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仮面ライダーエグゼイド バグ技 仮面ライダープロット

作者:紡ぐ風
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第6話「プレーヤーVSゲームマスター」

「後はポッピーピポパポを倒せば中級は全て終了か。」
《Dangerous Frontier》
「クエスト開始。」
《ガ セット ロード レベルアップ!♪~》
プロットはフロンティアゲーマーに変身し、ポッピーの登場するクエスト、『清めの音』をセレクトし、ポッピーのゲームエリアに転送されるが、
《クエスト クリア》
入った瞬間にドレミファビートのガシャットロフィーが出現し、仮面ライダープロットは手に取る。
「何故だ?まだ一度も戦闘を行っていないにもかかわらず。」
仮面ライダープロットが疑問に思っていると、
「ポッピーは仮面ライダークロニクルの攻略対象から除外された。詫び石ならぬ、詫びトロフィーといったところさ。」
仮面ライダープロットの後ろからゲンムが現れる。
「それよりも、久しぶりですね、先輩。」
「そうだな、五年ぶりだな黎斗。」
「先輩、私は檀黎斗という名は捨てた。今の私は─」
「今度は何にしたんだ?」
「新・檀黎斗だぁ!」
「またそれに戻したのか。」
仮面ライダープロットは呆れていた。
「あれ?前に名乗ったことありましたっけ?」
「忘れたのか?俺と黎斗が初めてあった時のこと…」

回想
『大学に入り、私は生まれ変わった!そう、今の私は、新・檀黎斗だ!』
『そうか、よろしくな黎斗。』
『新・檀黎斗だ!』
『だから黎斗だろ?新は檀にかかっているんだから。』
『しまった~!』
『お前面白い奴だな。』
『面白い?神の如き才能といってもらいたいのですが、先輩。』
『凄い凄い。』
回想終わり

「懐かしい話ですね。それで、このゲームエリアは何ですか?説明してもらいますよ。」
「わかった。俺達のラボに来てもらおうか。俺達も、黎斗に話したいことが幾つもあるからな。」
《デッドリィ トゥルース  ステージ セレクト》
仮面ライダープロットとゲンムはデッドリィトゥルースのゲームエリアに入る。

