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【アンコもどき小説】やる夫は叢雲と共に過剰戦力で宇宙戦艦ヤマトの旅路を支援するようです

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第三次オールト会戦 中編

ガミラス戦力

 ガイデロール級航宙戦艦    46隻             全長350メートル
 メルトリア級航宙巡洋戦艦   75隻             全長283メートル
 ガイペロン級多層式航宙母艦  36隻             全長410メートル 57機搭載
 ケルカピア級航宙高速巡洋艦  130隻             全長240メートル
 クリピテラ級航宙駆逐艦    316隻             全長160メートル


 ガミラス基地航空隊

  空間艦上戦闘機DWG109 デバッケ   189機
  空間艦上攻撃機DMB87 スヌーカ    228機
  空間雷撃機FWG97 ドルシーラ     144機


 反射衛星砲台
 惑星間弾道ミサイル発射基地
 遊星爆弾発射基地


 ガミラス艦隊搭載戦闘機隊

  空間艦上戦闘機DWG109 デバッケ   1026機
  空間艦上攻撃機DMB87 スヌーカ    513機
  空間雷撃機FWG97 ドルシーラ     513機


 ガミラス基地防衛師団
  ドロイド歩兵師団         3個
  自動戦車師団           1個




漂流者艦隊・プローグ・コモナリティ・国連統合軍合同艦隊

 プローグ艦隊

 旗艦級戦艦リバイアサン    1隻            全長18キロメートル
 ローク級戦艦         7隻            全長1025メートル
 キメラ級艦載機母艦      4隻            全長2707メートル  600機搭載
 カラカル級ミサイル巡洋艦   47隻            全長403メートル
 コラックス級ミサイル駆逐艦  139隻            全長259メートル


 ローカスト型制宙機      1200機
 ドラゴンフライ型軽量級戦闘機  300機     
 スカラベ型支援戦闘機      300機   
 マンティス型重量級戦闘機    300機
 ターマイト型遠距離攻撃機    300機



 地球・漂流者艦隊

  エクゼクター級スター・ドレットノート『叢雲』      1隻 全長19キロメートル 144機標準搭載 最大数千機以上搭載
  インペリアルI級スター・デストロイヤー          2隻 全長1600メートル  72機搭載
  ヴェネター級スター・デストロイヤー           10隻 全長1155メートル  192機搭載
  アクラメイター級汎銀河軍事用アサルト・シップ      30隻 全長700メートル   156機搭載
  CR90コルベット                     50隻 全長150メートル


   T-65B Xウイング・スターファイター           144機
   BTL-A4 Yウイング強襲用スターファイター/ボマー    144機
   TIEシリーズ・スターファイター             1920機
   ブラックタイガー                   674機

  ドロイド歩兵師団                    2個師団
  ドロイド機械化師団                   1個師団



 マゼラン改二級宇宙戦艦                  13隻 全長327メートル
 金剛型宇宙戦艦                      24隻 全長205メートル
 村雨型宇宙巡洋艦                     42隻 全長152メートル


   零式52型空間艦上戦闘機                234機
   99式空間戦闘攻撃機                  234機

   陸軍歩兵師団                     7個師団
   陸軍戦車師団                     2個師団



 作戦目的   100で強硬に主張
  1 基地破壊
  2 基地占拠
  3 艦隊撃破

 漂流者艦隊 2   5
 プローグ  3   36
 地球    2   74



 漂流者艦隊・プローグ・コモナリティ・国連統合軍合同艦隊三勢力の合同作戦である。
 調整は綿密に行われたが、基本現地の主張である地球の目的に配慮する事で合意。
 地球側は冥王星基地に艦隊を集めて出撃。
 陸軍部隊と積み込めない戦闘機は俺達のアクラメイター級汎銀河軍事用アサルト・シップが積む事になっている。

