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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。

作者:炎の剣製
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0268話『2018年新春の任務群』

 
前書き
更新します。 

 



せっかくの正月だ。
みんなとゆっくり時間を過ごしたいと思う気持ちもあるけど、これでも軍の人間というわけなのだからゆっくりもできないという……。
早速とばかりに大本営から正月任務の通達が入ってきたので、正月気分もそこそこに任務に取り掛かる事にした。

「しかし……これでは初詣に行くのにはまだまだ時間がいりそうだな」
「そうですね、提督」

大淀も少しため息を吐いていた。
だけど、

「しょげていてもしょうがない。それじゃ今年も元気にやっていこうとするか!」
《その意気ですよ。提督!》

榛名からの応援もあるので頑張ろうという気になった。
それで私は任務欄を開く。
最初に目に入ったのは、

「最初の新春任務は……『謹賀新年!「水雷戦隊」出撃始め!』か」

内容を見てみれば、いつも通り水雷戦隊を編成して鎮守府近海の南西諸島沖と南西諸島防衛線を各二回ずつ反復往復して敵深海棲艦を撃破せよという感じか。

「これは、あ号の任務が捗りそうだな……」
「そうですね。各任務を既存の任務も含めて並行して消化していけば今週の任務の消化具合は効率は上がると思います」
「よし。それじゃまずは水雷戦隊を編成して年初めの出撃となってもらおうか」

それで私は手ごろなところの軽巡の子を入れて後は駆逐艦五隻を何回も交代させることで『謹賀新年!「水雷戦隊」出撃始め!』を消化していった。
そして終了後に、

「まぁ、まずはまずまずな結果だったな。羅針盤以外は難しい海域じゃないからな」
「はい。それでは任務完了ですのでなにを貰うか選択しましょうか」
「そうだな。まずは……弾薬が2018貰えるのか。これは実質四つの任務で各資材が2018もらえる感じか」
「そのようです」
「そして次は……戦闘糧食2個と開発資材5個のどちらかを選択か。これは……微妙に悩むな。だけど改修でネジが稼げるからここはやっぱり戦闘糧食かな?」

私は戦闘糧食を選択した。
そして追加で「応急修理女神」も貰えたのでラッキーと思っておこうか。

「それじゃ、次は『新春「伊良湖」のお手伝い!』……これは伊良湖さんからのお願いか?」
「まぁ、形式上はそうなのでしょうが、任務内容はバジー島とオリョール海を水上機母艦か巡洋艦級でまたしても反復出撃するというものですね」
「また面倒な……まぁいつもの南西任務と並行すれば苦にはならないか」

それなので私は旗艦に水上機母艦の方のちとを置いて後は潜水艦のみんなを編成して出撃してもらった。
だけどまぁバシー島は大体駆逐艦から重巡級までしかいなかったからそんなに被害はなかったんだけどオリョール海に入ったらちとが集中狙いをされたので少し良心が痛んだので普通の編成をして挑んでもらった。
まぁ、無事に済んでよかったという感じだったけど、普通の編成にするまでに何度も「ちとが大破したでち!」というごーやの報告を聞くのは本当に肝が冷えた。

「まぁ、終わったからよかったけど後でちとになにか買ってあげるか」
「そうした方がいいと思います。それで今度はどれを選びますか? 提督」

任務達成の報酬として今度選ぶものは『戦闘糧食(特別なおにぎり)』と『高速修復材5個』と『新型砲熕兵装資材』のどれかを選ぶ感じだった。
まぁ、戦闘糧食は普通のだったらそこそこよかったんだけど特別なおにぎりじゃネジにできないからこれは除外かな。
高速修復剤も自然回復する程度には持っているからこれもいいとして、選んだのは今後に改修で使うかもしれない『新型砲熕兵装資材』を選択しておいた。
あんまり副砲とか改修していない私にとっては手に余っているけどいざって時にないとそれはそれで困るしな。

「おめでとうございます。それでは引き続き継続してやってまいりましょう」
「そうだな。次は『護衛始め!「海上護衛隊」なお正月!』という任務か。これは海防艦か駆逐艦に軽空母を一隻入れた編成で近海対潜哨戒及び輸送船団護衛作戦を格三回ずつ実施するという感じだけど……これはまずは近海対潜哨戒を勲章を貰いにいかないといけないか」
「そうですね。さらにはいつもの輸送船団護衛作戦ですが今回は軽巡洋艦を艦隊に編成できない事から羅針盤がランダムになってしまいますのでそこらへんを注意して編成してくださいね」
「つまり対空装備をもりもりで編成しないといけないって事か」
「頑張ってください。この任務の報酬にはなんとあの『雷電』が選べるそうですので」
「雷電か!防空四天王の局地戦闘機が手に入るとは今後の航空基地隊の防空には欠かせない装備だな。よし、それじゃ対馬たちに頑張ってもらおうか」

