| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

番外編その4~本流側の力量判定と予言の書について~
  正史のようで外史×予言の書について

今回アウロス学園での事後処理後、皆が寝てるとこで俺は予言の書が更新された事を思い出した。で、今後起こる事を見てるけどクリスマスに関して主に天界関連らしいな。

「今後活躍する者がイリナに関係する出来事か『艦長』お、何だフェルト?」

『何やら正史のような外史のような正史を監視してる者からメッセージが来ました』

「と言う事は本来起こる出来事にドウターが来ると言う報せか。詳細は俺の精神世界で頼む」

『そのつもりです。ではお休みなさい』

メッセージが来たと言う事で、一旦精神世界に飛んでから主に黒の駒と次元の駒を持つ者が来れる専用空間を用意した。俺が伝える方だからいないけど、今回行く者をチョイスしながら呼ぶ事となるな。

俺は前代創造神鋼=橘高(きつたか)冬琉(とおる)と打ち合わせ後、ヴァーリチームと英雄チームと次元の狭間本家にいるアグニ達も呼んだ。恋姫・大江戸・ISの三チームは呼ばなくとも分かってるから。

「ヴァーリ、ヴァーリ起きろ」

「何だヘラクレス。ん?ここはどこだ?」

「どうやら誰かの精神世界のようです」

「もうすぐクリスマスと言う忙しいイベントがあるはずなのだが、何故か俺まで呼ばれるけど一体誰なんだ」

『よく来てくれたな、我らの仲間達よ』

我は頭に直接語りかけるように言ったつもりだけど、皆は四方八方から声が飛んでくるので後ろを振り返ったり声の主を探していた。

「この声は一真か?」

『今、我はお前達の頭に直接語りかけているつもりだ』

「一人称が『我』になってるから黒ちゃんか、で、俺達に何の用だ」

『今は我の精神世界に呼んだ、詳細は起きてからにするが簡潔に話すと我らがいる世界を元にしてる前代創造神鋼からメッセージが届いた』

「グレモリー眷属やシトリー眷属がいないから、行った事のあるメンツだけを呼び出したと言う事ですか?アザゼルは行った事無いと思いますが」

ルフェイの言う通りでアザゼル以外は行った事あるメンツ、ホントはサーゼクスも呼びたかったけど現魔王だし忙しい時に呼ぶ事を躊躇してるから。結果論として暇であるアザゼルを呼んだ訳。

各眷属も居ない事から今いるメンツのみで行く事になるし、これから行く外史を囮にして本命外史が脆くなってる状態だそうで。ホントは次元パトロール隊の暇してる者が行くはずなのだけど、今回行く者はここにいるメンツだけでいいと思ったから。

「前代創造神鋼?」

「アザゼルは知らないと思いますが、本来の歴史を正史と呼び、イレギュラーな出来事が起これば正史から切り離された世界を外史と呼んでる。それに似た世界の事を本流外史と呼び、世界監視の役目をしてる鋼様が別外史にてドウターゲートが開きそうな外史を発見した事ですわ」

「つまり正史のような外史のような正史を囮となって、別外史にドウターゲートが開くって事か」

「なるほどな。つまり黒ちゃんの目をそちらに行かせる事で滅ぼそうと言う策なのだろう『それについては月中基地本部にあるヴェーダが囮と本隊を仕分けしてくれた』ヴェーダも気になるワードだが、俺が行っても問題ないと判断したのか」

アザゼルも理解度が早くて助かるが、本流にドウターゲートが開くと大抵が破滅外史となってしまう。俺らがいる外史も消滅してしまうし、次元パトロール隊とハイブリッド以外の住人達は消滅となる。

未来より過去を破壊すれば救命制限されてしまい、正規隊員と準隊員の次元パトロール隊と記憶共有者と各外史に存在するバックアップメンバーと蒼い翼兼CBだが。他外史に行ってもアザゼルだけは問題ないと判断した我。

『本来起こる出来事に関しての詳細は起きてからになるが、何か質問があれば話せる範囲で答える』

「私から一つ、もし他外史へ行くならお母様も一緒に行くのでしょうか?」

『朱璃は記憶共有者であって本来なら亡くなった人物とされている。異世界から来た我らの生き証人として連れて行くつもりだ』

「あっちの俺の実力はどうなんだ?」

『我が知ってるアザゼルとあちら側のアザゼルでは実力はこちら側のアザゼルさ』

他に質問も無かったので精神世界から現実世界へと戻らせて、朝になると呼び出された者達は分かってるがその場にいなかったリアス達は何の事かは分かっていない。新参者向けの任務じゃないし、今回は少数精鋭で行くつもりなのでな。

