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ドリトル先生と春の花達

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第十幕その八

「マナティーだと」
「アマゾンマナティーですね」
 トミーが先生に言ってきました。
「あのマナティーですね」
「うん、そうだよ」
「あのマナティーは河にいますからね」
「彼等のことを書くつもりなんだよ」
「そうなんですね」
「あそこはそうした生きものが多いからね」
「本来海にいる生きものの亜種がいますね」
 アマゾン川にはです。
「イルカとかエイが」
「そう、エイもいるんだよね」
 淡水産のエイです。
「他にも色々な生きものがいるけれど」
「マナティーもいて」
「彼等の論文を書くつもりなんだ」
「今度はそちらですか」
「アマゾンのことかこれまで何度も書いたけれど」
 論文にです、生物学や植物学、地理学と先生はこれまでアマゾンのことを何度も書いてきたのです。
「マナティーも書くよ」
「そちらも楽しみですか」
「うん」
 ここでもにこりとして言う先生でした。
「そうなんだ」
「先生は本当に学問がお好きですね」
「調べて論文に書くとね」
「それで、ですね」
「楽しめるよ」
 本当に生粋の学者さんなのです、先生は。
「だから書くよ、今回もね」
「それも先生だね、けれどアマゾンはね」
「あそこは凄いよね」
「密林で暑くて雨は多くて」
「しかも怖い生きものが一杯いて」
「ちょっとやそっとじゃ行けないわ」
 そうした場所なのです。
「緑の地獄っていうけれど」
「滅多なことじゃ生きられないわね」
「密林の中も河の中も」
「何処もかしこも」
「あそこに一人でいられるとなると」
 先生も言います。
「仮面ライダーになれるよ」
「日本の特撮ヒーローだよね」
「あそこに一人で暮らそうって思ったら」
「自然、野生動物達と戦って」
「そうしていったら」
「うん、それこそね」
 先生はこのことは冗談抜きでお話しています。
「ヒーローになれるよ」
「実際そうした仮面ライダーいたわね」
「名前がそのままで」
「とても野性的で」
「とても強かったね」
「アマゾンはそこまで過酷なんだ」
 その自然環境はというのです。
「何しろ猛獣も毒のある生きものや虫も一杯いるからね」
「沖縄なんか比べものにならないね」
「流石は地球最大の秘境よ」
「アフリカのジャングルすら凌駕する」
「そうした場所ね」
「アフリカよりもね」
 先生は皆とアフリカに行った時のことも思い出しました。
「凄いね」
「そうだよね」
「どう考えても」
「広いしね、ずっと」
「中の状況も」
「ニジェールとかよりもね」
 遥かにというのです。 
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