| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三十八話

「やぁ、少年。会いたかったよ」

「俺は会いたくはなかったですよ…臥煙伊豆湖さん…」

そしてその横に座る女性…

「臥煙さん、こん子誰なん?」

「紹介するよ、彼女は影縫余弦…私の後輩だ。
余弦、この子が例の男の子だ…」

「ほーん…私は影縫余弦っちゅーんや。おおきに」

ふーん…この人が暴力陰陽師か…

いや、そんな事はどうでもいいか…

「どうも、織斑一夏です。宜しく御願いします」

「礼儀正しい子やなー」

すると臥煙さんが笑いだした。

「どないしたん?」

「いやいや、礼儀正しいねぇ…初対面の時は物凄く警戒されたものだよ…それに今も私を警戒しているね?」

あったりめぇだバァカ。

「へー?そうですかそうですか…結構な割合で式を打ってくるストーカーを警戒しないはずないでしょ?」

一応、式を打たれたと思ったら破壊するし、ラボ周辺は結界がある。

あそこ一帯に何か有るとわかっていてもそれ以上はわからない筈…

「ちょい待ちぃ、臥煙さん、アンタそないな事しとったんかいな?」

「おや?やっぱりバレてたんだねぇ…」

「白々しいぞ、ったく…毎度毎度式の組み方変えやがって…」

暇人かっつーの。

「いやはや…私が使える最高の式を壊された時は驚いたよ…
あれを組むのに2日かかったんだよ?」

「知ったこっちゃねぇよストーカー女。
そんな事に時間かけるな、妖怪退治でもやってろ」

「ほう?」

ん?

「なんですか影縫さん?」

「一夏君って…怪異の事知っとるんかいな?」

「ええ、知ってますよ。じゃなけりゃこのストーカーの式なんて壊せませんしね」

「ほーん…」

「俺の要求は一つ、俺に…いや、俺達に対して探るのをヤメロ」

「いいよー」

「その言葉に偽りは無いな?」

「ああ、勿論だとも」

「そうか…」

そして俺は席を…

「ああ、そうだ…」

立てなかった。

「白騎士に宜しく頼むよ」

なに?

「何言ってんだ?」

「えー?だって…君のおねーさん…白…」

遮音フィールドキャスト。
異相変動キャスト。


「な、なんやコレ…アンタがやったんか?」

影縫余弦の事は無視。

影縫余弦も遮音フィールドで覆って置いた。

「おい、テメェ…何が目的だ?」

「いやいや、日本を救った英雄には感謝を贈らないとね…
そうだ!君にも感謝しないと行けなかった!
日本を救ってくれて感謝するよ…白騎士の片割れ君?」

圧切キャスト。

「いいから答えろ。お前の目的はなんだ?」

爪を起点とした圧切を臥煙伊豆湖の首筋に当てる。

「いやいや、他意は無いとも」

信用できない…

「安心してくれ、君達に敵対する気は無いよ。
私だってISには敵わないからね」

「白々しい…」

「いやいや、本当さ」

「そうか…いいだろう。ここは一旦信用しよう…あぁ、そうだ…」

誓約を使おう。

「臥煙伊豆湖」

「なんだい?」

誓約…キャスト。

「俺達の事を口外しないと…誓うか?」

「コレは…成る程、悪魔の契約書かい…
いいとも、君達の事を口外しないと誓おう」

解除の鍵は…俺の手の甲へのキスでいいか…

絶対やらんだろうしな…

彼女のゲート…意識と無意識の境界に働きかけ、行動を制限する。

誓約…完了。



コレで臥煙伊豆湖は俺達の事を話せない…

遮音フィールド、異相変動、ディキャスト。

「あ…おい、一夏君…さっきの…魔術かいな?」

「だとしたら?」

「あぁ、いや、なんでもあらへんよ…」

「じゃぁ、俺はこの辺で」

今度こそ席を立つ。

「何か食べて行かないのかい?」

「待たせてる奴が居るんでな…」

席から離れ、カフェを出る。

「コレで心配事が一つ減った…いや、かえって目をつけられただろうが…まぁいい。
その時は…」





消すだけだ。 
 

 
後書き
この話で一夏が臥煙さんに敵対も辞さない対応をする理由。
臥煙さんは北白蛇神社で一夏を見てからスカウトを考え、暇潰しに式を使って様子を見ていたら式を消されました。
その後試験のつもりで式を打っていたら嫌われました。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