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魔法少女リリカル☆イリヤ

作者:マッハ
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Staynight編『うっかり』

「アーチャー!ランサーを追って!」

それを聞いたアーチャーは跳んでいった
私はランサーに殺られた生徒を見る事に...でも

「嘘...なんだってアンタが...」

迷った。これを使うかと。失敗すれば損、成功してもただ人を助けたというだけで自分は何も得られない

「まだ息してる...えぇい!やってやるわよ!」





「やっちゃった...でもいっか。アーチャーがいるんだから」

そこでコンコンと窓が叩かれる音がする
見るとアーチャーがいた

「ランサーは?」

「いや、見失うというより既に何処かに行った後だったから分からなかった。一応探しはしたんだが」

「そう、いい..わ...ちょっと待って、貴方どうやってそこに?」

「何が?」

「いやまさか手で支えて浮いてるとか...浮いてる!?」

「俺は飛べるぞ?」

はぁ!?こ、コイツ今飛べるって

「ラケーテンハンマー使った時に薄々感ずいてると思ってたんだが...判らなかったか?」

「判るか!」

それからコイツが起きる前にここを去ろうと思いアーチャーに運んでもらい家に帰った。

「はぁ、疲れた」

「さっきの一戦でか?それだとこの先大変だぞ?」

「あのねぇ、貴方、何したか知ってるの?弓を使うと言い剣を使い武術を行い魔術を使った。貴方。クラス適性本当にセイバーとアーチャーだけ?」

どうもおかしい。あんな事が出来るのならキャスターの適性もあるかもしれない...と

「いや、確かに剣も武術も鎚も魔術も槍も銃も斧も鎌も杖も使える」

「本当に芸達者ね」

直に感想を言った

「しかし悲しい事ながら銃は使った事がない」

「はぁ!?」

「杖も鎌も、俺は"使える"というだけで"心得"はない」

「ダメじゃん...」

「そんな事ないぞ?見てるからその通りに使えばいいだけだ」

コイツは...なんでもやればいいみたいな事言って...あ、そういえば

「ペンダント忘れた」

「...まさか取りに行けと?」

「いえ、いいわよ。あれに未練なんてないしもう力もないから」

はぁ、もしかしたら戦いに使えたかもしれないけどアーチャーの戦いを見たら出来そうにないと思った。

「それにしても強敵だったな。一歩間違えれば殺されていた」

そうよね。殺され...殺され?

「どうしたマスター?ランサーに臆したとかか?」

「待って、何か引っ掛かる」

何が?いったい何がこの疑問の原因だ?そう考えているとキーワードは目の前の男が口にしたではないか

ランサー 殺されていた と

ランサーはアイツを殺したつもりでいたはず。なら殺したはずの男が生きていたら?...そんなの決まってる

「生かしておかない!」

「そんなにランサーに怒ってるのか?」

「違うわよ!ランサーがまたアイツを狙いに行くって事よ!」

「アイツ?先に殺された男か?」

総刃は気づいていなかった。その男が何者かを

「私がなんとか繋ぎ止めたのよ!」

「では生きてると...確かにそれは生かしておかないな。...はぁ、仕方ない」

「えぇ仕方ないけど行くしかないわよ!」

外に出てアーチャーに掴まる。アーチャーは手慣れたように飛んでくれた

「こっちの方角よ」

アイツの家は知っていた。桜が出入りしてると聞いているから、間に合うといいのだけど

「...光ったな」

「...えぇ、ちょうど光った所よ」

「...あの光...サーヴァントの召喚ではないか?」

[あぁ、あれは普通の光じゃねぇ。電気でもない。魔方陣の光だ]

...という事はアイツが最後の一人...まさか敵を助けるなんて...

「っ!マスター!跳べ!」

「え!?えっと、えい!」

私は力強くアーチャーを蹴った。アーチャーは私の足を押し出すように飛ばしてくれてすごい高さまで飛んだ。下はよく見えない。でも光が放たれている。あれは恐らくアーチャーが敵サーヴァントと交戦してる光...でもこのままだと私は落ちてしまう。アーチャーは私が落ちるまでに決着をつけてくれるのだろうか?...ランサーの時はかなり長引いたんだ。そんな一瞬で決着がつくほど簡単な話ではないはず。ならアーチャーはどうして私を飛ばしたのか...
理由は私が戦いの場にいられると困るからだ。私を抱えたまま戦えないと判断したのだろう。でももう自由落下が始まる。このまま行くと私は...そう思った時何かが飛んできた

「アーチャー?」

「ガゥ?」

「....」

竜が私を背に乗せて飛んでいた 
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