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『育児Diary』

作者:零那
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『絶望』



2月24日、昨日持って帰ってこれんかった図工の何かを持ってたらしい。家の近くになって靴箱に忘れて来たって言う。

取りに戻ったら無いらしい。何かをママに言うてくれてないけん何が無くなったんか解らん。

君は職員室行って言いに行ったらしい。そしたら先生一緒に来て話を聞いたら、半紙を1枚ピラピラって持ってたらしい。そりゃ飛んでくわ、アホやろ(笑)
先生にも鞄の中入れとかんで大丈夫?って聞かれたらしい。ちゃんと言うてくれてるのにシッカリ聞き入れろよ!

何に使うかも解らんけど、半紙が無くて落ち込んでた。しゃあなしでDAIKIで半紙買って帰った。明日、何かをしてくれるらしい。

道徳の教科書を見た。
[素敵なものに出会ったときのことを書きましょう]ってとこに[ありません]って書いてた。

もうショックというか絶望で言葉が出んかった。そんな心の無い人間になるような育て方してないつもりやったのに...。え、育て方間違った?充分配慮しながら自分みたいな人間にならんようにしてきたんやけど...遺伝?!辛いにもほどがある。立ち直れんかもって本気で悲しかった。

[美しい、素晴らしい、キレイ、感動...]そんな風に心が動くこと何ヒトツ無い7年間だったんかと思うと死にたくなった。


 
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