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『Various』

作者:零那
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『Alone』



悲しい生き方
しないで
そう言われても
解らなかった
何が悲しいのか

悲しいなんて
感じたことなくて
憎しみとか
そういうのしか
無かったから

独りだなんて
思わないで
そう言われても
独りだから
しかたないよね
事実だから

大切なものなんて
今は何も無い
そんな時は独りで
充分だったんだ

記憶を探る指先
記憶の方が
頑なに拒んでく

闇しか見えない
独り其の闇を
見つめ続けてく

赦せないものを
赦さないのは
悪いことなの?

赦してしまえば
楽になれる?
楽になりたいって
思ってもないよ
死んでも赦さない

だからいつまでも
独りで永遠に
いたぶり続けるよ
私自身も貴男も


 
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