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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話

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第十九話

始業式が終わった教室。

学活、もしくはLHRの時間だ。

「皆さん!おはようございます!夏休みはいかがでしたか?」

あ~夏休み終わっちまったなぁ…橙のボディが…

「たのしかったー!」「うみいったの!」

とかまぁ煩いこと煩いこと…

「さて皆さん!二学期には何がありますかー?」

「「「「うんどーかーい!」」」」

9月の最終週の日曜だ。

教室に掲示してあるプリントには『運動会種目その他決定』とある。

ああ、やりたくねぇな…

「では今からどの種目に出たいか選んでくださーい!」

「「「「「はーい!」」」」」

えーと、出られるのは…
徒競走(全員)
学年リレー(全員)
パン食い競争(希望者)
借り物競争(希望者)
障害物競争(希望者)

の五つか…上級生になるともうちょっと増えるのだがまぁ一年生ならこんな物か。

ああ、面倒臭い。

今は一年生だからまだいいけどさぁ、全員参加のチーム系競技って失敗したらめっちゃキレる奴居るよね。

リレーとかバトン落としたり抜かれたりしたら責任押し付けて来るクズ共な。

テメー等調子乗ってんじゃねーぞ誰が毎回毎回テストの平均点上げてやってると思ってんだ…すまない、ちょっとしたトラウマがな…

まぁこの競技内容ならどれも同じ様な物か…余った奴でいいか。

おやすみなさ~い…Zzz…


んぁ?余ってる競技は…借り物競争か…

「誰か借り物競争に出る人いませんか?」

担任も困ってるなぁ…助けてやりますか。

「ふぁい、俺がでま…ふぁぁ…」

あ、ねむ…

「はぁ…一夏君また寝てましたね?」

「いいじゃないっすか…ちゃんと宿題は出してるしテストだって満点取ってるじゃないですか…いったい!何が問題だというのですか!?」

どうだ!この完全なジョジョ立ち!

「居眠りを辞めなさい!あとその変なポーズも!」

くそう!この先生ジョジョ知らないのか!名作なのに!名作なのに!

「ええ、確かにそうですね…居眠りはいけないことです…」

「わかってるじゃないですか、そうすれば成績も上がりますよ」

「だが断る、この織斑一夏の最も得意とすることは自分が圧倒的優位にあると思っている奴に『NO』と言ってやることだ…」

どやぁ…

「あ、あ、あ、…」

どしたの?

「貴方はまたそうやってぇ!」

あ…やべぇ、そうじゃんこの先生って新任だったなぁ…

「廊下に立ってなさぁぁぁい!」

涙目だし…

「はーい、出てまーす。あ、種目は借り物競争で~」

ガララ、ガララ

え?ピッシャーン!ってやらないのかって?ソレやったらたぶんあの人今度こそ泣くんじゃね?

はぁ…廊下に出たけど…暇だな、橙のコアは置いて来たし…まぁ、寝るか。

Zzz…Zzz…

『ねぇ…ますたーってバカなの?死ぬの?』

「んぁ?橙?なんでいんの?」

たしかコアはラボに置いてきたはずなんだが…

『じゃぁ逆に聞くけど…私達に物理的距離が障害になると思ってるの?』

「ああ、うん、そうだったね。
で、なんか用?ボディなら来年の四月迄には仕上げられるぞ」

『いや、これと言って用はないけどさ、新任の女性教師泣かすって…鬼畜だね』

「いや、まさかあれで泣くとは…」

『あの教師がノイローゼになっても知らないよ』

「ああ、うん、そうだね、以後気を付ける、はぁ…コレからは多少まともに授業受けようかね…」

うん、そうしよう、俺が前世で特進クラスだった時に担任が来なくなったりしたもんな…結局理由はわからなかったけど…女子はなんか知ってたっぽいけど…

『ところでさぁなんでボディ二つも造ってんの?』

「ボディ?ああ、あれか…束さんと話し合ってISコア先行量産型を俺と束さんで分け合うって決めてな。
俺が次に貰う予定のコアのボディも作っとこうと思ってな」

『今造ってるコアの?』

「いや、今造ってるのは束さんの分だよ、その次が俺、お前にpt0000をやったから俺の分が偶数ナンバー、束さんのが奇数ナンバーになるだろうな、といっても造ってせいぜい五つか六つだろうがな」

『そう』











同日、ラボ

「なるほど、運動会かぁ…懐かしいな…はんだ鏝ちょーだい」

はんだ鏝…あった。

「はい、中学の運動会はどんな感じなんです?」

「中学のは運動会じゃなくて体育祭だね、もう暑苦しくて暑苦しくて…」

「姉さんは?あと、図面」

「張り切ってるよ…はい」

「いつ頃あるんですか?」

「10月半ばだよ」

ああ、想像できる…

「ところで表現は何をするんだい?」

「さぁ?何をするんですかね?ソーラン節なら今でもできますよ、翌日の筋肉痛を無視すれば…」

「ソーラン節は毎年中学年の表現。
上級生は男子の組体操を女子が囲んでよさこいだよ。
下級生は学年主任の好みだね、あ、ドライバー取って」

ドライバー?

「そっちにあるとおもうけど…」

「ああ、ゴメンゴメン」

しっかりしてくれよ…

「学年主任…ああ、あの婆さんか…」

「え?あの人まだ居たの?もう定年でしょ?」

「今年いっぱいらしいですからね…ナイフあります?」

「どれ?」

「十徳」

「はい、あ~それで張り切ってたりして…」

「さぁ?でも表現なんて覚えるだけですし、徒競走も平均くらいは出せますし…」

「錘は外さないの?」

「目立ちたくないので」

「今何G?」

「1.……4?」

「いいの?成長期でしょ?」

「あ…そろそろやめときます、運動会は…1.2で」

二割減らしただけでもかなり早くなるだろうな。

「にしても魔方ってそんな事もできるんだねー重力まで操れるなんて…」

「貴女に渡したEカーボンも魔法を使って無重力状態にして精製した物ですよ」

それを盗撮用ドローンなんぞに使いおって…

「ふぅん…でさぁ、さっきから何造ってんの?ソレ本当にちぇーちゃんのボディに組み込む気?」

勿論さ。

「最高のボディを仕立てるって約束しましたからね」

だから乗せるに決まってるじゃないですか…

エイハヴ・リアクター

GNドライヴは流石にまずいのでね…

「いや、ソレって一番マズイ奴じゃないの?確か妨害電波出してたよね?」

問題ナッシング!

「波であれば魔法で簡単に消せますので」

「ああ、うん、そうだったね…」

ん?今何時だ?……マズイかも

「そろそろ戻りません?バレますよ?」

「あ~うん、もうそんな時間かぁ…ここまでやったら戻ろう」

「はい」

そのあと家に帰ったがなんとかバレずに済んだ…ああ、よかった。 
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