それで私は対馬たちいつもの対潜哨戒のメンバーを編成して出撃してもらった。
ついでだからと事前に第五戦隊の任務もクリアしておいて対潜警戒の任務も出しておいて一緒に継続して行ってもらった。
その甲斐あってあ号もいい感じに捗っているのを感じながらも、輸送船団護衛作戦も出して大鷹を対潜装備から対空装備に変更して駆逐艦の全員にもそれぞれ10㎝連装高角砲+高射装置と対空電探、あまりで対潜装備を二名ほどに装備してもらい攻略してもらった。
多少やっぱり敵深海棲艦に空母が多かったので苦労があったけど輪形陣で乗り切ってもらった。
そしてめでたく、

「よし。これで雷電を選択だな!」

二式爆雷、戦闘詳報、雷電の三つの中から選ぶとしたらここはやっぱり雷電しかないというある意味選択というのがなかった。
どうせ今後も戦闘詳報は誰かが改二になる時にその時の任務で手に入るだろうしな。

「それでは後残すのは大本営も挑戦はしてみてくださいという任務ですね」
「どうせ難しい海域なんだろうな……」

そう思いながらも新しい任務内容を見る。
そこには『迎春! 「空母機動部隊」全力出撃!』と明記されていた。
これはてっきりKW環礁沖海域と勘違いしそうだけどサーモン海域北方の任務である。
駆逐艦二隻に空母二隻残りは自由編成で計四回A勝利以上を収めよと言うものだ。
これはボーキがマッハで減りそうな任務だな。

「だけど、うちの子達の練度ならまぁ大丈夫だろうな。駆逐艦を二隻も入れるってかなりの不安要素だけど……」

それで私は装甲空母のみんなに対空の秋月、対潜の夕立を編成して、空母四人にはバルジを積んで駆逐艦二人にはダメコンを装備してもらって出撃してもらった。




……そして結果的には何回も大破はするものの主に大破したのは駆逐艦の二隻だったのでダメコンも積んであるので大破進撃をしてもらった。心が痛むけど突破率を優先した。
だけど今回は運が良かったのか一回も逸れなかったし、さらには大破進撃をしたにも関わらずダメコンを装備しているのが原因なのかいつもの不思議な力が働いて敵深海棲艦は一回も大破している秋月達には攻撃をしてこなかったので最終的にはダメコンを一個も使わなかったというのは面白いし助かる気分だった。
復活できるとはいえ轟沈を経験させるのは心苦しいからな……。
サーモン海域北方の敵のゲージは二回しか削れなかったけどこの編成ならまずまずの結果だった。
やっぱり戦艦に空母五隻で蹂躙するのが一番手っ取り早いからな。支援もいらないし。


まぁ、そんな感じで最後の新春の任務も終了したので『熟練搭乗員』と『新型航空兵装資材』と『紫電改二3個』の中からは今後も手に入る可能性が低い『新型航空兵装資材』を選択しておいた。
熟練搭乗員は今のところはもういちいち艦戦21型の更新には使うほどでもないからな。一個あればいまのところは十分。
52型(熟練)も数は揃っているからね。
さらには家具も手に入るのは嬉しい感じだったな。
さっそくとばかりに執務室を妖精さん達の力を借りて入れ替えてもらった。


「……しかし、大鷹に択捉、松輪、佐渡、対馬の対潜哨戒メンバーの書き初めか。五人ともなかなか達筆じゃないか」

五人を執務室に呼んでそんな話をしていた。

「大鷹さん! なかなかのもんだろう!」
「はい。佐渡さん、お上手ですよ」
「頑張りました……!」
「司令、ありがとうございます! ですが松輪の『安全』は分かるのですが、対馬……あなたの『危険』はどういう意味ですか?」
「うふふ……内緒ですよ」

相変わらず変な雰囲気を出している対馬に私達はそれ以上は聞くことはやめたのであった。
ともかくこれにて新春の任務は終了である。
明日には初詣にいかないとな。


 
 

 
後書き
一応5-5の編成を晒しておきます。

瑞鶴改二甲 村田隊、岩井隊、52型(熟練)、彩雲、バルジ
サラトガ  村田隊、彗星(六〇一空)、天山(六〇一空)、岩本隊、バルジ
大鳳改   友永隊、江草隊、52型(熟練)×2、バルジ
翔鶴改二甲 流星(六〇一空)、彗星(六〇一空)、52型(熟練)×2、バルジ
秋月    10㎝連装高角砲+高射装置×2、13号対空電探改、ダメコン
夕立    四式水中聴音機、type124 ASDIC、三式爆雷投射機、ダメコン


なんとか一日で終わりましたね。
疲れたけど良い装備が手に入ったので満足です。特に雷電!




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