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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:ケン009
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8部 StrikerS
5章 敗北
  地上本部公開意見陳述会前日

 夜出撃の為ホールに集まった。

 預言にもあった第3節
死者達は踊り、中つ大地の法の塔は虚しく焼け落ちってあることから
地上本部公開意見陳述会が襲われるのではないかという懸念があり、警備はもう始まってるらしいけれど、聞くところによると地上はあまり本気にしてないとも聞いた。
何故同じ組織でこうもいがみ合うのかいまだに解らんが・・・
その事もあり、今からスターズの2人の隊長、ツヴァイ、フォワード陣は警護に出発
はやてとライトニング隊長は明日から来るそうだがここで俺が挙手をした。

「なんや綾ちゃん」

「ここの護りは?」

「バックヤードとシャマルとザフィーラやか・・・まさか」

「俺もここにって」

「それも難しいんや」

「何故?」

「中な、デバイス持ち込み不可なんよ」

「言うことは中の戦力、フェイトしかいないじゃん!」

「フェイトちゃんは綾ちゃんの呪文多少使用できるんよな」

「まぁ」

「綾ちゃんが来ないと結構きついかもって」

「いつも思うけれど管理局ってバカでしょ」

「そう言われてもなぁ」

「技術として魔法防御があるのにそれの対策はしない、知ってる俺たちのことわざで魔法使いは魔法が使えないのならただの人って、実際には魔法使いは頭がいいから魔法が封じられても知恵者として行動は出来るんだけど・・・」

 丸腰で警護しろって言っているようなもの
どうしても引っかかるんだけどな・・・
なんかイライラする

「綾ちゃんは、明日の朝私と一緒に現地入りしてくれていいか、話したいこともあるし」

「いえ!出発前に発言して申し訳ありませんでした!」


 居残り組が見送りに出た時
寮母のアイナさんとヴィヴィオが見送りに来たからビックリ
ヴィヴィオも不安そうだ!
子供をあやすときの定番
いい子で待ってたら・・・
キャラメルミルクねぇ
美味しそうだけど…

「お姉ちゃんも行っちゃうの?」

「フェイトママと私は明日行くから、フェイトママと一緒に部屋に言ってってはやてさんとお話ししたら行くから」

「うん、行こフェイトママ」

「うん」

 俺ははやての仕事部屋に入った。

「何でしょうかはやて課長?」

「とげとげしいのは止めてえな」

「まぁはやてに怒っても仕方ないんだけどね」

「なにをそんなに警戒してるんや」

「ヴィヴィオも何か感じてるのかわからないけれど、何か嫌な予感はするんだよ」

 それだけでは弱いので次

「俺の事を知っているはやて達だから言うけれど、ヴィヴィオの事。」

「うん、一応綾ちゃんは嘱託だから会議まではな」

「ルールだから良いけれど、ヴィヴィオの正体教えてくれない?ただの人造魔導士じゃないでしょ」

「いくら綾ちゃんでもいえへんが、雑談しようか?」

「はい?」

「綾ちゃんこっちの歴史って知ってる?」

「軽くな、物質兵器を無くし魔法一辺倒で組織改革したのが75年前だったっけその後治安を頑張って行ったのが伝説の3提督、その歴史が繰り返され次代の穿設の予備軍の一人は俺の前の人」

「上げすぎやわ、古代ベルガって知ってる?」

「あぁ、俺はどうもあの時代の物は結構読んでるけれど、面白いな、原文と訳が違うのも面白いけれど!」

「はぁ~古代ベルガ読めるんかい」

「まぁね。んでそのベルガがどうしたの?」

「王家については?」

「聖王家、雷帝、覇王、ガレアの王冥王は有名だね特に最期のゆりかごの聖王オリヴィエ聖王女殿下まぁこの統一後に聖王家の血筋はなくなり、何かがありその時に今はやて達が使用している古代ベルガ魔法はほぼ絶滅している。この戦争を勝者亡き戦争。でもこの戦争を終結させた聖王家を信仰の対象となり今の聖王教会が設立。平和維持に協力した教会は自治権を得て維持し、古代ベルガの歴史を今に伝えているでいいかな」

