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魔法少女リリカル☆イリヤ

作者:マッハ
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Staynight編『英雄王』

 
前書き
リクエストいつでも受け付けてますので 

 
「おっ風呂~」

ガラッと扉を開ける

「....」

「....悪い」

後で斬り殺されるかも




「....」

「セイバー...態とじゃないんだ。だから」

「別に構いませんよ。私の体なんて見ても何も思う所なんてないでしょうし」

「いやそんな事ないと思うぞ?小柄で可愛いと思うぞ?」

「...」

「と、とりあえず今度こそお風呂入ってくる」

「♪」

ガラッと扉を開ける

「おや?一緒に入りたいのですか?」

すずか以上に血を吸われるかもしれない...
その後アーな展開があったとかなんとか

次の日

「残る敵はランサーとバーサーカーね」

「トントン拍子で進んで行くなっ!?行ってくる!」

「はぁ?待ちなさいよ。何処に」

「見たいならモニターを映しとく。じゃあ」







「なんなのよコイツは!」

「....」

「■■■■...」

様々な剣、槍、斧、武器という武器がバーサーカーに当たるが全く動じない。だが金髪の男は一つの事に気づく。一つだけ槍を出した
それはバーサーカーの下へ飛んで行くがバーサーカーは弾く

「なるほど」

憶測だったのが今の行動で確信に変わる
再び剣や槍を飛ばす金髪の男。バーサーカーは弾くのだが全てを弾ききれずに二発受けてしまう

「....」

「...うっひょ~!やるじゃないかお前!今の全部宝具なのか?凄いじゃないか!それに比べてこっちは見かけ倒しだったなぁ」

「下がれ道化、笑いをとるにはまだ早かろう」

「?ヒィ!?」

バーサーカーは再び目を光らせる。傷は再生している

「斬ろうが焼こうが倒れぬ英雄は見飽きたがよもや死の淵から蘇る英雄がいるとはな。曰く、ヘラクレスは十二の難行を乗り越えて神の座に辿りついたという。まさに不撓不屈、忍耐の究極よな。業腹だかソイツには最上級の武具しか通じぬらしい。これはこの俺も分が悪いか」

金色の波を打つものから宝具が顔を出す。それは総刃が使っていた宝具の一つ、王の財宝...本来の持ち主だ。名はギルガメッシュ。世界最古の英雄、英雄王だ

「バーサーカーは負けない...世界で一番強いんだから!!」

「そうか?ハッ!そこな人形が見た世界は狭いのではないのか?行くぞ!」

武器は飛び交う。バーサーカーは防戦一方。前に出る事すら許されない。攻撃を受けたが最後押し戻されるからだ

「■■■■!!」

「貴様がバーサーカーというクラスでなければ或いはこの我に勝てたかもしれんな?だが理性を失った貴様にその宝具は使えまい?」

是・射殺す百頭。本来なら姿を変えて弓などに変型する宝具、しかしヘラクレスはバーサーカーとなった事でそれができなくなっている。ただの英雄なら使わなくても勝てるだろう。だが今回の相手...ギルガメッシュは桁が違う。まさに最強と言ってもいい。総刃が戦ってきた者達と比べたら見劣りするかもしれないが彼の宝物庫の中にはそんな物を打ち倒す宝具など有り余っている。故にユーリだろうとエンデだろうと彼が本気を出せば簡単に打ち倒せる。
だがヘラクレスはどうだ?勝てるか?そんな事はあるはずはない。ユーリには傷一つつけられずエンデに至っては攻撃は許されない。何故ならヘラクレスにはただ叩き斬るしかないからだ。持ち前の十二の試練があろうとそんな物は無駄だ。力の差は歴然、なのにヘラクレスは戦う。己が主を守るため、そのために戦う。

