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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:ケン009
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8部 StrikerS
3章 葛藤
   朝練

 俺は夜だけはなのはの部屋に行きそれ以外は自分の部屋の方で暮らしているあれから2週間は経っているがまだまだ基礎訓練中の新人たちであった。
退屈何回ストレス発散でぶっ飛ばしたいと思った事やら!
こんなの魔力少なくても何とかなるでしょうが
魔力マンセーだよな
そう考えるとクロノは凄かったんだなぁっと実感少しだけセンチになってたところで愛すべき人だけど鬼教官がやってきた。

「は~い、整列!」

「「「「「はい!」」」」」

 そんな朝朝からの訓練をしていたのだが終了まじかに、なのはに呼ばれる。
フォワード陣は結構疲れているみたい
一番タフなスバルでさえ結構へとへとだ
肩で息してないの俺だけ見たい
いくら訓練大変でも恭也さんに比べたら、あの練習時間に比べら大丈夫だ。
摸擬戦3時間ぶっ飛ばしよりは
昔は8時間ぶっ通しで訓練とか言ってたっけ
あれを思えば結構楽だと思いたい。
まぁ俺はまだ余裕はあるけれど、やっぱりキャロが一番体力がない感じか

「それじゃあ、本日の早朝訓練ラスト一本。みんな、まだがんばれる?」

「はい!」

 本当みんな頑張るねぇ
さすが子供たち

「じゃあ、シュートイベーションやるよ。レイジングハート!」

 レイジングハートの返事と同時に魔法陣が展開されそれと同時に複数の魔力弾が出現し高速で動き始めた。

「私の攻撃を5分間回避しきるか、私に攻撃をクリーンヒットさせたら終了。ただし、誰か一人でも被弾したら最初からやり直しだよ。がんばっていこう!」

「はい!」

 また、きつい訓練をさせるなぁ、なのはは
まぁでも、なのはは多分アクセルシューターのみでしょ
わざとぶつかったらみんなとなのはに怒られるだろうなぁ

「このボロボロの状態で、なのはさんの攻撃を捌ききる自信ある?」

「ない!」

「同じくです」

「じゃ何とか一発入れよう!」

「はい!」

 自信満々言わないで~心の突っ込みを置いておいで、そんなもの感覚でかわせるでしょうが・・・恭也さんや多分あれぐらいならテリーとかジョー兄とか晶さんとかレンさんとかいっぱいいるよね

「頑張りますか」

エリオが返事をして、リーダー気質だねティアは
キャロが返事をしたけれど俺も一応返事を返した

「よし!行くよ、エリオ!」

「はい!スバルさん!」

 同時にリボルバーナックルとストラーダを構える。

「準備は OKみたいだね、それじゃあレディー……ゴー!!」

 合図と同時に魔力弾がこっちに向かってくる。

「全員、全体回避!2分以内に決めるわよ!」

「おう!」

良いチームだ
俺は最低限の動きでそれらをかわしていた。
チッ俺の時だけ本気のスピードで来やがる
睨むとすごい笑顔で返された

「うおぉぉぉぉぉぉっ!!」

 後ろからスバルがウィングロードを展開してなのはに向かってくる。
しかも、別の位置からティアナが狙っていた。

なのはは「アクセル!」という言葉を発し
両方にめがけて魔力弾を飛ばし直撃するが二人の姿はその場から消えた。

「シルエット・・・やるね、ティアナ」

「てぇぁぁぁぁぁぁっ!!」

「っ!?」

 今度は上からスバルが向かってくる、なのはは避けずにバリアで受け止める。
その間にスバルに二つの魔力弾で狙う。
スバルもそれに気づきギリギリで回避する。

「うん、いい反応」

 回避はしたのだがなのはのシューターの追尾はそのままスバルに向かっていった。

「ばか、危ないでしょ。待ってなさい今助けるから」

「う、うん」

 そう言っていたが、アンカーガンに何かあったらしいと俺は見て俺は力ある言葉を発した

『魔法の(マジックミサイル)

 追尾してきたシューターを魔法の矢で撃ち落とした

「!?」

 その背後でエリオとキャロが準備をしていた

『我が乞うは、疾風(しっぷう)の翼。若き槍騎士に、駆け抜ける力を』

キャロの呪文が完成をした瞬間
エリオのストラーダの先端がピンク色に光った。

「あのかなり加速付いちゃうから気を付けて!」

「大丈夫 スピードだけが取り柄だから、行くよストラーダ」
 
 準備中にティアとフリードの射撃で軽々となのはは躱し様子を見ている感じがしていた。
もちろん俺自身もマジックミサイルを放っているけれど、
なのはの堅いガードは崩せていなかった。
なのはも気づいてエリオに向かっていった。

