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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:ケン009
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8部 StrikerS
3章 葛藤
  和解

 ロビーに於いてフォワード達に混じり、俺はなのはの過去をはなしだした。
それはエリオやキャロと変わらない年齢から魔法も知らないただの女の子が半端巻き込まれる形で魔法を知り、生死にかかわる実践を繰り返した話。
そして短期間で世界が終わるかもしれない事件を2度解決したこと。
なのは自身も知らない技術で夢を見つけたこと、そして熱中と繰り返した無茶が原因で任務中に大けがを負い再起不能と言われたこと
今は、立ち上がったけれど

「ここまでは幼馴染達は知ってるけれど、今から言うことはみんなは知らない話、なのは再起不能と言われてさぁ・・・深夜の病室で一人で泣いてたんだよ…俺はたまたま話があり、深夜に忍び込んで目のあたりにしたんだけど・・・」

 俺にとってもあれは後悔の残る事件だった。
もう少し塩対応じゃなければあんなことにはならなかったのではないか
なのはの体調が悪かったのは知っていたからもう少しだけしっかりとなのはを注意深く見守っていられたのではないかと思う。
俺は少しだけ顔に出したかもしれないが、改めてフォワードと馬鹿副官を見ながら話をつづけた。

「確かに無茶をしても、命をかけても譲れぬ戦いの場は確かにある・・・だが、ティアナがミスショットをしたあの場面は自分の仲間の安全や命を賭けてでも、どうしても撃たねばならない状況だったの?」

 綾はティアナを見て話しかけたが、それを聞いて、ティアナは固まる。
頭に浮かぶのはホテルでの自分の無茶な射撃・・・周りに嫉妬し、
自分が安心できる結果が欲しくて、勝手に暴走して失敗した自分の姿。

「訓練中のあの技は、一体誰の為の技なのかな?
俺はお前の兄貴と一緒に仕事もしたこともある。お前はあの時ランスターの銃はと言ったがデータさんはあんな無茶をしなかった。
したのはあの時の仕事は命を懸ける必要があったと私は思うけどな。
だってシスコンのお前ではなく、力なき市民を護る為に戦ったあの人を俺はいまだにあの人を尊敬している。
訓練中のあの技は本当にあの時に必要だったのかな?
あれがティーダさんが伝えた技なの?」

 綾の続ける言葉に何も言えないティアナ。

「なのははさ、皆に自分と同じ思いをさせたくない為の訓練をしている。
落ちないように必ず帰ってこられるようにと丁寧にただ言葉足らずなあいつも悪いけどな。フォワード陣のに対する話はこれでおしまい。
あと騙しているようでごめんね。
少し訳ありでね旧姓南條 綾
今の名前は綾。
気づいてると思うけれど隊長たちの幼馴染でティーダさんともクイントさんとも仕事をしたことがあります。
坊主じゃなくエリオは薄々気づいてるみたいだったけれど、
エリオもう坊主って言わないよ。良い風に成長したね」

