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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:ケン009
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8部 StrikerS
8章 後日談
  戦技披露会

 あのJ・S事件から2年が過ぎ平和に暮らしていたのだが、一通の連絡であのモードになってしまた。

 基本喫茶店は6時に閉店だから、今日も俺は家で家事などをしてなのはの帰りを待つ。
ヴィヴィオは1年からの友人
コロナの所に泊まるらしい
フェイトはまだ帰ってきてない。
海に出たら全然帰れないというのは本当らしい
今日は久しぶりになのはと二人きりなのだが、あんな連絡がなければイチャイチャできたはずなのに・・・

 なのはがリビングに入ってきた

「お疲れ様なのは」

「うん、どうしたの?難しい顔して」

 さすが長年の付き合いだけあってすぐにわかってしまったらしい

「レティさんからお仕事の依頼をいただいてね」

「管理局のお仕事を受けるのなら、嘱託じゃなくて、局員になればいいのに?」

「ルールが面倒だから嫌」

「もぅ、話していい内容なら聴くよ?」

「おなかは?」

「すいたけど、あれ、ヴィヴィオは?」

「コロナの所に泊まるって」

「そっか、お願いしようかな」


 俺はすぐさま晩御飯を出し、席に着いた。
なのはも食事の準備中に着替えとかが終わり降りてきた。
どんどん女性らしい、母性が出てきて落ち着く包んでくれる人になったなぁと思った。

「天下の綾ちゃんがどうしたの?」

「戦技披露会って知っってる?」

「戦技披露会って管理局の?」

「うん」

「もちろん知ってるよ。もしかして警護とか」

「ならよかったんだけどね。それに参加することになりました。」

「摸擬戦する方?」

「みたいだね」

「綾ちゃんが」

「らしいよ・・・」

「どうしたの?」

「ああいうの嫌いじゃ」

「嫌いだけどね。レティさんの依頼だしね」

「誰と」

「Sランク魔導士って言ってたよ」

「私じゃないね。その日シグナムさんと試合だから」

「なのはも出るの?」

「もともと武装隊のイベントだよ。以前にもシグサムさんとやったことがあったけれどね?」

「ご指名らしいよ」

「なんで綾ちゃんなんだろう」

「嘱託で一応有名だから勝負して管理局に入ったらもっと強くなるみたいに言って勧誘とかならまだいいんだけどね」

「良いんだ」

「理由がまっとうじゃない。それなら試合してあげるけど、それに、今は落ち着いてるけれど、一時離職率高くなかった?
そして地に埋もれている人材を発掘するためなら良いんじゃない。だけど」

「けど」

「ふざけた理由ならそれ相応の対価を頂くよ」

「くれぐれも」

「わかってるってば、なのはも頑張ってね」

「うん、シグナムさんかきちんとやるのはあの時以来かな」

「私はいなかったとき?
でも摸擬戦なのは好きじゃない
シグナムとはやってないの?」

「うん、普段はフェイトちゃんや綾ちゃんでしょ」

「私はたまにだよ。あの二人ジャンキーだから付き合ってたら日が暮れる」

「にゃはは・・・」

 そんな会話をして当日を迎えた。
一応なのはクラスと聞いてるから楽しみは楽しみ
でも負けてあげる必要性はなし
八百長は教えてもらった事ないから
そして俺の試合はあくまでおまけみたいなエキシビションだから最後だ。
それに今日は妹や俺の保護責任者のフェイトや知り合いも来てる
無様な試合にはできないでしょ
それに俺も関心する試合はたくさんあった。
でもやっぱり
こんな風に訓練して強くなることが希望でこの世界を護りたいと思う人がいるのならうん、このイベントは有意義だと感じた。

 それに俺としては嬉しいこともあった
中学の夏休みになのはの教導を見に行った時ひょんなことから騒動になったんだけど、その時の青年がAクラスの摸擬戦に出てた時は嬉しかった。
俺が消えたあの事件の時にも来てたセルと言う青年だ
しかも苦戦の末勝利を収めた。

