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魔法少女リリカルなのはVivid ーオーブ列伝ー

作者:末武克之
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第13話 幻でも

 
前書き
合体魔王獣 カオスオブモンス 

 
ロボット怪獣の戦いから数日が流れヴィヴィオはミッドの大学病院で絶対安静するように言われていた。

「ヴィヴィオさん」

アインハルトは病室に入りヴィヴィオを見た。

「あっ、アインハルトさん」

ヴィヴィオは悲しげな顔をして片手に1枚の写真を見ていた。

それはヴィヴィオと一緒に写っているガイの写真だった。

「ヴィヴィオさん」

アインハルトはヴィヴィオに近づきヴィヴィオの頭を優しく撫でた。

「ヴィヴィオ!元気?」

リオはそう言ってドアを開けた。

「リオ、コロナ」

ヴィヴィオはそう二人を見て暗い顔から無理に明るい顔をした。

「ヴィヴィオ、これ見て!」

リオはベルカ戦乱の本をヴィヴィオに見せた。

そこにはガイによく似た男性が片手に短剣を持ちながら敵国の兵士を倒す姿が写されていた。

「ガイさん?」

ヴィヴィオはそう言ってガイによく似た男性の写真を見た。

「確かにこれは間違いなくガイさんですね」

アインハルトはそう言った。

「ガイさんの先祖なのかな?」

リオはそう呟いた。

「ガイさん、貴方はどこに居るの?」

ヴィヴィオはそう呟いた。


ーーーアリムスの森ーーー


ガイはかつてオリヴィエとクラウスと共に過ごした森で昔の事を思い出していた。

「あれから数百年か・・・」

ガイはそう言って辺りを見た。

昔のままだがかつての仲間や知り合いは全然居ない。

「おい、何してるんだ?」

後ろから聞き覚えのある声がした。

「ジャグラー」

ガイはそうジャグラーを睨んだ。

「ここに来てもかつての力は戻らないぞ」

そう言ってジャグラーはガイに近づいた。

「お前との因縁に終止符をつけてやる!」

そう言ってジャグラーは刀を片手に持ちそれを空に向けた。

すると刀から紫色の雷が出て空から何かの尻尾が落ちてきた。

「あれは!」

ガイはそれを見て気づいた。

それは・・・。

マガオロチの尻尾だった。

「何でマガオロチの尻尾が!?」

そうガイは言った。

「忘れたのか?お前が切り落としたんだろ?」

ジャグラーは笑みを浮かべて言った。

「まさか!」

ガイは何か嫌な予感がした。

「さぁ!始めるか!」

ジャグラーはそう言って片手にダークリングを片手に闇のカードを差し込んだ。

「キングオブモンスさん」

[キングオブモンス]

左から最強合体怪獣キングオブモンスが出現した。

「ネオカオスダークネスさん」

[ネオカオスダークネス]

右にネオカオスダークネスが出現した。

「究極の闇の力。お借りします!」

そうジャグラーはダークリングを空に向けた。

[フュージョンアップ!カオスオブモンス!!]

二体の最強の怪獣が融合して出現した怪獣。

合体魔王獣カオスオブモンスが目の前に出現した。

「さぁ!かかってこい!ガイ!」

ジャグラーはカオスオブモンスの体内でそう言った。

「ウルトラマンさん!」

[ウルトラマン!]

『シュワ!』

ガイの左側にウルトラマンが出現した。

「ティガさん!」

[ウルトラマンティガ!]

『チャッ!』

右側にウルトラマンティガが出現した。

「光の力、お借りします!」

そうガイはオーブリングのトリガーを引いた。

[フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ!スペシウムゼペリオン!]