「ふん」

エリオはそう言いながら座りながら一礼をした
次は幼馴染達を見る


「次は馬鹿な本当に情けない幼馴染達にお話し
さっきの話になるけれど、なのはのリハビリの時に必要以上に手を貸さなかった人物がいるの知ってる?」

「そんな人はいなかったはずだ・・・いやそういうからにはお前はそうなんだろうが・・・」

「私は医者だから外れるけれど・・・いたかしら?」

はやての騎士たちがそう言ってくれたが確かにいたのだ。

「最低限の援助は俺を含めてみんな手を貸したさ、医者の立場から聞かせてくれシャマル」

「何かしら綾ちゃん?」

「リハビリ中、100%手伝うのって理にかなってるの?」

「手伝う事はありますが、何でもやってあげたらできるものも出来なくなってしまいます。これはなんでもそうですよね」

「手を貸さなかった人物は幼馴染だと俺とはやてだけだ。はやては自分が幼少のころ足がマヒしていたから知っていたのだと思う。そのせいでフェイトは2度執務官試験にこけてるしな
落ちた事件もそうだが、闇の書事件にいつまで囚われてるんだお前たちは?
なのはが暴走したのはなのはのせいだけじゃない。
確かにフォワード陣の誰かがティアナの無茶な夜間練習の事を相談しなかったのも問題だし、そもそもこれだけフラットな環境なのに幼馴染は幼馴染でフォワードはフォワードで固まりすぎてコミュニケーション不足表面だけの関係も問題あり
俺一応新人たちの方にいたけれど両者ともきちんと交流を見たことがない
しいて言えばシャーリーぐらいだ。
でも最大の問題は部下たちじゃない。
なのはの暴走は自分の仕事に対する思いの深さの表れだろう。
それを止めて諭すのがお前たち友人で隊長陣じゃないのか?
その立場をなのはの助力に回ろうなんてパワハラしかない
お前たちも自分の罪を数えやがれ
納得いかないのなら今度は本気で実力行使に来いよ
勝ったものが正しくて負けたものが間違いがいいのなら速攻でやってやる。
もう少し自分たちが与えられた役割を考えやがれ」

 俺はこいつら全員に向かって

「さぁお前の罪を数えろ!」

「シャーリーもお助けありがとうね」

「いえいえ、私が説明したかったこと全部言ってくれましたから」

「そっか」

 俺はすべてを言い切り自分の部屋に戻った。
それから程なくして、ロングアーチから出動したなのは達がガジェットを殲滅したと知らせが入った。
俺は部屋に戻ったころはやてからの連絡が入った。

