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儚き想い、されど永遠の想い

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162部分:第十三話 運命の告白その六


第十三話 運命の告白その六

 真理もだ。そっとだった。両親と兄達に話すのであった。
「あの、私は今から」
「珍しいな」
「そうですね」
 両親がだ。最初に娘に言った。
「真理が踊るのか」
「そんなこともあるのですね」
「少し気分が変わりまして」
 それでだと話すのだった。
「それで宜しいでしょうか」
「今は舞踏会に来ているからな」
「それじゃあ別に」
 いいとだ。二人は答えた。そしてだった。
 そのうえでだ。また話すのだった。
「それで踊れるのか?」
「貴女は殆んど踊っていないのに」
「少し自信はないですが」
 それでもだとだ。真理は話してだった。
 そうしてだった。舞踏の場に向かおうとする。しかしだ。
 今度はだ。兄と妹達がだ。真理に話してきた。
「まあ真理なら大丈夫だな」
「そうですね。元々ダンスはお好きですし」
「それならですね」
「はい、頑張ってきます」
 また言うのだった。
「それでは」
「しかし。確かに珍しいな」
「そうですね。真理さんが自分から踊られたいとは」
「そう言われるなんて」
「気が変わりまして」
 それでだとだ。また話す真理だった。兄達に対してもだった。
 そのうえでだ。彼女も舞踏の場に出る。その彼女にだ。
 周囲が声をかけてきた。
「あの、宜しければです」
「私と踊って頂けますか」
「できれば私と」
「御願いできますか」
「申し訳ありませんが」
 にこりと微笑んでだ。真理は話すのだった。
「それはです」
「左様ですか。それでは」
「失礼しました」
「申し訳ありません」
 彼等は真理からやんわりと断られるとだ。それ以上は言わなかった。そうしてそれはだ。義正についても同じだった。彼も周りからだった。
「よかったら私とです」
「御一緒に」
「踊りませんか」
「次の曲は」
「折角ですが」
 彼もだ。微笑みはしたがだった。
 そのうえでだ。こう彼女達に話した。
「私はもう」
「別の方がおられるのですか」
「そうなのですか」
「はい、そうです」
 こう話すのだった。
「ですから」
「わかりました。それではです」
「失礼しました」
「そうさせてもらいます」
 彼女達も下がった。こうしてだった。
 残ったのはお互いだけになった。二人だけだった。その二人はだ。
 一礼してだ。そのうえでだった。
 それぞれ前に出てだ。まずはだ。
 義正が一礼した。続いて真理もだ。そのうえでだった。
 音楽がはじまりそれからだ。舞踏をはじめた。それを見てだ。
 八条家の面々も白杜家の面々もだ。驚きを隠せなかった。それで話すのだった。
「まさか」
「あの二人は」
「いや、確かに」
「今から」
 こうだ。驚きながら言うのだった。
 
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