「よく覚えてるなぁってなんで知ってるん?」

「何かの技術を覚える時は一番の元をたどるとわかりやすいんだよ。最初は難しいけれどわかれば発生順がわかり会得も早くなる。その過程で覚えたんだけど」

「今から10年前になその聖王の聖遺物が噴出する事件があり」

「あぁ~ヴィヴィオは」

「それ以上は綾ちゃんの憶測でお願いや、話を戻そう」

「んじゃこの間教えてくれた訳の3小節って覚えてる?」

「死者達は踊り中つ大地の法の塔は虚しく焼け落ち、
それを先駆けに数多の海を守る法の船は砕け落ちるってやつか?」

「まぁ原文見てないからわからないけれど使者たちは踊って法の搭は焼け落ちる。裏の意味合いで死者を使者に代えたらこれが戦闘機人たちと解釈して踊りで焼け落ちる。これって俺たちが踊らされるっていう意味もないの?」

「まぁか綾ちゃん。ここも狙われる可能性があるって言いたいんか?」

「可能性だよ。この手の物って解釈が難しいから、まぁ地上本局も危ないと思うけれどね」

「だけどなぁ。わかるんやけど先ほども言ったように人員を割くことは難しいんよ。本拠地奪われたらテックメイトやで」

「そうだよね。おれだけでも・・・って無理か、これは」

「なんや」

「俺だけは緊急の為はやて達に聞かなくても独自の考えで行動するってのは」

「それなら、それしかないんかぁ」

「だから宮使いは嫌なんだよね」

「お願いできるん」

「まぁ彼女も義妹(いもうと)も守りたいですし」

「また負担かけるけれどお願いや」

「中のデバイスは無理なんだよね」

「それは絶対や」

「まぁティアはバレないから良いんだけどね」

「なぜティアはバレへんの?」

「さぁ?んじゃヴィヴィオの所に行くから」

「って、まちいや」

 そんな静止聞くわけないけれど、さてと第二のオアシスヴィヴィオの所に行こうっと

 いまだに恥ずかしいけれど、夜の基本は俺なのは、フェイトヴィヴィオの4人で寝てたりする。きっかけはヴィヴィオに言われたから…
全員ヴィヴィオに甘かったりするんだよな。

 今日はヴィヴィオが寝てからすっと起きだす。

「どうしたの綾?」

「ん~ちょっと不安でね」

「明日の事かな」

「だね。人員が少なすぎる。ちょっと、保険をかけてくる。向こうで寝るよ」

「綾ってば、本当に気にするよね」

「そりゃするでしょう。」

「もう同姓だから気にしなくてもいいのに」

 ネグリジェの寝間着にシン・ソニックといい露出狂って言いたいぐらい
基本思考が男なのにあの格好は刺激が強すぎる
俺は部屋に帰って僧侶系中級上位呪文の一つ 

『ワード オブ リコール』

 目的地を決めその場に瞬間移動する呪文
緊急避難呪文の一つをこの場所にかける。
汐があそこでお世話になってたことを考えてなんか対策かけられてるような気もするんだけどなぁ
はやてには言わなかったけれど2小節目の
死せる王の下、聖地より彼の翼が蘇る
は多分聖王のゆりかごだろうなぁ
ぶっちゃけ地上本部がつぶれても良い、このゆりかごを上げたらまずい・・・どうしたらいいかな
場所が分かれば良いけれど、ベルガ地方ってだけでも広いし聖地って書いてあるから探せないことは無いけれど1日2日では難しいよなぁ
やっぱ現場で捕まえて吐かせるのが一番か

 久しぶりに人肌の温もりがない部屋で心配を抱えて眠りについた。 
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