 俺はずっと控室で見ていたんだけどノックがあったから出たら、
ちょうどその子があいさつに来た。

「南條先生」

「それやめてって、綾で良いってば。そっちの方が先輩でしょセルさん」

 セルシオ・キューブあの時の実質的リーダーだった子
確かなのはの10歳ほど年上31歳ぐらいだったと思う。

「綾さんのおかげでここまで来れました。」

「あそこから良くAランク魔導士になれたね。おめでとう。
きっとなのはも喜ぶよ。」

「実は綾さんがこれから試合ってわかりますが」

「ここじゃなんだから入って」

「失礼します」

「今日勝ったら言いたかったことがあって」

「勝利おめでとう」

「はい。あの時のおかげで高町教導官の教導と綾さんのおかげで・・・あの事件から帰ってきていると聞いて、えっと・・・」

「聞ける内容なら聞くよ。一応教え子らしいし」

「俺と・・・じゃなく私とお付き合いしてください」

「戦闘じゃなくて男女として」

「はい」

「悪い、それは無理だわ。私自身好きな子がいるから無理」

「それはあの人ですか?でもあの人は」

「それ以上はストップ。潰すよ。気持ちだけもらっておく。ありがとう。」

「振られるかもとは思っていました。この気持ちだけ伝えたくて」

「うん、これからエリートさんだから、がんばれ」

 俺は少しだけハグをしてあげた。

「男性でハグをしたのはセル君が初めてなんだぞ。
さてと準備があるから出てもらってもいい」

「はい、試合応援してます」

「立場的にまずいでしょ。向こうを応援してあげなさいってば」

「それでも惚れちゃった女性を応援するのは当然です。」

「そっか、でも対戦相手知らないんだけどね」

「え?」

「おかしい?」

「結構有名な方ですから」

「ふ~ん強いんでしょ」

「多分としか言いようがないですが」

「多分?」

「えっとお偉いさんの息子さんで噂でしか知らないのですが」

「私もしかして外れくじかな」

「ですがSランクですから」

「2世ってほぼろくなの居ないから、ハラオウン家は別として」

「手厳しいですね」

「まぁ程々に遊ぶわ」

「では失礼しました」

「ん」

 良い青年になったものだね。
あんなにやさぐれてたのに、ハグぐらいはね。教え子だし
話し込んでたらお次はメインのなのはとシグナム
予想ではなのはの方が勝ってほしいけれど、空間が指定されているんならちょっとなのはには苦しいかな。
なのはがいくらすごくてもシグナムははやての騎士の筆頭であるし、剣の騎士というぐらい接近戦のエキスパートだけど、なのはだからなぁ
間違ってもブラスターは使わないと思うし
摸擬戦用の本気だと思ってる。
ん~予想は難しい。
でもこれは楽しみな一戦だと感じると思ったのは試合が始まるまで・・・

 あれ確かこれ後学の為に映像に残すって言ってなかったっけ?
でもこの内容血戦もしくは死闘と言いたいぐらいだったんだけど
でもこれだけはっちゃけたら楽しいんだろうなあ
じゃなくて・・・
俺はすぐさま医務室に急行

「シャマルなのはは?」

「大丈夫ですよ。一応シグナムもいるんですが」

「シグナムに言っておいて・・・シグナムは騎士で接近戦だから別にいいの
でもなのはを傷を追わせやがって、ぶっ潰すって」

「綾ちゃんそれは・・・」

「まぁ嘘だけど、お叱りはシャマルに任せても良い?
なのはもシャマルにあんまり困らせたらいけないと思うな
っていうかこれ後学のために映像として残すとか言ってなかった。
20分までは良いと思うの
でも残りの5分なにあれ」

「・・・はい」

 お医者様をおっこらせるのは一番怖い。
それは恭也さん達との共通認識

「綾ちゃんは大丈夫だと思いますがあいてはSランクですので気を付けてね」

「とりあえずはね。私を楽しませてくれる相手って少ないし
ここまではするつもりはないけれど、楽しめれたらうれしいかなっと思いたい」

 俺は医務室を出ようとしたらリーンが入ってきた。
俺は初代リーンフォースをリーンと呼び
二代目をツヴァイと呼んでいる。
「魔闘士綾ご武運を」

 そうそうリーンって俺の事を魔闘士って呼ぶんだよね
まぁ魔法と闘士両方だからわかるけれど・・・

「守護騎士のリーダーの剣技、なのはの馬鹿魔力砲がそんなポンポン出てこないと思うから心配しなくても大丈夫。」

 そして俺は自分の控室でをウォームアップをして入場をした。
管理局の上層部の思惑なのか
純粋に俺と楽しみたいのか?
それとも馬鹿の横なりなのか
確かめてみますか 
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