「指揮官はレビル提督か」

 集められた地球艦隊は各国の精鋭かつ、遊星爆弾や惑星間弾道ミサイルの攻撃を食らっても対処できるようにした上での全力に近かった。
 金剛型宇宙戦艦と村雨型宇宙巡洋艦はワープができないので、帰りは人員を俺たちの船に乗せて運ぶという事で戦力を用意したのである。
 国連統合軍では波動機関による艦隊の更新が進められており、艦隊更新後金剛型宇宙戦艦は金剛型宇宙巡洋戦艦に、村雨型宇宙巡洋艦は村雨型宇宙駆逐艦にそれぞれ艦種が変更される事になっている。
 なお、今回の戦いに連れてこなかった磯風型突撃宇宙駆逐艦も磯風型突撃宇宙護衛艦としてコルベットに変わる予定である。

「観戦武官?」

「はい。
 今回の戦いから我々は本格的に作戦を主張していきたいと思っています。
 つきましては、その連絡役として観戦武官を置きたい」

 天王星基地での三勢力の合同会談において沖田提督はこんな提案をしてきた。
 彼がこういう事を言う必要はなく、おそらくは地球本国の意思なのだろう。
 作戦の円滑な進行を考えたらそれほど問題がないだろうと思って了承したのだが、出された名簿を見て俺と叢雲は頭を抱える。

「……何で観戦武官の随員に古代と真田と新見が入っているんだよ……」
「……東雲愛歌って誰よ……」

 いずれバレるだろうとは思っていたが、ここまで随員でメッセージを出してくるとは思わなかった。
 こういう事をしてきた以上次は何を要求するかという所だが、実はある程度対策は整っていたりする。

「まあ、いざとなったらプローグに身売りしてもいいし、シリウス第六惑星に入植して国家を名乗ってもいいさ。
 そろそろイスカンダルが介入してくるだろうからな」

 原作だと放射能にやられた地球にコスモクリーナーを渡すという形で介入してくるのだが、この状況でイスカンダルがどういう形で介入するかいまいち理解できなかった。
 とはいえ、介入しなかった場合は、プローグと連合してガミラスを叩き出せばいいと気楽に考えていた。
 原作だと銀河系方面軍の艦艇数は三千隻から四千隻ぐらい。
 ガミラスはガトランティスとも戦っているから、総艦艇数一万隻の内1/3を銀河系方面に割いている計算になる。
 残り1/3をガトランティスに割いて、後の1/3は訓練と整備という所だろう。

「受け入れを受諾しろ。
 地球艦隊と話をして、シャトルを向かわせると伝えてくれ」

「やる夫様。
 超巨大ワープ反応来ます。
 規模は叢雲お嬢様と同等かと。以上」

「jud.
 場所はプローグ・コモナリティの艦隊合流点です。
 3.2.1.0。ワープアウト」

 そして、俺たちの前に現れる超巨大戦艦とその護衛群に度肝を抜かれる。
 大きさは叢雲と似たようなものだった。
 なお、これで中規模艦隊らしい。

「旗艦級戦艦リバイアサン。
 ついに投入してきたか……」

「向こうはガミラス艦隊を叩いて、プローグに侵入するガミラス軍を間引きたいから、本気になったって所かしら」

「プローグ・コモナリティ旗艦より入電。
 『遅れてすまない。パーティーは始まっているか?』だそうです。以上」

 モニターに映っているプローグ司令官はT-elosと名乗るアンドロイドだった。
 あきらかに間違っている服装と容姿であるが、某極東地区文化圏を中心にKOS-MOSとセットで人気が出た上に、プローグにも擬女化の波が訪れるのだが、それは別の話。
 こんなやり取りが大好きなのも、彼らの進化革命をもたらしたのが地球文化らしいというのが分かっているからだ。
 彼らはそういう意味でも、地球にとってありがたい異星人だろう。