俺はと言うと次元の狭間本家トレミードッグにいて、皆が現実へ戻った事を知ってから自室へ行くとベッドの上には左右と真ん中にリアスとソーナとシーグヴァイラ。昨日ここに寝るはずだったからなのだろう、白音もいたと思ったが黒歌と一緒に寝てるみたい。

「と言う事で早朝で悪いが俺らは任務の為に行ってくる」

「任務?次元パトロール隊のって事かしら」

「そう言う事ですわ。まあ正確には一真さんの精神世界に呼ばれた者だけが知る任務となっております。リアス達が知る訳がありません」

「もうすぐクリスマス前に片付けておきたいミッション発生事案があってな、ちなみにCB所属の三チームは知ってるから。知らん者は各眷属の一部のみ」

「行く者らはヴァーリチームと英雄チーム、俺と朱璃のみとする。当たり前だが一ちゃんもな」

今回少数精鋭で行く事、異世界から来たと言う生き証人として朱璃を連れて行く事、特例として朱乃のみ行く事など。アグニとオーフィスが行ってもいいが、相手が強いって訳でもない。

なので今回行く者以外全員をお留守番とし、リアス達各眷属は課題としてアグニに一太刀入れてみろと。若手四王の力を借りなくても攻略するし、氷羽子からの詳細聞くと納得してしまうソーナとシーグヴァイラとまだ納得してないリアスとサイラオーグ。

俺らにとって足手纏いになってしまうと感じてしまって申し訳ないが、次行く時は一緒に行く約束をした。解散して行く組はトレミー3番艦へ乗艦、留守番組と納得してない者達を説得して落ち着いたようだ。

「本来起こる出来事と今回行く任務に関係しているのですし、確か本来起こる出来事を本にして纏めた物があるので読んで下さい。各自で読んだ後は返却するようにと言われてます」

「と言う事はソーナ達は既に読んであるから納得してると言う事なのね」

「CB所属黒神チームである私達はね、まあ本来の私はもっと凄い事になってるらしいけど」

「この前あった吸血鬼サイドで我ら達で読んだ物と同じらしいが、何やら修正したのか前より分厚くなった気がする」

俺らがいる外史を元になった歴史を振り返る時が来ると思い、大量生産して正解だったわ。本と言うより教科書に近い、お留守番組のほとんどが読んでる状況だからゆっくり読める。

現時点で本流と支流の違いについて知ってもらいたいし、今回行く外史は二つ。一つは今進んでるとこに囮としてゲート反応がある外史、もう一つは現実世界でアニメとして進んでいる外史。最もアニメとして進んだ外史は俺でも知らんオリジナルストーリーになってるから。

「まさか本来の歴史では、一真が私の『兵士』になってたなんて!」

「僕はジークが持ってた魔剣を所持してたんだ」

「ファーブニルさんは本来だと性格が真逆のようですね。ファーブニルさんはどう思います?」

『俺がパンツ龍王と呼ばれる自体が可笑しいが、二天龍も可笑しな呼び名だな』

『唯一性格が変わってない我もだが、本来とは別の強さを持った分身と言えよう』

「そうだなヴリトラ。俺らは余り変わらんが、今まで自由に使えたのも織斑が居なくともコントロールしてたしな」

読み終わったのか各感想を聞きつつも本の回収をしていくソーナ達、改めて次元パトロール隊として知ってもらいたい歴史でもあるから。本流だと前四大魔王と元神とカテレア達旧魔王派も死んでるし、アグニとオーフィスも仲違いのままだ。

聖剣エクスカリバーもゼノヴィアが使ってるエクス・デュランダルのみとされてるし、パワーとディフェンスも本流と支流では違い過ぎる。俺はブリッジの艦長席で様子見しながら今回行く外史にいる記憶共有者にコンタクトしてた。

