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ヘタリア大帝国

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191部分:TURN19 イーグル=ダグラスその二


TURN19 イーグル=ダグラスその二

 この六人がそれぞれアメリカとフィリピンの前に来てだ。こう名乗った。
「キャシー=ブラッドレイだよ」
「クリス=ハルゼーです」
「朽木=イザベラです」
「ジョニー=A=ネクスンだぞ」
「デビット=キャヌホークな」
「ララー=マニィよ」
 こうそれぞれ名乗って敬礼した。アメリカとフィリピンも彼等に返礼する。
 そしてそれからだ。アメリカが陽気に彼等に応えた。
「やあよく来てくれたね。これから会議だよ」
「そうだね。ただね」
 派手なパンクの女キャシーは艦橋の中を見回した。そのうえでこう言うのだった。
「肝心の新しい司令長官が来ていないね」
「そろそろ来るんじゃないのか?」
 キャヌホークはそのキャシーに対して言う。
「そう思うんだがな」
「そういう君はよくここまで来れたね」
「ああ、中帝国からか」
「そうだ。大変だったんじゃないか?」 
 アメリカはこうキャヌホークに尋ねる。
「重慶からよく来られたな」
「ベトナムの方から来たんだよ」
 キャヌホークは陽気にアメリカに話す。
「重慶からのルートがあるからな」
「そうだったな。そこを使ってか」
「そういうことさ。それはそうと祖国さんも元気そうだね」
「ははは、僕は何時でも元気だぞ」
 アメリカは満面の笑みでキャヌホークに返す。
「君も元気そうで何よりだ」
「元気過ぎて女の子にもてもてよね」
 ララーがアメリカに続く形でキャヌホークに言う。やはりその顔は明るい。
「さっきも女の子に声かけられてたでしょ」
「おや、見ていたのかい」
「浮気?中帝国のランファ提督といい仲だって聞いてるわよ」
「いや、あの娘はもう日本帝国の捕虜になったからな」
「関係は消滅?」
「残念って言えば残念だけれどね」
 こうは言ってもだ。キャヌホークはさばさばとした感じである。
「それも仕方ないさ。彼女が助かっただけでもね」
「よしとするのね」
「まあね。俺もここに無事来られたしね」
「相変わらずラッキーボーイね」
 ハルゼーは神秘的な微笑みでキャヌホークに言った。
「貴方の運勢は今日もね」
「いいのかい?」
「かなりね。異性運は特にね」
「ははは、それは何よりだ」
「けれど金銭運はあまりないわね」 
 そちらはだ。よくないというのだ。
「遊び過ぎね」
「確かにな。給料は殆ど消えてるさ」
「それでも遊ぶのは止めないのね」
「俺のライフワークさ。まあとにかくな」
「ええ、後はね」
「新しい司令長官を迎えましょう」
 イザベラは真面目にアメリカや他の提督達に言う。
「もうすぐ来られる筈です」
「そうだな。じゃあこのまま待とう」
 ネクソンは根拠がないまでに明るい。
「新しい司令長官はどういう人かな」
「イーグル=ダグラスですか」
 イザベラはこの名前にだ。記憶に刺激を感じていた。
 そしてそのうえでだ。こう同席している者達に言うのだった。
「何処かで聞いた名前ですね」
「あれっ、イザベラは知らないの?」
 そのイザベラにだ。ララーが言ってきた。
「イーグル=ダグラスって。ララーでも知ってるのに」
「何処かで聞いたことがあるけれど」
「それでも知らないの?」
「誰だったかしら」
「まあイザベラはずっと勉強と訓練ばっかりだったからね」
 キャシーがそのイザベラの横からララーに話す。

TURN19 イーグル=ダグラスその二

 この六人がそれぞれアメリカとフィリピンの前に来てだ。こう名乗った。
「キャシー=ブラッドレイだよ」
「クリス=ハルゼーです」
「朽木=イザベラです」
「ジョニー=A=ネクスンだぞ」
「デビット=キャヌホークな」
「ララー=マニィよ」
 こうそれぞれ名乗って敬礼した。アメリカとフィリピンも彼等に返礼する。
 そしてそれからだ。アメリカが陽気に彼等に応えた。
「やあよく来てくれたね。これから会議だよ」
「そうだね。ただね」
 派手なパンクの女キャシーは艦橋の中を見回した。そのうえでこう言うのだった。
「肝心の新しい司令長官が来ていないね」
「そろそろ来るんじゃないのか?」
 キャヌホークはそのキャシーに対して言う。
「そう思うんだがな」
「そういう君はよくここまで来れたね」
「ああ、中帝国からか」
「そうだ。大変だったんじゃないか?」 
 アメリカはこうキャヌホークに尋ねる。
「重慶からよく来られたな」
「ベトナムの方から来たんだよ」
 キャヌホークは陽気にアメリカに話す。
「重慶からのルートがあるからな」
「そうだったな。そこを使ってか」
「そういうことさ。それはそうと祖国さんも元気そうだね」
「ははは、僕は何時でも元気だぞ」
 アメリカは満面の笑みでキャヌホークに返す。
「君も元気そうで何よりだ」
「元気過ぎて女の子にもてもてよね」
 ララーがアメリカに続く形でキャヌホークに言う。やはりその顔は明るい。
「さっきも女の子に声かけられてたでしょ」
「おや、見ていたのかい」
「浮気?中帝国のランファ提督といい仲だって聞いてるわよ」
「いや、あの娘はもう日本帝国の捕虜になったからな」
「関係は消滅?」
「残念って言えば残念だけれどね」
 こうは言ってもだ。キャヌホークはさばさばとした感じである。
「それも仕方ないさ。彼女が助かっただけでもね」
「よしとするのね」
「まあね。俺もここに無事来られたしね」
「相変わらずラッキーボーイね」
 ハルゼーは神秘的な微笑みでキャヌホークに言った。
「貴方の運勢は今日もね」
「いいのかい?」
「かなりね。異性運は特にね」
「ははは、それは何よりだ」
「けれど金銭運はあまりないわね」 
 そちらはだ。よくないというのだ。
「遊び過ぎね」
「確かにな。給料は殆ど消えてるさ」
「それでも遊ぶのは止めないのね」
「俺のライフワークさ。まあとにかくな」
「ええ、後はね」
「新しい司令長官を迎えましょう」
 イザベラは真面目にアメリカや他の提督達に言う。
「もうすぐ来られる筈です」
「そうだな。じゃあこのまま待とう」
 ネクソンは根拠がないまでに明るい。
「新しい司令長官はどういう人かな」
「イーグル=ダグラスですか」
 イザベラはこの名前にだ。記憶に刺激を感じていた。
 そしてそのうえでだ。こう同席している者達に言うのだった。
「何処かで聞いた名前ですね」
「あれっ、イザベラは知らないの?」
 そのイザベラにだ。ララーが言ってきた。
「イーグル=ダグラスって。ララーでも知ってるのに」
「何処かで聞いたことがあるけれど」
「それでも知らないの?」
「誰だったかしら」
「まあイザベラはずっと勉強と訓練ばっかりだったからね」
 キャシーがそのイザベラの横からララーに話す。
 
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