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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:ケン009
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8部 StrikerS
7章 それぞれの明日へ・・・
  なのはの怪我

 レリック事件をはじめとした今回の事件
こうして無事に終了をした。
いくつもの事柄が絡み合った事件だったのだが、
この事件をジェイル・スカリエッティ事件
又はJ・S事件と呼ばれるようになったのはのちになってから

 聞いた話によると評議会のメンバーは脳みそだけで生きていたそうだ
監査部が行った時にはすべて破壊されてたこと

 破壊した人物をゼストさんが殺したこと
その後でゼストさんが息を引き取った事を最期を見守ったシグナムから聞いた。

 あの事件から2か月がたったある日
俺がリフレッシュルームで気楽にしていたらあちらからフォワード陣が見えた。

「あっみんな!」

「綾どうしたのこんなところで」

「暇してるんだけど、どうしたのみんなうれしそうで!」

「綾さん、実はスバルさんとティアさんの解散後の行先が決定したらしくて」

「その話をしてたんだよ」

 相変わらずキャロは穏やかに話してくれるけれど、エリオはまだまだ厳しい話し方で接してくるよね

「まさかこーんな早く決まるとは思わなかったけどね」

「スバルさんは特救に、ティアさんはフェイトさんの補佐官に・・・・・・バラバラになっちゃいますね」


 俺はその話に付き合い廊下を歩き出した。

「そうだね。でも、会おうと思えばいつでも会える距離なんだし大丈夫だよ」

「まぁ、私もアンタも相当忙しくなるだろうし、そうそう簡単には行かないでしょうけどね」

「そんなことないよ。きっと大丈夫。うんうん」

「なんの自信よ、それ」

「そういえば、アンタ達二人は一緒なんだっけ?」

「はい。私とエリオ君は、私が元々居た自然保護隊の方に行くことになると思います」

「お、二人はやっぱり仲良しさんかぁ」

 確か、六課で覚えたスキルを活かすためにっていうのと、フェイト安心させるためだったはず。
学校に行ってどうこうという案もあったけど、
フェイトとの協議の結果、これに決まったらしい。
被保護者に気を使わすなよフェイトは・・・」

「何処向かってるの?」

「終わってからさぼりばっかりでなのはさん怒ってたわよ」

「知ってるよ。毎日会ってるから」

「応急処置用の用具の補充のために医務室へ」

「大変だね、私はそう言うの必要ないから」

「んであんたもちゃっちゃと来る」

「面倒なんだけど」

「フォワード隊のリーダーって私だよね」

「はい、はい」

 医務室近くで声が聞こえてきた
なのはとシャマルが話しているみたいだ
そこで聞いたのは衝撃的な内容
なのはの怪我の蓄積がひどい事
本来ならドクターストップで長期の休暇が必要な事
それらを聞いてティアナたちはなのはの心意気を受け取りやる気になって立ち去ったけれど、俺はここで出てくるのを待ってる。
フォローしてもそれだけの後遺症
実際最後は全く手を貸していなかった。
あの時はあれが良かれと思ったのだが、
なのはの命の事を考えたら手助けをした方が良かったのではないかと思案していた。

「なのは」

「綾ちゃん?」

「大丈夫」

「大丈夫だよ?」

「そんなに頼りない?」

「そんな事」

「じゃなんで本当の事を?」

「私は大丈夫だよ、体はちょっとあれだけど・・・」

 なのはは、上を指さしたので一緒に屋上に向かった。

「学校を思い出すよね」

「うん」

「はぁ聞かれたくなかったなぁ綾ちゃんには
でも大丈夫だよ」

「うん」

「でも心配は私も心配なんだよ」

「?」

「綾ちゃん大きな事件になると大けがばかりしてるから、大蛇戦とか六課隊舎崩壊とかいなくなったときとか、ジュエルシードの時とか」

「うん」

「私も落ちないようにしっかりするから改めて綾ちゃんも約束してほしいな」

「そうだね」

「それに・・・ヴィヴィオも悲しむよ」

「それを言うならなのはだってそうでしょ」

「うん」

「なら聞くけれど、前線の局員をやめる気は」

「無いよ、私の夢だもん。みんな」

「聞いたよ、次の場所が決まったらしいね」

「綾ちゃんは?」

「私は相変わらずふらふらするよ」

「もう、管理局には?」

「約一年お世話になってさぁ。分かったことは正社員は向いてないわ、
命令違反、独自の行動やっちゃうもん」

「・・・」

「ルールの多さにやきもきしたり、大変」

「もぅ」

「嘱託を続けて、探偵まがいなものをしてみようかなっと」

「鳴海探偵みたいに」

「おやっさんには憧れがあるから、あんな風になれたらいいんだけどね」

「向こうに戻るの?」

「こっちで行おうかなっと」

「そっか・・・」

「今日の夜の予定ってある?」

「ううん、なんで」

「デートのお誘いなんですが、よろしいですか?」

「うん・・・でも」

「ヴィヴィオならアイナさんにお願いして」

「ん~どうしても」

「出来れば二人きりで」

「此処じゃ話せない事?」


「話したくないかな」

「うん・・・わかった。でも」

「お泊りはないから」

「うん」

 俺も覚悟を決めよう
今日の夜が勝負になるのかな 
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