「ふむ。あちら側にサーゼクスがいるな、今回の策としてまた偽赤龍帝と偽白龍皇が出た事にするか」

「あちらの記憶共有者はサーゼクスだけなのか?」

「もしこちら側のサーゼクスが行くならセラフォルーだったりするが、今回はアザゼルも来るからじゃねえの」

「それにもしリアス達が乗艦しようとしても通れないようにしてますし、アグニ達に一太刀入れられる程の強さを持たない者が行くだけ無駄となります」

例えるなら空港の金属探知機に反応すると通れない仕組み、納得していても通ろうが無駄に終わる。これから行く外史に出現するドウターゲートがデコイみたいだし、一つは囮としての反応があって本物は月中基地本部で探索中となってる。一つはクリスマス前の本流側、もう一つはアニメ外史に反応がある。

「それで?一真達は本来起こる外史へ行くのは分かったけど、何故私達は今回居残り組なのかしら?」

「今回行く外史は主に二つあってな、両方共一度行った事ある者のみしか行けないようになってるんだ。例えるなら空港の金属探知機かな、俺らは素通り出来るけど一太
刀入れるぐらいの強さを持たない者が通ると鳴る仕組みと言った方が分かりやすい」

「それでも納得しなければ実際通ってみれば分かる事、トレミー3番艦前のゲート前を通ってみたらいいさ」

これから行く外史はドウターゲートがデコイのような事が起こり、一つは囮として本物のゲートは月中基地本部で探索中。俺は知ってるけど、一つはクリスマス前の本流側に反応があってもう一つはアニメ外史で反応があった。

本来の歴史通りだとアウロス学園がクリフォトにより襲撃後、俺らと違う対策をして捕縛された裏切り者魔法使い達が事前に仕組んだ術式を使って校内自爆で半壊した。アウロス市街と共に復興作業が行われていて、俺ら側は対策済みで事前勧告により破壊は免れた。

空中都市アグレアスも裏切り者魔法使い達により転移されたが、こちら側だと俺らの力によって転移されて本物と偽物にすり替えた。吸血鬼に関してもあちら側とこちら側で違うし、バロールの事を知ってた俺が居た事により覚醒したような代物。

神滅具についてもだが、神器所有者や他眷属についても語った。赤龍帝は史上最弱の赤龍帝とされていて、主人公はエロの塊とした様々な技を卑猥な事で使う事に。悪魔の駒を調整されてから『赤龍帝の三叉成駒(イリーガル・ムーブ・トリアイナ)』を会得。

サイラオーグとのレーティングゲームで、『真紅の赫龍帝(カーディナル・クリムゾン・プロモーション)』に目覚めた事や覇龍での暴走状態をアザゼルが作詞した『おっぱいドラゴンの歌』によって暴走状態を解除。白龍皇についても敵であるが、ここと同じく結成された『D×D』で仲間になる。

覇龍を逸脱した覇龍、『白銀の極覇龍(エンピレオ・ジャガーノート・オーバードライブ)』を会得されたと。本流と支流だとどちらが強いかと聞かれると無論俺らの方が強いと言えるし、あちらが悪魔ならこちらは神だから天と地の差と言っていい程。細かい事は省くが本により詳細に書かれてたからか、誰も詳しく聞く者はいない。

「俺と言う存在がいなければ黒神眷属など存在しないまま歴史通りとなり、俺はここに来なかったかもしれない。しかし今代創造神である俺が介入したら面白くなるのではと思い、介入した結果は言わなくとも分かるだろ。歴史を変えてしまったのは事実だが、俺がいなかったらヴァーリチームや英雄チームも猫又姉妹の和解もされずになっていたぞ。サーゼクスの力を制御可能にしたり、サイラオーグの滅び魔力が覚醒や匙の禁手に至らせた事も黒の駒や聖剣エクスカリバーを量産化したのも全ては俺が居る事で成り立つ」

「なるほど、だからこれから行く外史に本流の私達を助けないと私達も滅びてしまうと言う事かな?」

「サーゼクスの言う通りでな、正史のような外史の住人にドウターを倒す力は無いに等しい。その力を持つ者はここに居る者らしかいないが、今回はヴァーリチームと英雄チームとアザゼルと朱璃のみ連れていく」

「だが二天龍である一ちゃんとヴァーリが行けば俺達がいるここも消滅してしまうのでは?」

「象徴となる二天龍や龍神が離れてしまうと消滅してしまうと確証されてるが、今回イアン達に作らせたブツがあるから何も問題ない。二天龍の宝玉と黒鐡の力を使った機器を開発、これを配置する事により俺らが離れても消滅しないようにな」

