 渓「號危ないよ」
 ユーリ「ウチのメンバーを舐めてもらっちゃ困る。こいつらだってジオンで10数年戦い生き延びて来たんだ。半端な覚悟は欠片ももっていない」
 まね竜馬「ユ、ユーリ様。・・・・負けてたまるか」

 
 ジオンゲッターロボ達は溶けだし始めていた。

 渓「號もうやめて。限界だよ」
 號「分かっているが、真ゲッタードラゴンが止めようとしないんだ」


 その時輝く光が9つジオンゲッターロボ3機に衝突3機は輝きの中へと消えた。

 渓「ユーリの馬鹿。9人も死んだじゃないか」
 號「渓。落ち着いて、上を見ろ」
 渓「落ち着いてなんかいられない。・・・・・うえ・・・うそー!」
 ユーリ「言ったでしょ。舐めるなって」


 そこには3機の金色に輝くゲッターロボがいた、そして金色の輝きが消えた。
 ジオンゲッターロボはジオンゲッターG・ジオンゲッターロボGはジオン真ゲッターロボ・ジオン真ゲッターロボジオン真ゲッタードラゴンそれぞれに進化した。

 渓「うそ! 進化までしてる」
 ユーリ「おいジオンゲッターチーム好きに暴れていいぞ」
 ジオン竜馬「ありがてぇ。腕がむずむずしてたんだ大将。行って来るぜ!」
 渓「口調まで変わってるなんで?」
 ユーリ「あいつらは、憧れていた本物になったのさ」
 號「気配から全部ゲッターチームだった。凄いな渓、俺達も行くぞ」



 その頃本物の真ゲッターロボは無数のインベーダーと交戦中だった。

 竜馬「はあはあ。くそったれ全然数が減らねえ、どうなってやがる」
 ジオン竜馬「お疲れの様で下がってな」
 竜馬「誰だ! ぶっ殺すぞ」
 ジオン竜馬「俺達だよ。もう忘れたのか」
 竜馬「真ゲッタードラゴン。なんでてめえらが乗っていやがる」
 ジオン竜馬「なんで。俺達のだからだよ」
 隼人「竜馬、後ろを見ろ」
 竜馬「真ゲッターロボ・ゲッターロボGだと、どうなっていやがる」
 ジオン竜馬「ぐだぐだとうるせえ奴だな。口を動かさずに手を動かしやがれ」
 竜馬「てめえ後で落とし前つけてやる。覚悟しゃがれ」
 ジオン竜馬「面白れぇ。1度本物とさしでやりたかったんだ。逃げんじゃねえぞ」
 隼人「ちなみに聞くが後ろの2機にも俺達がいるのか」
 ジオン竜馬「当たり。4人まとめてバトルロイヤルといこうか」
 隼人「勝手にしろ」



 遅れて真ゲッタードラゴンがやってきた、そして辺りの惨状に驚いた。

 渓「親父! なにこの惨状てか、もういないじゃん敵」
 弁慶「4人の竜馬がケンカしながらやった結果だ。遅れてきて良かったぞでなきゃあ今頃ミンチだ」
 號「でかい奴が来る。それも異常にでかい」



 號の言う方向を見て全員一時黙り込んだ。
 それは宇宙の亀裂いや口だった。
 それも惑星ですら一飲みに出来るサイズの。

 竜馬「ありゃストナーサンシャイン程度じゃだめだな」
 渓「どうすんのさ」
 ジオン竜馬「簡単だろう。俺達はドラゴンに乗っているんだぜ」
 竜馬「そうか! ジジイなら積んでいる筈だ『シャインスパークを』」
 ジオン竜馬「しかも真ゲッタードラゴンが2機・真ゲッターロボが2機・ゲッタードラゴンが1機余裕じゃねえか」
 竜馬「號お前が合図を出せ!」
 號「全員の心を1つに合わせて・・・・・・今だ! 『シャインスパーク』」



 全ゲッターロボが1つの光に包まれて敵に突っ込んでいく。

 弁慶「渓、號、凱、お前達はここまでだ」
 渓「えっ。どういう事だよ親父」
 竜馬「ここから先は俺達の戦場だ。ゲッター線に魅入られた者のな」
  

 真ゲッタードラゴンが光から外れた。

 ジオン竜馬「俺達はついていくぜ」
 竜馬「お前達付いて来ても」
 ジオン竜馬「分かっている、送り返されるだろうな。だが1度だけ見たいゲッターの世界をいつか行く為に」
 竜馬「・・・お前達も物好きだな、勝手にしな。じゃな渓」
 弁慶「號。渓を頼んだぞ。渓じゃな」
 渓「親父!」