「さぁどうする?ヘラクレス!貴様にこの我の攻撃が捌ききれるか?」

ギルガメッシュは次々と宝具を打ち出す。ヘラクレスは叩き斬るがその巨体では攻撃の的だ。そんなヘラクレスがとった行動は

「■■■■!!」

「ほぅ、理性を失っても戦うための考えはできるか」

地面を壁にした。それを盾にして前に進む
近づいて斬るがギルガメッシュはバックステップで躱わす。そしてそこに宝具を当てる。
ヘラクレスは地面に張りつけられる
だが臆する事なく立ち上がり向かっていく

「それでこそ大英雄よ!この我を興じさせよ!」

「■■■■!!」

地面が崩れる。アインツベルンの城の中に入る。そこでイリヤを守りながら戦うヘラクレスの姿が

「そらそらどうした?人形を守っては貴様の全力は出せまい?いっそ子守りは止めてみたらどうだ?」

「...!!」

バーサーカーの体が赤黒く染まる。更に狂化したのだ

「そうか、惜しい事を...だがどうせは死ぬのが定めだがな」

ギルガメッシュが手で合図をすると宝物庫からまたもや宝具が、バーサーカーは四方八方から飛んでくる宝具を叩き落とす。例え自分の身が貫かれようと。主を...イリヤを守るために

「バーサーカー!」

「さて、これで十、次を受ければ後が無くなるぞ?」

(バーサーカーが負ける?そんな...あんなサーヴァントに?嫌だ...バーサーカーが死ぬなんて!でもアイツに敵わない...どうしても...っ!)

「...この先金髪で宝具を連射してくるヤツに会ったら迷わず俺を呼べ。いいな?」

イリヤは思い出す。マスターが七人揃ったあの日の夜、自分の去り際に言われた言葉を。
そして

「助けて...」

「?命乞いをしようとも」

「助けて!アーチャー!!!」

「ク....ハッハッハッハ!まさかヘラクレスではなくこの場にいもしない敵に助けを求めるとは!気でも触れたか?」

(...やっぱり嘘だった...当たり前だ。助けにくるはずがない。だって私はアーチャーを殺そうとして...でも)

「どうして涙が出てくるの!?」

「...天の鎖よ」

ヘラクレスは拘束される。その鎖は神性が高ければ高いほど強度が増す。更には令呪でさえも無効化してしまう恐ろしいもの

「さて...死ぬがいい人形」

(殺される...アー...チャー)

そこに星々の光が見えるゲートが現れた

「何!?」

いきなり現れ斬りかかられたため驚くギルガメッシュ

「...」

「アーチャー?」

その姿は総刃だった

「悪い、イリヤ。待たせた」

「ソウハ...っ、...本当だよ。待たせすぎだよ。ソウ」

「イリヤ!?まさか」

「フフ、私の大切な王子様...ありがとう。助けに来てくれて」

「...待っていろ。すぐに終わらせてくる」

「うん、行ってらっしゃい...必ず勝ってね!」

前に出て鎖を外す総刃

「バーサーカー...理解してくれるか判らないがイリヤを頼めるか?」

「■■■■」

するとバーサーカーはイリヤの下へ向かった。イリヤの前に立ち盾となるように

「アーチャー...貴様は敵であるバーサーカーに手を貸すと言うのか?」

「俺にとってイリヤは大切な存在だ。それを脅かす者は誰であろうと許さない」

「ハッ!粋がったな!雑種!」

「さぁな?もしかしたら本当にお前を倒せるかもしれないぞ?ギルガメッシュ!」

総刃は駆けた。王の財宝から飛んでくる宝具を弾きながら

「っ!」

やっぱりふざけたやつだ。だが

「負ける訳にはいかないんだよ!」

総刃は飛ぶ、もちろんギルガメッシュに追う手立てはあるが室内では無理がある。
王の財宝の攻略方はある。まず受けに徹するのではなく回避に徹する事、弾いてもまた次が飛んでくる。故に避けるのが一番安全だ。そして次は無防備なギルガメッシュを狙う事、これは総刃がシューターで行っているが宝具に落とされている