《ガ セット ロールアウト シャットダウン…》
《Gasshuuun…》
プロットと黎斗は変身を解除する。
「それで、私が開発していないゲームエリアとゲームをガシャットにするとは、神の才能を愚弄する気か!」
「黎斗、このゲームエリアと、俺達が使っているゲーム。それらは全て幻夢コーポレーションのゲームと無関係だ。そんなこと、バグスターになっている黎斗ならすぐ解るだろ。」
「先輩、何故私の体がバグスターだと解った?」
「見ろ、このエリア内でバグスターの反応が出ている。そうなれば対象は黎斗以外あり得ないだろ。」
「なるほど、それで、どうして先輩が仮面ライダーに変身しているのですか?」
「五年前、俺達がバグスターウイルスに感染し、花家大我先生が、命をかけて俺達を救った。それはゲーマドライバーシステムの開発者で、あの時病室を訪ねてきた黎斗は知っているはずだ。」
「ええ、懐かしい話ですね。」
「そして俺は電脳救命センターの機材開発の仕事に入り、奴らに協力していた。だがグラファイトとの戦いに敗れ、不安定なガシャットに手を出したことで、花家先生は医学界から追放された。記憶に新しいだろう。」
「そんな話もありましたね。」
「俺達は、奴らに見切りをつけて独自でバグスターを滅ぼす研究をし、その最中でバグスターと直接戦闘できるようにゲームを作って資金とデータを集めていた。」
「しかし、先輩が使っているゲームは、私が見たこともない物ばかりだ。本当に販売したのですか?」
「やはり、そういった方面は見ていなかったか。」
「そういった方面?」
「ああ、俺達はコミケで販売していた。サークル名は、『バグスターウイルス研究所』と名乗ってな。最初に作ったカードゲーム、『ジョーカーズストライク』は大好評だった。そうして、2年が経つ頃にはシャッター際を陣取れる大型サークルになっていた。それから、俺達が扱っているのはガシャットでは無い。このドーズフロップを使っている。」
プロットはトゥルーアドベンチャーのドーズフロップを黎斗に見せる。
「まさか、こんなものが作られていたとは…しかし、何故先輩のシステムで私が作ったゲームエリアに入れ、エナジーアイテムを使用出来るのですか?」
「その質問をしてくれたか。あれを見てくれ。」
プロットが指を指した方向に黎が目を向けると、パソコンに繋がれたガシャットホルダーに紫色のガシャットが刺さっていた。
「あれはなんだ!?」
「あれは買った市販の仮面ライダークロニクルを分解してバグスターを取り除き、オンラインで常に仮面ライダークロニクルに参戦出来るように作り替えたクロニクルフェイクだ。」
「クロニクルガシャットを、改造しただと?」
「ああ。仮面ライダークロニクルを終わらせる為には、参加しないといけない。しかし、俺達から被害者を出すわけにはいかない。そこで、俺達は仮面ライダークロニクルをひとつのアカウントに作り替えた。」
「仮面ライダークロニクルを、アカウントに?」
「ああ。俺達はライドプレイヤー兼仮面ライダープロットとして仮面ライダークロニクルに参加し、中級までの全てのバグスターの撃破の証を手に入れた。後は、上級だけだ。」
「既にCRのメンバーと同じ位置にいるとは、流石は先輩ですね。」
「黎斗に褒められても嬉しくねえよ。それから、黎斗に渡したいものがあるんだ。」
プロットが話していると、
「プロット、本当に渡すのか?」
レイズが不安そうにプロットに話す。
「ああ。必要なデータは揃っているんだ。別に構わない。」
レイズの言葉にプロットが返答すると、プロットはスーツのポケットから一本のガシャットを取り出す。
「先輩、そのガシャットは?」
「これは俺達が仮面ライダークロニクル攻略の切り札として開発していたゲームのプロトタイプで、レジェンドゲームガシャットの一種。中身は、『戦姫絶唱シンフォギアXDU(エクスドライブアンリミテッド)』。使用するキャラクターに歌を装備して戦うソーシャルゲームのガシャットだ。」
プロットはガシャットを黎斗に渡す。
「なるほどなぁ。」
《戦姫絶唱シンフォギア!エクスドライブアンリミテッド!》
黎斗は受け取ったシンフォギアのガシャットを起動させる。
「何のつもりだ、黎斗。」
「ガシャットを生み出すのは私の特権。それを冒すならば、先輩とて削除する。」
《MIGHTY ACTION X!》
黎斗は更にプロトマイティアクションXオリジンガシャットを起動する。
「グレードエクスドライブ-ゼロ…変身!」
《Gashatt!Level up!マイティジャンプ!マイティキック!MIGHTY ACTION X!アガッチャ!Granzizel bilfen Gungnir zizzel!》
黎斗は、二つのガシャットの力で仮面ライダーゲンム ガングニールゲーマーとなり、ガシャコンウェポンとして裂槍ガングニールを握る。
「やっぱり黎斗に渡せばこうなるか。推理開始、変身!」
《ガ セット ロード レベルアップ!   デッドリィ トゥルース…》
プロットは仮面ライダープロット ディテクトゲーマーに変身し、戦闘ステージを変えて戦闘を開始する。
「どうした、黎斗。裂槍ガングニールの力はそんなものじゃない!レベルゼロの力はバグスターに強いのは知っている。だがな、バグスターウイルスへのウイルスバスターを利用して変身している俺に、その手は通用しない!」
《発光!》
仮面ライダープロットは発光のエナジーアイテムでゲンムの視界を奪って攻撃してゆく。
「先輩、貴方は私を怒らせた。ならば聞くといい、神の賛美歌を!」
ゲンムはすさまじいオーバーリアクションをとる。
「♪falling to pieces,a shattered dreamland,nothing but shadows now」
ゲンムは脳内に流れるリズムに合わせて歌いながら裂槍ガングニールを振るい仮面ライダープロットを攻撃してゆく。
「だんだん当たるようになってきたな。」
《回復!》
仮面ライダープロットは先ほどのダメージを回復する。
「♪entwined in darkness the light starts tofall. 」
ゲンムは裂槍ガングニールからビームを放ち仮面ライダープロットを攻撃する。
「危ないっ!」
《硬質化!》
仮面ライダープロットは防御を上げて攻撃を抑える。
「あと一つでこちらも行けるが…あれは!」
仮面ライダープロットはエナジーアイテムのシンボルを発見し飛びつく。
《高速化!》
「よし、探していたアイテムだ。それじゃ、アリバイ崩しの時間だ。」
《ガ セット ロード キメワザ!デッドリィ トゥルース  クリティカルサーチ!》
仮面ライダープロットは必殺技を発動する。
《gashatt!キメワザ!戦姫絶唱!CRITICAL STRIKE!》
ゲンムもキメワザスロットホルダーにシンフォギアのガシャットをセットして必殺技を発動する。
「♪fate will never begin to bind us in dark oblivion…」
ゲンムは裂槍ガングニールを振りかざすが、仮面ライダープロットはそれを高速で回避し硬質化した拳でゲンムを殴り、ゲンムの変身が解除される。
《証明完了》
仮面ライダープロットはゲンムとの戦いに勝利し、変身を解除する。
「さ、帰ってもらおうか、黎斗。」
ステージは元に戻り、プロットは部屋に設置されたウイルスバスターを起動させる。
「バグスターである私にこれは苦痛だ。さようなら、先輩。先輩が私のゲームをクリアすること、期待していますよ。」
黎斗はそう言い残してウイルス状態に変化してプロットの部屋から出て行く。
「プロット、檀黎斗からシンフォギアのガシャットを回収するのを忘れているのだけど…」
「レイズ、黎斗のことだ、きっとCRの奴らに渡すさ。あいつは、自分の力は自分の手で創らないとプライドが許さない。昔からそんなやつだ。」
「だといいけど。それより、中級バグスターの撃破データは揃った。これで上級バグスターに挑めるな。」
「そうだな。いよいよ、こいつの出番か。」
プロットは、『Dirtynes Rebirth』と書かれた小型メモリを握りしめていた。
go to next game.

次回、仮面ライダープロット
ついに始まる最終決戦。ラヴリカに挑むプロットの秘策とは…次回『CHRONICLE FAKEの真実』 
 

 
後書き
設定紹介
絶唱シンフォギアXDUガシャット:ソーシャルゲームのガシャット。各ライダーの使用によって姿に変動あり。
エグゼイド:ガングニール(擊槍)
ブレイブ:天羽々斬
スナイプ:イチイバル
レーザー:イガリマ&シュルシャガナ
ゲンム:ガングニール(裂槍)
ゲンム(バグルドライバー):アガートラーム
スナイプ(プロト):ガングニール(奏版擊槍)

プロットのオフィス
一見何の変哲も無いオフィスだが、正体はデッドリィトゥルースのゲームエリア。これにより、衛生省はプロット達を探せなくなっている。

プロットの変身システム
プロットの身体にはバグスターウイルスへの感染を排除、及び個々の撃退性能を発揮するウイルスバスターが埋め込まれている。これがアカウントとなってパーソドライバーの使用が可能となり、現存する全てのバグスターウイルスに感染しなくなっている。 
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