「『ダンス相手を探していた所。エスコートお願いできますか?』と返事をしてやれ」

 多分叢雲とこれを見た地球艦隊はヤマト建造に踏み切るのだろうな。
 きっと大きくするのだろうが、地球の技術ではここまででかく作るのは無理だろう。
 どういうヤマトが出来上がるのか少しだけ楽しみに思いながら、俺たちは地球艦隊司令官レビル提督の指揮の元で艦隊を前進させた。



『地球の命運はこの一戦にかかっている。
 地球に兵あり。
 諸君。歴史を生むべし』

 ----国連統合軍合同艦隊 旗艦アナンケ 司令官レビル中将による訓示より----




遊星爆弾・惑星間弾道ミサイルの攻撃
 遊星爆弾               29発
 惑星間弾道ミサイル          69発

 ローク級戦艦・インペリアルI級スター・デストロイヤー・ヴェネター級スター・デストロイヤー・マゼラン改二級宇宙戦艦の長距離迎撃
                    20発撃墜

 戦闘機隊による迎撃          134発撃墜(オーバーキル)
 戦闘機隊の被害            23機
 



 ガミラス戦闘機隊の攻撃

  空間艦上戦闘機DWG109 デバッケ   513機
  空間艦上攻撃機DMB87 スヌーカ    513機
  空間雷撃機FWG97 ドルシーラ     513機

 三勢力合同艦隊の迎撃
  TIEシリーズ・スターファイター   1000機
  ブラックタイガー          374機
  ローカスト型制宙機         600機


 撃墜数

  空間艦上戦闘機DWG109 デバッケ   705機 (オーバーキル)
  空間艦上攻撃機DMB87 スヌーカ    77機
  空間雷撃機FWG97 ドルシーラ     168機

  TIEシリーズ・スターファイター   442機
  ブラックタイガー          56機
  ローカスト型制宙機         106機



 三勢力合同艦隊防空網を抜けた戦闘機
  空間艦上攻撃機DMB87 スヌーカ    77機
  空間雷撃機FWG97 ドルシーラ     168機

 三勢力合同艦隊に攻撃できた戦闘機
  空間艦上攻撃機DMB87 スヌーカ    75機
  空間雷撃機FWG97 ドルシーラ     58機

 攻撃目標
 1 漂流者艦隊
 2 漂流者艦隊
 3 漂流者艦隊
 4 プローグ艦隊
 5 プローグ艦隊
 6 地球艦隊

  空間艦上攻撃機DMB87 スヌーカ    75機 2
  空間雷撃機FWG97 ドルシーラ     58機 1


 ガミラス艦隊に帰還した戦闘機
  空間艦上攻撃機DMB87 スヌーカ    17機
  空間雷撃機FWG97 ドルシーラ     2機


叢雲へのダメージ

 100以上でシールド破損        78



 ガミラスの対ワープ戦術についてレビル提督は簡単な解決方法を出した。
 三勢力艦隊をバラバラに進撃させたのである。
 まぁ、叢雲やリバイアサンというデカブツをガミラスが放置できる訳もなく、ガミラスは艦隊の全航空戦力を叢雲にぶつけたのである。
 その航宙戦は熾烈を極めた。

「敵の戦闘機が下についたわ!」
「敵の攻撃機が防空圏を抜けてく!
 戦闘機隊は何をやっているの!!」
「こちら後ろにつかれた!
 誰が助け……ぁぁ!!!」

 TIEシリーズ・スターファイターは2対1の戦力比で襲いかかりながらも、ガミラス戦闘機隊の技量に翻弄され、ガミラス戦闘機隊を全滅させた時相打ちに近い損害を被っていた。
 おまけに、惑星間弾道ミサイルと遊星爆弾の迎撃に手間取り、一部の戦闘機隊を回したことで攻撃隊の突破を許していた。
 更新予定のブラックタイガーを買い取ってドロイドとクローンを乗せて防空戦闘に投入していなかったら、更に多くの戦闘機に突破を許していただろう。
 攻撃隊の目標は、俺達の乗るこの叢雲。