と言う事で少数精鋭で行く事で納得させたリアス達、行き来してる時にドウターが来ても倒せる力を持たせている。それに朱璃を連れて行く理由は、俺達が異世界から来た証拠だから。

グレンデルも連れて行くので、ポケモン技を真面目に学ぶ姿を見たドライグ達は珍しい目で見てた。元が邪龍グレンデルで戦うのが大好きなドラゴン、会得が早いのか近接技から遠距離技まで。

「と言う事で行ってくる、俺らが居ない間は頼んだソーナ」

「はい。一真が行ってる間、リアス達新参者を鍛えておきますから安心して下さい」

俺らがトレミー3番艦に乗艦してブリッジにある艦長席に座る、ヴァーリ達はブリーフィングルームで待機していてアザゼルと朱璃はこちらに居た。逐一定時報告しとくと言ってたアスモデウス、俺らが居る外史から行き来してる間に本流側の情報を見てた。

「ゲートだとすぐに到着かと思ったら結構掛かるのだな」

「まあな。これから行く外史は本流側ので、支流側の俺らぐらいの時に兵藤家のトレーニングルームを占拠予定となっている」

「その前に冥界各所に二天龍と曹操が出現したとデマを流せばいいのか、恐らく今頃あちら側の俺らはクリスマス前に呼ばれてるだろうな」

「この本を見せてるだろうよ、前代創造神が創った予言の書に関して」

その通りであり、クリスマス前で忙しい時に急遽呼ばれた本流リアス達。アザゼルも呼ばれたが、何となく呼ばれた理由を知っているようだ。サーゼクスとミカエルもいる時点で、三大勢力に関係する案件なのかと思ってたらしい。

「冥界は今混乱中なのだが、俺らに何の用だ?と思えばもしや予言の書関連か?」

「ああその通りだよ。詳細はミカエルから告げられるが、アザゼルはこの本を見た事ありますから皆に説明する必要性があるね」

「予言の書?『三大勢力戦争前、聖書に記されし神がミカエルに譲渡された予言書。で、戦争終えて二天龍封印後に密かに俺や一部の者しか知らない俺らに情報提供してたのさ』と言う事は今までの事が予言されてたって事ですか?アザゼル先生」

実は・・・・とミカエルやアザゼルが話したけど、予言の書はまだアザゼルが堕天前からあった代物で、眉唾物だと思ってた神や熾天使。サーゼクスが知ってたのは前魔王からの右腕である大公アガレスから知ったと言ってた。

なぜ神器システムを創った神がこれを持ってたかは世紀末の謎で、三大勢力が駒王協定で結ばれた後に更新されてたらしい。アザゼルはこれまで起きた事をミカエルやサーゼクスと情報共有してたが、更新ページを読むとこれまでの行動や倒した敵などが記されてた。

何者かが予言の書に起きた出来事を書いたのか?と思ってたが、予言の書は幾重にも封印されて一部の者しか見れないようにしても更新された合図があって取り出して読むと過去に起きた出来事があったらしい。

「・・・・と言う事で、今まで読めなかった項目は封印処置前にはなかったページなのですよ。アウロス学園やアグレアス関連について書かれてた事が次のページなのです」

「何々・・・・『冥界アウロスと言う地にて邪な者達らが襲撃し、邪龍軍団が学び舎を破壊したが白き猫が巨人型の黒い鱗をした邪龍を封印される。だが空中都市が敵によって奪還されるだろう』・・・・ってこれは先日起きた事件じゃねえか」

「先日の出来事が起きた後、次のページが解禁されましてこう書かれています『冥界アウロスにテロ組織「禍の団」クリフォトが襲撃し、子供達の学び舎を破壊されるが白き猫が二天龍の宝玉を使い邪龍グレンデルを封印に成功されたし。元戦乙女の転生悪魔を誘拐後、真紅の赫龍帝からの直撃を受けて捕縛。その後、空中都市アグレアスを奪還されてしまうだろう』と、これが最新ページであります。まるで先日起きた事件の報告書みたいな感じです」

「ふむ、これを知る者が更新させたと言うらしいが。私も現地にいたとしても詳細に書かれてる事はちょっと不気味だね」

三大勢力トップが唸っているとノック音が聞こえてグレイフィアが入ってきた。何かと思いサーゼクスの耳に入れると部屋から出てしまい、何かあったのか?と思いながら待つ事にした。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