「自分耳が痛い事をずけずけ言うなぁ」

「のぞいて聞くなんて言い趣味してるなぁ」

「うちがいないほうが話が進むと思ってなんやけど、またこじれたらあかんと思ってな」

「組織って駄目だわ。やっぱりやめても良い?」

「あの最後のセリフ自分にも言い聞かせたんやろ」

「全てわかってます的な言い方を言うはやては嫌いだよ」

「先ほどの私のお願いは?」

「もちろん却下や・・・いうか自分もなのはちゃんと顔を合わせずらいからやろ」

「だから・・・」

「違うんか?」

「そうだけどね。だって・・・うぅ」

「相談なら聞いてやるよ、あそこまでなあなあにしたのは自分も悪いんやし」

「だって、もう恋人でも何でもないって言ったんだよ・・・」

「綾ちゃん自分自身も言ってたやん」

「なにを?」

「コミュニケーション不足やって」

「う、うん」

「きちんと話し合えば分かり合えるって」

「うん、ありがと・・・」

「ほんまに自分自身になると弱くなるなぁ」

「だからこうやって心配してくれる友人がいるから助かっているよ」

「全くや、翠屋のシューで手を打つよ」

「私のでいいの」

「かまへんよ」

 はやては黙って俺の頭を撫でてくれた。



「ティアナ」

「ぁ……」

声が聞こえた方角には、任務から帰ってきたなのはが近づいてきていた。

「隣、良いかな?」

「……はい」

 真っ直ぐなのはを見ることができない。
出動前に普段ならわかる事なのにどれだけ自分が馬鹿なことを口にしたか思い出したことから、ティアナは俯いたまま応える。

「綾さんに、色々聞きました」

「なのはさんの失敗の記録?」

「じゃなくて・・・」

「無茶すると危ない話だよね」

「すいませんでした……」

「うん」

 少しの間が空く。息苦しいが、これは全て自分が招いた結果であり、仕方ないの事だ。

「わかってくれたところで少しだけ叱っておこうかな」

「あのね、ティアナは自分の事を凡人で射撃と幻術しかできないって言うけど、それ間違っているからね。
ティアナも他の皆も、今はまだ、原石の状態。デコボコだらけだし、本当の価値も分かり辛いけど・・・だけど、磨いていくうちに、どんどん輝く部分が見えてくる。エリオはスピード、キャロは優しい支援魔法、スバルはクロスレンジの爆発力。
3人を指揮するティアナは、射撃と幻術で仲間を守って、知恵と勇気でどんな状況でも切り抜ける。そんなチームが理想系で、ゆっくりだけど、その理想に近づいて行ってる・・・模擬戦でさ、自分で受けてみて気付かなかった?
って、最後は綾ちゃんが跳ね返したんだっけ?
もう規格外だよね。ティアナの射撃魔法ってね、ちゃんと使えば回避しにくて当たれば痛いんだよ。」

「え・・・」

「一番魅力的なところを蔑ろにして、慌てて他のことをやろうとするから、だから危なっかしくなっちゃうんだよ……って、教えたかったんだけど」

「ぁ……」

「まぁ、でもティアナが考えたこと、間違ってはいないんだよね」

 ティアナの上着の上に置いてあった、クロスミラージュを手に取る。

「システムリミッター、テストモードリリース」

《Yes》

 なのはが何らかの解除コードをクロスミラージュに入力し、クロスミラージュはそれに応える。

「命令してみて、モード2って」

 差し出されたクロスミラージュを受け取り、なのはの顔を少し見て、クロスミラージュを右手で構えた。

「モード、2・・・」

《Set Up Dagger mode》

 ティアナの命令で、クロスミラージュは輝くと同時にその形状が変化する。
銃身の角度が少し上を向き、銃口からはティアナの魔力光と同じオレンジ色の刃が現れ、グリップ部分から銃身の部分まで輪を形取るかのように光の刃が繋がった。

「これは?」

 クロスミラージュの新形態は、クロスミラージュの先端からエネルギー刃が発生していた

「ティアナは執務官志望だもんね?順調に執務官試験に合格すれば、個人戦が多くなると考えてたから、一応準備だけはしておいたんだ。
フェイトちゃんや、あ・・・や・・・ちゃんにも相談してね」

「あ・・・」

その言葉を聞いて、胸が一杯になる。

 なのはは自分の事をこんなにも考えてくれていた。
それに気付かず、ティアナは自分自身の事ばかり優先していた自分を、普通なら見捨てても仕方ない状況なのに、管理局の体制ならそれが当たり前なのに、何も変わらず優しく語りかけてくれる事にティアナは込み上げてくる涙を抑えきれなかった。
監理局の態度にはあの時に諦めていたから、
でも綾には葬式の時と今回の時護ってもらった
そうじゃないってこともあり2重の意味でこみあげてきたのだ。

「クロスレンジモードはもう少ししたら解除しようと思ったんだけど、
出撃はいつ起こるかわからないし、
だから今使えるものをもっと使えるようにしたかったの。
だけど、私の教導地味だから、あんまり成果が出てない様に感じて、苦しかったんだよね?」

 俯いて涙を流すティアナをなのはは優しく抱き寄せ、微笑む。

「ごめんね」

 その一言はティアナの、最後まで抑えていた感情を弾けさせるには十分だった。

「ごめんなさい、ごめんなさい……!」

 なのはに抱きついて、子供のように大きく泣くティアナ。涙と共に、口から出る言葉は、本当の心からの謝罪だった。

そんななのはとティアナを茂みから見守る5つの影があった。
スバル、エリオ、キャロ、シャーリー、フリード達だ。
ホテル・アグスタから今日の模擬戦までティアナの事を皆心配していたため、悪いと思いながらも身を隠して2人の様子を見守っていた。
それからある程度時間がたってから2人が座っている所に銀髪の女性が現れた
問題を起こしたもう一人綾だった。