ガイはウルトラマンオーブスペシウムゼペリオンに変身した。

「俺の名はオーブ!光を照らして悪を撃つ!」

オーブはそう言ってファイテングポーズを取った。

「キャシャアアアアア!」

カオスオブモンスは雄叫びを上げてオーブに目から怪光線を放った。

オーブはそれを避けてスペリオン光輪をカオスオブモンスに向けて投げた。

しかしカオスオブモンスは片手でそれを受け止めた。

「なっ!」

カオスオブモンスはそれを体内に吸収した。

「っく!スペリオン光線!!」

オーブは両手を十字に組んで必殺光線をカオスオブモンスに向けて放った。

だがカオスオブモンスはボディでそれを吸収した。

「ほら、返してやる!」

カオスオブモンスは口からスペリオン光線と同じ紫色の光線をオーブに向けて放った。

オーブはそれをジャンプして避けた。

[ウルトラマンオーブ!ライトニングアタッカー!!]

「電光雷轟!闇を撃つ!」

オーブはライトニングアタッカーに姿を変えた。

「ウオッシャ!」

オーブは電撃のパンチを何発もカオスオブモンスに打ち込んだ。

しかしカオスオブモンスは全く効いていなかった。

「その程度の電撃じゃあカオスオブモンスは倒せないぜ」

ジャグラーはそうオーブに言った。

「なら!」

オーブは空高くジャンプした。

「アタッカーギンガエックス!!」

オーブは両手両足を大きく開き必殺技アタッカーギンガエックスをカオスオブモンスに放った。

カオスオブモンスにアタッカーギンガエックスが直撃した。

だが。

「おいおい、まさかこれが限界じゃないだろ?」

カオスオブモンスは体を掻きながらオーブに聞いた。

「っく!」

オーブは両手を拳にしてどうするか考えた。

「俺を倒せるのは闇のカードだけだ!」

そうジャグラーはオーブに言った。

オーブは体を光らせて大地のカードを使用した。

[ウルトラマンオーブフォトンビクトリウム!]

オーブはフォトンビクトリウムに姿を変えた。

「ウオッシャ!」

オーブは両腕の力で攻撃を仕掛けた。

しかしカオスオブモンスには全く効いていなかった。

「フォトリウムナックル!!」

オーブは片手に力を込めて最大パワーで殴った。

巨大な爆風が起きた。

だがカオスオブモンスはそれでも無傷でいた。

オーブは爆風と共に姿を消していた。

「ガイ、どこだ?どこだ~!!」

カオスオブモンスはそう大声で叫んだ。


ーーーアリムスの森の奥ーーー


ガイはふらふらになりながら木の下で背中を預けた。

「ん?」

ガイは誰かの気配を感じた。

それは鎧の姿のオリヴィエだった。

「オリヴィエ」

ガイは片手をオリヴィエに差し出した。

オリヴィエはガイの片手に何かを持たせた。

それはウルトラ戦士のカードだが絵は何も描かれていなかった。

「これは?」

ガイはそれをじっと見た。

「貴方自身よ」

そうオリヴィエの姿はヴィヴィオに変わっていた。

「ヴィヴィオ?」

ガイはヴィヴィオをじっと見た。

「戻って来てガイさん、私はありのまま貴方を受け入れる!」

ヴィヴィオはそう言って姿を消した。


ーーーミッド大学病院ーーー


ヴィヴィオは眠りに入り夢を見ていた。

それは自分のモデルになったオリヴィエだった。

「貴女は彼の側に居てあげて下さい」

そう言ってオリヴィエは姿を消した。



そしてヴィヴィオに近づく闇の剣士がゆっくりとヴィヴィオに迫っていた。


続く 
 

 
後書き
ガイのウルトラヒーロー大研究

ガイ 今日のヒーローはこの人だ!

ウルトラマンネクサス

ガイ ネクサスさんは絆の力で戦うウルトラ戦士なんだ。あらゆる人々と共に絆を深めていったんだ。

今回の怪獣は?

カネゴン

ガイ コイン怪獣カネゴン。食べる金額は3980円と1日に食べるにはかなり高い。
寿命は60年も生きると言われている。

次回も見てくれよな!


次回予告
カオスオブモンスの強大な力に敗北した俺は闇のカードを使う事にした。

しかしヴィヴィオの願いが奇跡を起こした。

俺は逃げずに立ち向かう!

次回 君の側に!

これが本当の俺だ!! 
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