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『叙情4』

作者:零那
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『12.4』



悔いる気持ちは無くなることはない。いつまでも引っ張られてく。いつでも引き戻されてく。

あの時に戻れるのなら...なんて考える。何も変わらないって解ってるのに、何かを変えたいって思う。何が変えられるのか真剣に考える。

私達の涙は冷たい風が乾かしてく。乾いた頬がまた濡れてく。そんな繰り返しが続いた。

夜中の風は痛い程に冷たく、現実を感じずにはいられない。生かされてるという事実、仲間を失ったという残酷な事実。今此処に無いのは純粋な真実...。


 
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