 通信が切れた途端、渓達の真ゲッタードラゴンは口の前で停止した。
 4機を包んだ光は巨大な口の中へと入り、そして巨大な口と共に消滅した。

 ???「流竜馬。お前達を待っていた。後の者にはまだ早い元の世界へ」
 ジオン竜馬「分かっている。だが少しだけでいい。いつか来る日の為に少しだけ見せてくれゲッターの世界を」
 ???「・・・分かった。1日だけやろう」
 ジオン竜馬「ありがとうございます」




 俺は待っていた消えたジオンゲッターロボ達を、そして『神の転生者』を。
 そして突然光の中からジオンゲッターロボ達が現れた。
 本物の竜馬さん達はゲッターの世界に、残り今も戦っているんだろうか。
 
 ユーリ「お帰り。ゲッターの世界は楽しめたかい」
 ジオン竜馬「それはもう」
 ユーリ「語らなくていい、それは君達の世界だ。いつか行くんだろ。大事に心の中へ閉まっておきなさい」
 ジオン竜馬「ありがとうございます。それで俺達をわざわざ待っていてくれたんですか?」
 ユーリ「うん、それもあるんだけどね。帰って来たとこ悪いんだけど、もう一働きして欲しいんだけど」
 ジオン竜馬「構いません、それで敵は?」
 ユーリ「おーい。スティンガーとコーウェン、それと早乙女いや『イレギュラー』いつまで隠れてるつもりだ」
 ジオン竜馬「そういやあの2人見かけなかったな。でも早乙女博士は」
 ユーリ「生きてるよ。ああ君達は間違っても早乙女に手を出したらダメだだからね」
 ジオン竜馬「分かりました」
 ユーリ「君達が帰って来たしもう待っているのも飽きた。スティンガーとコーウェンは3機に任せたからね。あいつらはあの星に擬態してるよ」



 それを聞いたゲッターロボ達がその星にゲッタービームを撃ち込んだ。

 スティンガー「酷い事をするね。コーウェン君」
 コーウェン「うん全くだよ。スティンガー君」 
 
 ジオン竜馬「出やがったな、スティンガーとコーウェン。本物が心残りにしてたからな、ここで消滅させてやるぜ」

 スティンガー「物真似猿の分際で勝てる気でいるよ。コーウェン君」
 コーウェン「全く無知って怖いね。スティンガー君」

 ジオン竜馬「はぁっ。お前等恰好付けているが敗北者だってな。全部聞いたぜ、戦いもせずに逃げったってな」

 スティンガー「・・・・・・」
 コーウェン「・・・・・・」

 ジオン竜馬「エンペラーが怒って艦隊を出すって言うんで、俺達で始末するって言ってきたんだ。さあ始めようか」



 スティンガーとコーウェンは合体して巨大化した。

 ジオン竜馬「やっとやる気になったか『ゲッタートマホーク』行くぜ!」


 スティンガーとコーウェンは口から大量のインベーダーを吐き続けたが3機は邪魔だと言わんばかりに切って捨てて行く。
 焦った2人は更に大型のインベーダーを出すが3機は止まらず迫って来る。

 ジオン竜馬「いい加減鬱陶しいだけで暇潰しにもならん。もう消す『シャインスパーク!!』」


 たった1発のシャインスパークで2人は消滅した。
 1日でこれ程変わる世界とはいったいどんな世界なんだろうねゲッターの世界って。


 ユーリ「ねえまだそのロボット完成しないの、だったら反応弾ぶち込むけど良い」
 早乙女「馬鹿な奴さっさと攻撃しておれば死なずに死んだものを」
 ユーリ「それはいいから、なんで早乙女に化けてるの」
 早乙女「ゲッターロボを作るのは早乙女博士に決まっているだろうが」
 ユーリ「なんだ期待して損した『ブラッディ』斬殺モード・・・・・落葉」

 『ブラッディ』に変化は見られなかった。

 早乙女「もう遅いこれこそが究極ゲッターロボ名付け・・・・な・に・を・し・た・・・・・・・」


 早乙女が倒れ伏した大量に血を流してその体には無数の刀傷があった。
 早乙女が作っていたゲッターロボもバラバラになり宇宙を漂った。
 スティンガーとコーウェンを楽々片付けたゲッターチームですら何があったのか分からずにいた。

 ユーリ「お互い暇潰しにもならなかったね」
 ジオン竜馬「いやいやいや。今のなんです。全然見えなかったんですが」
 ユーリ「秘密」


 ユーリは楽し気にジオン公国機動船団へ帰って行った。

 ユーリ「ギレン兄。今回は技術的には収穫少なかったね」
 ギレン「ゲッター線関係の技術と重陽子ミサイル程度だったな」
 ユーリ「重陽子ミサイル! どうやって取ったの」
 ギレン「ハッキングで簡単に取れたぞ」
 ユーリ「ギレン兄が喜んでるならいいけどね」


 ジオン公国機動船団はこの世界から姿を消した。



 
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