「もしかしてKYだった?」

「ん・・・ううん」

「少しだけティアナに言い忘れていたことあってね」

「あ、はい」

「そこにいる高町教導官から色々伝えられたと思うけれど」

「はい」

「私からもいいかな?」

「構いません」

「ティアナってさ自分の事を凡人っていうけれど、隊長陣、フォワード陣合わせても戦いにくい人物で上の方って知ってた?」

「それって冗談ですよね」

「わけないじゃん。もちろんなのは、はやては戦いにくいけれど、多分その次
に戦いにくい。理解してる?」

「ですが」

「だって他脳筋ばかりだから、まぁ騎士道精神により正面から乗り込んでくるっていうのはわかるし、破壊力も桁違いだから必要ないっていえばそうなんだけどね」

ティアナとなのはは静かに聞いている。

「なのはは高い防御力と魔王ともいえる破壊砲があるから関係ないけれど」

「魔王って…破壊力でいえば綾ちゃんも」

「だね、はやては策略使うからねまぁ一人だと弱いけれど、距離置かれたら面倒なのは変わらない、その次に闘ったら面倒なのはきっとティアナだろうな」

「どうしてかと聞いても良いですか」

「なまじ特化が高いと人はそれに頼る。それはそれでいいことなんだがそれが破られたら、なのはのすごいところはそれが複数あるところ。ただ砲撃が強くても、防御が固くてもダメなんだよね。
ティアナは自分のできるところ、出来ないところを全部把握して、相手の事を考えて行動する。そういう人間の方が戦いにくいし、厄介だ。そうそうティーダさんもそうだったな。おかげさまであの人と仕事をするとめちゃくちゃ楽だったよ。」

「綾さん。あの時も今回もありがとうございました。」

「ごめんね話を横取りしてえっと、なのは借りても良い」

「あ、はい」

「それに、いつまでもそこで隠れてる人たちが帰れないしね」

「「え!!」」

「後5秒以内に出てこないとそこに打ち込むよ~」


「冗談だよね!!」

「あの女なら絶対にしますよスバルさん」

「うん、綾さんならきっとやるだろうね」

シャーリーはエリオの発言に賛同して言い切った

「皆さん。綾さんのことどう思っているんですが」

「話し合いは後々…早く出ないと」

 いたずらがばれたように4人と1匹は観念して出てきた。

「あんたたちは・・・」

 俺はティアナの背中をポンと押してあげた。

「ティアナが優しいから出来た仲間たちだよ。行っておいで」

「は、はい」

「少し、歩こうか・・・」

「う、うん」

 俺となのはは二人きりになり基地の海岸線をゆっくりと歩き出した。

「「あ・あの」」

 二人同時に話しかけてしまった。

「なのはからで」

「ううん、綾ちゃんからで」

「ごめん・・・なのは、酷い事を言ってしまって」

「私こそ・・」

・・・
・・・
・・・

「呆れちゃうよね、綾ちゃんが倒れるまで気づかなかった。」

「お話はきちんと」

「うん」

「だから言ったでしょうが。自分としてちゃんとぶつかれば、話せば、伝わるって、アリサたちもそうやって友人になったんだし。上司どうこう規律どうこうだけで考えるから、おかしくなるんだから」

「うん、ティアナを撃った時は、全然分からなかったのにね」

 なのはのちょっとはにかんだような笑顔が俺にはすごく眩しかった。

「少し話しただけで、沢山の事が分かったの。私、ダメダメだったのかな。・・・・・・そうだね、今なら言える。
あの時の私の魔法は、私の魔法じゃなかった。高町なのはの魔法だって、胸を張って言えないようなものだった」