「落ち着きがないのねえ……大丈夫?」

 自然に叢雲が俺の手を握る。
 気づいてみたら汗塗れだった。

「怖くないと言ったら嘘になるな。
 けど、俺は叢雲を信じるよ」

 こういう時にやせ我慢をするのが男って生き物である。
 で、そんな男に惚れるのが女って生き物である。

「安心しなさい!
 この叢雲があんたに指一本触れさせないんだから!!」

 短いイチャコラも敵機の侵入によって終わらせられる。
 ここから、艦娘叢雲の戦いになり、俺は見ることしかできない。

「私の前を遮る愚か者め。沈めっ!」

 2000基のターボレーザー・キャノンが、2000基のヘヴィ・ターボレーザー・キャノンが、250基のヘヴィ・イオン・キャノンが、500基の重点防御用レーザー・キャノンが火を吹いた。
 ガミラス攻撃隊はそれをかわして見事な練度で叢雲に攻撃を加えた。

「上方及び下方に急降下爆撃機!来ます!!」
「左右から雷撃機がミサイルを発射!防げません!!」
「総員!
 衝撃に備えろ!!」

 ズシンとした衝撃が19キロという巨艦叢雲を揺らす。
 130発ものミサイル及び魚雷攻撃に叢雲は耐えきったのである。
 とはいえ、シールドでダメージは防げても、爆発による慣性までは防げない。

「損害報告!」

「シールド消耗率78%。
 艦内の損傷なし。
 衝撃による負傷者多数。以上」

 武蔵さんの報告に俺はほっと息をついて叢雲を見る。
 叢雲も赤くなりながらもそっぽを向いた。

「ま、当然の結果よね。
 何?不満なの?」

 耐え切ったは耐えったが、シールドがやばい。
 EP6で簡単に落ちやがってなんて思ってごめんなさい。
 戦闘機マジ怖い。

「シールドの回復にどれぐらいかかる?」

「jud.
 ジェネレーター出力を全てシールドに回しても24時間はかかります。
 その間、攻撃ができなくなる事を考えたら早くて二日、できれば三日は時間が欲しい所です」

 シールドというのはエネルギーの膜みたいなのものと思ってくれると分かりやすい。
 それで攻撃を防いだのだが、当然許容量みたいのがあって、それを越えるとシールドが消失し、船体にダメージが入る。
 その膜の貼り直しだが、図体がでかいからこそえらく時間がかかるのだ。
 もちろん、今回のために用意してきたスーパーレーザーなんて撃てる訳がない。

「レビル提督に通信を。
 我が艦は敵攻撃によって、損傷を受け一時後退する。
 その間の残存艦艇の指揮をレビル提督にお願いしたいだ」

「jud.
 レビル提督に通信送ります。
 それと、プローグ・コモナリティのT-elos提督から通信です。
 『航宙攻撃の前に、我らのドゥームズデイを見て欲しい』との事」




漂流者艦隊・プローグ・コモナリティ・国連統合軍合同艦隊


 旗艦級戦艦リバイアサン ドゥームズデイ オブリビオン   威力 82

 ガイデロール級航宙戦艦                  1隻 撃沈
 メルトリア級航宙巡洋戦艦                 5隻 撃沈
 ガイペロン級多層式航宙母艦                2隻 撃沈
 ケルカピア級航宙高速巡洋艦                2隻 撃沈
 クリピテラ級航宙駆逐艦                  72隻 撃沈


漂流者艦隊・プローグ・コモナリティ・国連統合軍合同艦隊

   T-65B Xウイング・スターファイター           144機
   BTL-A4 Yウイング強襲用スターファイター/ボマー    144機
   TIEシリーズ・スターファイター             500機

