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FAIRY TAIL 魔道を歩む忍

作者:コロナ
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二人の救世主の章
  第五十一話 兄妹喧嘩

ジュビアはレイに臆することなく両手に魔力でできた水を纏う

「フンッ!!」

それを見たレイは再度水の滅竜魔法を全身に纏う

「くそっ...!!」

しかしグレイは先程からレイによるダメージ受けていた為かなかなか力が入らずにいた。それを見たジュビアが

「グレイ様は少し休んでいてください。ここはジュビアがやります!!」

「!?」

グレイはその台詞に驚き

「バカヤロウ!!お前ひとりで勝てる相手じゃねぇ!!俺もやれる!!」

しかしジュビアは首を縦に振ろうとはしなかった。それもそのはず。グレイは今あばらの骨が数本と右手の拳が砕けており今の状態では戦うのは不可能に近かった。もし自分がそれを承諾してしまえば確実にグレイは殺されるだろうと考えたからだ

「どうした?グレイ・フルバスター。来ないのか?」

レイはフッと笑みを浮かべるとグレイに急接近し攻撃を仕掛ける

(クソッ!!体が動かねぇ!!)

グレイは頭の中では避けられると思っていても身体が言うことを聞かずに動けないでいる

「終わりだグレ――」

そう言いかけた瞬間にレイの体が吹き飛ばされ岸壁にたたきつけられた。やられた本人はもちろんのことグレイも突然の出来事に硬直していた

「ジュビア...」

「ここはジュビアに任せてください」

ジュビアはニコッと笑いグレイに何かを告げてからレイの元へと走り去っていった

「...」

グレイはその後ろ姿を見ているしかなかった




「やるな。あのオレのスピードについてこれるとは」

「ジュビアだって今まで遊んで暮らしていたわけではありませんでしたから」

「さすがはファントムロードのエレメント4にまでなっただけのことはあるな」

レイは二ィと笑みを浮かべる

「さぁ!!こいジュビア!!お前の本気をオレに見せてみろ!!」

「ウォーターカーネ!!」

鞭となった水流が横一線にレイへ向かう。レイはすかさずジャンプしそれをかわし、空中で息を吸い頬プクゥと膨らませた

「水竜砲丸!!」

ナツやガジル、ウェンディのブレスとは異なり少しずつ口から砲丸のように水を発射する。ジュビアはそれを避けようとするが、反応が一瞬遅れ左肩をかすめてしまった

「くぅ..!!ウォータースライサー!!」

水のカッターをレイに向けて発射した。着地したタイミングでの攻撃。レイはそれをくらいのぞける

(なんつー威力だ。こいつこんなにも強く...)

