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『Hurt』

作者:零那
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『Almost』


辿り着いた処に
屋根はなくて
雨が降れば
びしょぬれで

傘は在っても
滴る雫がすごく
冷たくて...

求められること
出来ること
其の狭間で闘う

どうしようもなく
不安でも
どうにもならない
見失っても
どうにもならない

握り締めた其れは
本当に必要?
手放すべきもの
だったりしない?

守り抜くべきもの
間違えてない?
握り締めるだけの
価値はあるの?

もう一度確かめて
必要なら強く
握り締めてこう
譲れない想い
貫いてこう

握り締めた殆どが
本当に価値ある
必要なものだって
胸張って言える
そんなものを
此の手に...


 
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