   零式52型空間艦上戦闘機                117機
   99式空間戦闘攻撃機                  234機

   ローカスト型制宙機                  600機
   ドラゴンフライ型軽量級戦闘機              300機     
   スカラベ型支援戦闘機                  300機   
   マンティス型重量級戦闘機                300機
   ターマイト型遠距離攻撃機                300機


 ガミラス戦闘機隊の迎撃
   空間艦上戦闘機DWG109 デバッケ             513機


 撃墜数
   空間艦上戦闘機DWG109 デバッケ             104機+5機+58機+375機=542機 (オーバーキル)

   T-65B Xウイング・スターファイター           96機
   TIEシリーズ・スターファイター             279機
   零式52型空間艦上戦闘機                75機


 地球・漂流者艦隊戦闘機隊
  T-65B Xウイング・スターファイター            48機
  BTL-A4 Yウイング強襲用スターファイター/ボマー     144機
  TIEシリーズ・スターファイター              221機
  零式52型空間艦上戦闘機                 42機
  99式空間戦闘攻撃機                   234機
  ローカスト型制宙機                   600機
  ドラゴンフライ型軽量級戦闘機               300機     
  スカラベ型支援戦闘機                   300機   
  マンティス型重量級戦闘機                 300機
  ターマイト型遠距離攻撃機                  300機


 ガミラス防空網を抜けた戦闘機
  T-65B Xウイング・スターファイター            12機
  BTL-A4 Yウイング強襲用スターファイター/ボマー     126機
  TIEシリーズ・スターファイター              66機
  零式52型空間艦上戦闘機                 20機
  99式空間戦闘攻撃機                   18機
  ローカスト型制宙機                   332機
  ドラゴンフライ型軽量級戦闘機               73機     
  スカラベ型支援戦闘機                   74機   
  マンティス型重量級戦闘機                 292機
  ターマイト型遠距離攻撃機                  191機


 ガミラス艦隊に攻撃できた戦闘機
  T-65B Xウイング・スターファイター            4機
  BTL-A4 Yウイング強襲用スターファイター/ボマー     91機
  TIEシリーズ・スターファイター              2機
  零式52型空間艦上戦闘機                 13機
  99式空間戦闘攻撃機                   10機
  ローカスト型制宙機                   78機
  ドラゴンフライ型軽量級戦闘機               71機     
  スカラベ型支援戦闘機                   57機   
  マンティス型重量級戦闘機                 25機
  ターマイト型遠距離攻撃機                  147機


 地球・漂流者艦隊に帰還した戦闘機
  T-65B Xウイング・スターファイター            7機
  BTL-A4 Yウイング強襲用スターファイター/ボマー     29機
  TIEシリーズ・スターファイター              43機
  零式52型空間艦上戦闘機                 13機
  99式空間戦闘攻撃機                   2機
  ローカスト型制宙機                   220機
  ドラゴンフライ型軽量級戦闘機               6機     
  スカラベ型支援戦闘機                   6機   
  マンティス型重量級戦闘機                 146機
  ターマイト型遠距離攻撃機                  7機

撃沈
 ガイデロール級航宙戦艦                  13隻撃沈
 メルトリア級航宙巡洋戦艦                 40隻撃沈
 ガイペロン級多層式航宙母艦                44隻撃沈 (オーバーキル)
 ケルカピア級航宙高速巡洋艦                6隻撃沈
 クリピテラ級航宙駆逐艦                  248隻撃沈 (オーバーキル)



「…………」
「…………」
「…………」

 俺たち含め、モニターに映っているレビル提督とT-elos提督の顔色は悪い。
 ガミラスは戦闘機戦に一日の長があり、それを数で押しつぶす戦いを取ることにしたのだが、それ以上にガミラス戦闘機隊は奮戦した。
 こちらも相打ちに近い損害を受けた上に、ガミラス艦隊の濃密な対宙射撃に撃墜機が続出。
 およそ3000機の攻撃隊の内帰還できたのは、わずか479機。
 今までのレートと同じく、生還率一割ちょっとという頭を抱える結果になったのである。
 そして、第一次・第二次オールト会戦と違う点は、ガミラス艦隊には基地が近くにあるという事だった。