レイが感心したのも束の間

「はああぁぁぁっっ!!!」

「っ!?なんだ?」

レイが気づいた時には遅かった。ジュビアはレイを水でドーム状に囲いこんでいた

「これは...」

ジュビアは手を掲げレイに言い放つ

「グレイ様をあんな目にあわせたあなたをジュビアは許さない!!」

ジュビアは掲げていた手を振り下ろす

水流強襲(ウォーターアサルト)!!!」

それと同時にドームの内側から無数の水弾がレイを襲う

「ぐわああぁぁっ!!」

一発一発がとてつもない威力であり確実にレイへダメージを与えていった。ドームの中は砂埃で見えなくはなっていたがそれでもレイの悲鳴はやむことはなかった

そしてそれがやむのに約30秒ほどの時間を有した

「はぁ..はぁ..はぁ..」

先程の大技で余程体力と魔力を消費したのかジュビアは息切れを起こしていた。水のドームも維持できなくなりそのままバシャンと砂を濡らした

「こ...これで..倒せた...」

安堵の息を漏らすジュビアだったが

「効いたぞ今のは」

「!?」

その声の主にジュビアは驚愕した。レイは立っていたのだ。しかし全身血まみれになっており息も切らしていた

「こんなに強くなっていたとは正直誤算だった..だが!!」

レイはすかさずジュビアに殴りかかる。大量の魔力を消費し動けないジュビアはまともにくらってしまう

「水竜の鉄槌!!」

両手に水を纏いハンマーパンチを繰り出す。それをくらったジュビアは地面へ叩きつけられる

「ジュビア!!」

グレイがジュビアの名を叫ぶ。ジュビアはふらふらになりながらも立ち上がる。その額からは血が流れている。しかしジュビアの闘志は消えていなかった

「ウォータージグソー!!」

身体の周りに水を生み出しそれを纏いながらレイへ突っ込んでいく。しかしその攻撃は簡単に受け止められてしまった

「無駄だ。その程度ではいくらやっても――!?お前、なんのつもりだ!!」

ジュビアはレイの体をがっちりとつかんでいる

「グレイ様!!今です!!」

ジュビアの陰から今まで無警戒だったグレイが姿を現したのだ。左手と右肘に氷のブレードを発現させていた。今まさにそれでレイを切り刻もうというのだ

「ま、まて!!そんなことしたらこいつだってただじゃ済まないぞ!!」

「いえ。斬られるのはあなた一人。だって――」

次の瞬間ジュビアの身体は水へと変わりレイの拘束を解く
 
「氷刃・七連舞!!!」

「ぐああああぁぁッッ!!!」

氷のブレードがレイを切り刻む

「ジュビアの身体は水でできている。これはあなたが教えてくれた魔法...」

レイはそのまま地面へ倒れるかと思いきやそのまま踏みとどまった

「なに!?」

「オレは負けるわけにはいかねぇ!!負けたらこんな身体(・・・・・)になった意味がねえんだよ!!!」

レイは名いっぱい息を吸う

「グレイ様まだいけますか!?」

「だいぶ休ませてもらったからな。いけるぜ!!」

二人は一気に魔力を高める


だがレイは二人の方向ではなく自分の真後ろへとブレスを放った

「あ!?」

「なんで...?」

二人は困惑した。だがレイがそうした理由がすぐに理解できた

「あなたは...」

「現れやがったか...よりにもよってこんな時に...」

その場に現れたのはかつて二人を一撃で倒し九尾を復活させた仮面の男。だが今回は二人は眼中には無い様だ

「レイ。今までご苦労だったな」

「あ?」

と次の瞬間仮面の男の手刀がレイの身体に突き刺さっていた

「がはっ..」

吐血したレイ。一瞬何が起こっているのかわからなかった。無論グレイとジュビアも同様だった

「お前の中のラクリマは回収させてもらう。いい感じに魔力も溜まっただろうしな」

腕を引き抜くとレイは力なく倒れ仮面の男の手には青く輝くラクリマが握られていた

「運がよかったなお前たち。今はお前たちにかまっている時間はないのでな」


そう言い残し渦を巻き男はその場から消え去った

「ぐうぅ..くそぉ...がはっ..!!」

吐血しながらも立ち上がるレイ。グレイは身構えるが

「安心しな..もう魔力なんてこれっぽちもねえよ...」

レイは気を失い地面へ倒れそうなところをジュビアは受け止めレイを担ごうとする

「なにやってんっだよジュビア!!そいつは敵だぞ!!」

だがジュビアは

「確かに兄さんは敵です。でも私は聞きたいことがあるんです」

「聞きたいこと?」

ジュビアは頷く

「みんなのところへ連れて行きましょう」

「連れていくったってどうやってだよ」

ジュビアが空へ指をさす。グレイも見上げると

「お?ありゃぁ確かキョウの」

この戦いが始まった少し後にキョウはマサムネに空から偵察するように指示しており強大な魔力のぶつかり合いを感知したマサムネが海岸の上空へと来ていたのだった

「お二人ともご無事ですか!?」

戦いが終わったのを見計らって降りてきたマサムネ

「まぁ..無事っちゃ無事たけどな」

「それよりウェンディのところへ!!」

マサムネは瀕死のレイを見て察知した

「承知しました。お二人とも私の背中へ」

マサムネは三人をのせて飛び立った

「他の皆さまはもうフェアリーテイルのギルドへ集まっております。街の生存者も含めてです」

「それにしても腹が立つぜ。街をこんなにしやがって」

「それも含めて兄さんから聞き出しましょう」

マサムネはその大きな羽を広げ全速力でギルドへ飛んで行った


 
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