「そうだね、見てらんないくらいだった。でも・・・・・・まぁ、あれだよ」

「うん?」

「少し、言い過ぎた。・・・・・・ごめん」

「悪かったのは私の方だよ。綾ちゃんが…」

「謝りたくなったから。まぁ、俺はなのはと違って役職なしのフリーターだから」

「もう。でも・・・・・・それでも、変えちゃいけないことはあるんだよ」

 なのはは俺の方をしっかり見ながら会話をつづけた。

「私は確かに教導官で、六課の隊長で、局員で・・・・・・だけど、変えたくないことがあるの」

 日も落ちた海岸線の堤防付近を歩きながら街灯の明かりに照らされてゆっくりと話しながら歩いていた。

「一つは、私が『高町なのは』だということ。そして綾ちゃんの恋人ということはね変えたくないと思ったの」

「うん」

 俺はなのはの話を一言も残らず聞く姿勢だった。
あの時俺はひどい事を言ったから、言った言葉を戻すことはいくらおれでも無理、もっとやり様はあったと思う。俺となのはの関係はティアナとのこととは別問題。
なのはの決断をしっかり聞く姿勢を忘れてはいけないと思う

「私は綾ちゃんが後先考えないことは知ってるつもり、そして今は後悔しているよね。
でも私のせいやティアナのせいにはしない。自分に正直できっとねピュアなんだよ。
私は綾ちゃんの心を護りたいと思ったの。義務とかじゃなくて・・・
にゃはは、なんというか私、ちょっと組織に染まり過ぎてたのかも。なんだかね、あれからそういうこととか綾ちゃんの事沢山考えてるんだ」

「そっかでもなんでそう思うの?」

「うーん、親友たちとどうやって一生の友達になれたかを思い出したからかな。それと綾ちゃんの事を見つめていたいと思った事とかね」

 なのはが、俺を見る。その瞳は・・・いつもの、優しくて不屈の心を持った自慢の彼女なのはだった。

「その時の私は局員じゃなかったかもしれないけれど、でも嘱託として動いていて・・・ぶつかった時はただの私だった。なのに年月が過ぎてそれが出来なくなったの。だから、ティアナを傷つけた。そう考えた時ね。ちょっとだけすごく悲しく、辛かった。
私の夢が消えちゃったのかなと思っちゃったぐらい」

「そうなんだ」

「久しぶりにお兄ちゃんにも連絡したんだぁ」

 招来俺の義兄でもある予定の恭也さん。
現在は家族と一緒にドイツで暮らしてるんだけど、もしかしてなのは、恭也さんに今回の事を相談した?
ちなみに恭也さんの所に雫ちゃんというサイヤ人のハーフも真っ青のサラブレッド
夜の一族の身体能力と御神流の剣術、そして両親とも美形だし
今ドイツにいるとすれば確か原作でエリザベートっていう人設定では魔術師じゃなかったかな
超スーパーガールになりそう

「先ほど連絡して、話して・・・・・・お兄ちゃんもお姉ちゃんと、同じようなことがあったんだって。
それで、色々相談させてもらうことになったんだ。お父さんって線もあったんだけど少し恥ずかしくて」

「そっか」

「ティアナの事と綾ちゃんの事を相談に乗ってくれたよ。そういえばあの時もお兄ちゃんの言葉がきっかけだったかな」

「そうだね」

 俺もここから再スタートしてみよう

「こんなところでさ、悪いんだけど」

「う・うん」

「高町なのはさん」

「あ、はい」

「私は多分まだまだ弱いところが沢山あるかもしれないけれど、なのはの事を思う気持ちは負けてないと思う。貴方の事を愛しています。改めてお付き合いしてくれませんか?」

「はい、私でよければ」

「これで元通りだね」

「違うよ」

「そうなの」

「うん、喧嘩をして私たちもっと強い絆を手に入れたと思うんだ」

「そっか、うんその通りだ。すごいよなのは」

 俺はなのはを持ち上げて回りだした。

「きゃっ」

「愛してる。次元一素敵な女性だよ」

「大げさだよ」

「私の中ではね」

 そして俺は身体強化をしてなのはを上空に投げ上げた

「きゃ~」

 俺も空を飛翔してお姫様抱っこ

「もぅ急にだとビックリするよ」

「愛してるよ」

「うん」

月明りをバックに俺はなのはにキスをした。
 
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