残存戦力

ガミラス艦隊
 ガイデロール級航宙戦艦      32隻
 メルトリア級航宙巡洋戦艦     30隻
 ケルカピア級航宙高速巡洋艦    122隻



漂流者艦隊・プローグ・コモナリティ・国連統合軍合同艦隊

 プローグ艦隊

 旗艦級戦艦リバイアサン                  1隻
 ローク級戦艦                       7隻 
 キメラ級艦載機母艦                    4隻
 カラカル級ミサイル巡洋艦                 47隻 
 コラックス級ミサイル駆逐艦                139隻 


 ローカスト型制宙機       714機
 ドラゴンフライ型軽量級戦闘機  6機     
 スカラベ型支援戦闘機      6機   
 マンティス型重量級戦闘機    146機
 ターマイト型遠距離攻撃機    7機



 地球・漂流者艦隊

  エクゼクター級スター・ドレットノート『叢雲』      1隻
  インペリアルI級スター・デストロイヤー          2隻
  ヴェネター級スター・デストロイヤー           10隻
  アクラメイター級汎銀河軍事用アサルト・シップ      30隻
  CR90コルベット                     50隻


   T-65B Xウイング・スターファイター           7機
   BTL-A4 Yウイング強襲用スターファイター/ボマー    29機
   TIEシリーズ・スターファイター             1021機
   ブラックタイガー                   595機

  ドロイド歩兵師団                    2個師団
  ドロイド機械化師団                   1個師団



 マゼラン改二級宇宙戦艦                  13隻
 金剛型宇宙戦艦                      24隻
 村雨型宇宙巡洋艦                     42隻


   零式52型空間艦上戦闘機                130機
   99式空間戦闘攻撃機                  2機

   陸軍歩兵師団                     7個師団
   陸軍戦車師団                     2個師団


 ガミラス艦隊の行動                    3

 1 艦隊決戦 目標 リバイアサン
 2 艦隊決戦 目標 叢雲
 3 基地との連携 基地航空隊使用
 4 基地との連携 反射衛星砲使用
 5 基地との連携 反射衛星砲使用
 6 撤退



「敵艦隊の動きはどうなっている?」

 俺の質問に鹿角さんが答える。
 モニターのガミラス艦隊を見る限り、まだやる気らしい。

「jud.
 敵基地があると思われる惑星より戦闘機隊の発進を確認しました。
 艦隊の直掩をしていると思われます」

「すまない。
 一旦我々は下がる。
 シールドが回復する明後日まで持ちこたえてくれ。
 代わりに、陸軍部隊を載せた船以外の艦の指揮権をレビル提督に委託する」

 俺の言葉にT-elos提督の言葉が続く。
 それは、大型艦の宿命みたいなものだった。

「こちらもだ。
 ドゥームズデイ『オブリビオン』の使用には6時間のチャージが必要になる。
 その間戦線を支えてくれると助かる」

 レビル提督は少しだけ目を閉じて、決意に溢れる声で言った。

「分かった。
 貴艦らが戻るまで、戦線を支えてみせましょう」 
 

 
後書き
証拠写真
https://twitter.com/hokubukyuushuu/status/958305619093610496

元ネタ
T-elos 『ゼノサーガ』 エロい。

旗艦級戦艦リバイアサン 『EVE Online』 タイタン級 クリックミス戦争で名が知られた巨艦

「指揮官はレビル提督か」 『ギレンの野望』 やりこんだ思い出が。戦艦再評価されつつあって嬉しい。

「諸君。歴史を生むべし」 『機動戦士ガンダム MSイグルー 一年戦争秘録』好きなんだよなぁ。これ。 
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