「どうした?この我を倒すのではなかったのか?」

「何事にも準備が必要なんだよ!」

戦いは続く。激戦、神々の戦い。そう言える戦いだ。

「汝!理を破りし者!交差!クロエ・フォン・アインツベルン!」

本来の力を出すためにフルネームを口にした。凛達が見てるにも関わらずに

「unlimitedbladeworks!」

「...ハッ!この我に同じ手が通用するとでも?」

「記憶持ちか...だが!」

剣と剣、槍と槍、斧と斧、其々ぶつかり合う

「ハァッ!」

「効くものか!」

ギルガメッシュは持った剣で対応する
シューターが飛んでくるがそれも打ち落とされる

「この固有結界はただの飾りだな!そらっ!」

「っ!?」

防ぐがまた次が飛んでくる。

「負け...られない!」

その手に持つは黄金の剣

「永久に遥か黄金の剣!」

「くっ!猪口才な!贋作を創ってこの我に歯向かうか!」

その光は次々とギルガメッシュが打ち出した宝具を破壊していく

「ならばこれはどうだ?」

飛んできたのは武具ではない。布、それが総刃に巻き付く

「これはっ!?」

「決して破れぬ布よ。これで貴様はただの木偶人形となったな?」

破れない...破れない?なら

「汝!理を破りし者!交差!ティアナ・ランスター!フェイクシルエット!」

様々な総刃が現れる。

「幻影...か、ならば全てを殺すまでよ」

宝具に当たった瞬間総刃は消える。次々とだがそこに本物は存在しなかった

「何!?」

「ハッ!」

既に拘束をといた総刃が上から攻撃する。その一撃を盾で防ぐが盾もろとも吹き飛ばされる

「この我に傷をつけるか!」

「沸点が低いんじゃないか?そらリボルバーナックル!」

既にスバルと交差していた総刃は殴る。その打撃はただの打撃ではない。振動拳、相手の内側から破壊する攻撃
それで盾を壊す

「ふざけるなよ!雑種!」

盾を破壊されてキレるギルガメッシュ。だがそれだけでキレてる訳ではない。押されてるからだ

「汝!理を破りし者!交差!エリオ・モンディアル!」

ゼロが槍に変わる。そして噴出口から魔力が噴出される

「紫電一閃!」

右手で殴り飛ばす。するとギルガメッシュは城の外に飛ばされた
それを追う総刃

「貴様!我の財を使うだけでなく我に歯向かうか!」

「イリヤを狙ったお前が悪い!」

再び互いの武器が交わう

「いいだろう!貴様には原初の理を見せてやる!」

まずい!アレがくる!なら俺のやる事は

総刃は空に移動する。そして

「ギンガ!オーブ!ビクトリー!エックス!」

[ネオフュージョンライズ!]

「[俺に限界はねぇ!]」

[ニュージェネレーションカプセルα!β!ウルトラゼロビヨンド]

「この一撃をもって決別の儀としよう!」

総刃は手を広げる。そしてそこに八つの光の玉が

「原初を語る。天地は分かれ、無は開闢を言祝ぐ。世界を裂くは我が乖離剣。星々を廻す臼、天上の地獄とは創世前夜の終着よ。死をもって鎮まるがいい。」

「八連撃大合唱(バルキーコーラス)!!」

「天地乖離す開闢の星!」

互いの宝具がぶつかる。もちろんギルガメッシュは最初で最後の全力で。だが八連撃大合唱の攻撃が勝っていた

「なにぃ!?」

「ハァッ!」

八連撃大合唱は相殺して消える...がその間に近づいた総刃がギルガメッシュを斬る

「グハァッ!?」

「...俺の勝ちだ...ギルガメッシュ」

「...どうやら...そのようだな...よもやひよっこに負けるとは...名はなんと言う?」

「...聖船総刃、本名は衛宮総刃だ」

「...フッ、英雄を宿すその身、その力。この我が力を貸していたのも不思議ではないな...ならばこそ総刃よ。帰ったらこう紡ぐのだ『光と闇、交わりし混沌、その全てを受け入れん。なれば新たな道が開かれん』とな。...待っているぞ」

そう言うと消えるギルガメッシュ。終わった...最強の敵との戦いが 
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