「エリオ!いま!」

「はい!ストラーダ!」

ティアの掛け声と同時にエリオがなのはに突っ込んでいった。

「うわあぁぁぁぁぁっ!」


 なのはとエリオの激突でもの凄い煙幕が上がる。
その中からエリオが吹き飛ばされビルの一角に何とか着地した。

「エリオ!?」

「外した!?」

 徐々に煙幕が晴れてなのはの姿を表す。平然とその場に浮いている。
流石なのは固いなぁ仕方ない俺も本格に参戦しますかと思った矢先に

[ミッションコンプリート]

 レイジングハートの声が響いた

「お見事、ミッションコンプリート」

「ほ、本当ですか!?」

「ほら、ちゃんとバリアを通ってジャケットまで届いたよ」

 バリアジャケットの胸の辺りを指さすと確かにその部分だけ傷がついていた。
あれは通ったって言えるのかわからないけれど一応ミッションコンプ?したみたいだ

「じゃあ今朝はこれまで一旦集合しよ」

「はい!」

 そう言って、なのはは下に降りてバリアジャケットを解除して俺たちの方に来る。
バリアジャケットから地上の制服姿になりツインテールからサイドポニーになった。
少しだけ見とれてしまった

「さて、みんなだいぶチーム戦になれてきたね」

「ありがとうございます!」

「ティアナの指揮も筋が通ってきたよ。指揮官訓練も受けてみる?」

「い、いえあの戦闘訓練だけで一杯一杯です」

「あははは」

 つられてスバルが笑顔になった
絶対に受けた方がいいと思うんだけどなぁ
将来指揮はなのはを超すんじゃないかな?
まぁ本人のやる気次第だけど
フリードが何かを探すように首を左右に動かす。

「どうしたの?フリード」

「なんか、焦げ臭いような……」

 エリオが追加でにおいを書くような動作をして

「スバル!あんたのローラー」

「え?ああ!?」

 ティアに言われ急いでブーツを脱ぐスバル。

「あちゃぁ~無茶させちゃった」

「オーバーヒートかな?後でメンテスタッフに見てもらお」

「はい・・・」

「ティアナのアンカーガンも格好厳しい?」

「はい・・・、騙し騙しです…」

「みんな訓練にも大分なれてきたし、そろそろ実戦用の新デバイスに切り替えかなぁ?」

「新―――」

「デバイス―――」

 そう言いながら訓練は終わりみんなで退社の方に戻っている最中で

「じゃあ一旦寮でシャワーを使ってからロビーに集合しようか」

「はい!」

 俺たちがわいわい騒ぎながら隊舎の入り口付近まで歩いていると前方から黒いスポーツカーが近づいてきた。

「あれ?あの車って・・・」

 ティアがそれに気付くのと同じぐらいに俺たちの前に停まった。
それと同時に車の窓と屋根が消えて、中にはフェイトとはやての二人が搭乗していた。

「フェイトさん、八神部隊長!」キャロは驚いたような声をを上げていた。

「すご~い!これって、フェイト隊長の車だったんですか?」

「うん。地上での移動手段なんだ」

「自家用車がスポーツカーってすごいね。流石エリート」

 俺が感想を漏らしてしまった
何事もなくはやては俺の感想を遮って話し出した。

「みんな、訓練はどないや?」

「え~と……あははぁ……」

「ま、先生と生徒がいいから大丈夫ですよ」

「ほんまに綾ちゃ・・・綾は・・・」

 いい加減慣れろ

「エリオ、キャロごめんね。私は二人の隊長なのに、
あんまり訓練見てあげられなくて」

「あ、いえそんな」

「大丈夫です」

「五人ともいい感じで慣れてきてるよ。いつ出動あっても大丈夫」

「そうかそれは頼もしいなぁ」

「二人はどこかにお出かけ?」

「ちょっと会議で6番ポートまで」

「教会本部でカリムと会談や。夕方には戻るよ」

「私は昼までには戻るから、お昼は一緒に食べようか」

「はい」

「ほんならなぁ~」

 フォワード陣はみんな敬礼をしていたが俺はすっかり忘れていた。
おれ嘱託だしいいよね
別れてみんなでシャワー室
それからはしばらく無言で体を洗っていたそんな時―――

「そういえば、スバルさんのローラーブーツとティアさん銃ってご自分で組まれたんですよね?」

「うん、そうだよ」

 キャロが質問をしてきたので、スバルは体を洗いながら答えた。

「訓練校でも前の部隊でも支給品って杖しか無かったのよ」

「私は魔法がベルカ式のうえ戦闘スタイルがあんなでし、ティアもカートリッジシステムが使いたいからって」

「で、そうなると自分で作るしか無かったのよ。訓練校でオリジナルデバイス持ちなんて居なかったから目立ってね……」

「あぁそれで、ティアさんとスバルさんはお友達になったんですか?」

「腐れ縁と私の苦悩の日々と言って」

「えへへぇ~、さてキャロ頭洗おっか」

「はい、お願いします」

 俺は黙って聞きながらシャワーを浴びていた。

「私先に上がっているから」

「私も上がるよ」

「は~い」

「ティアさんは髪の毛を乾かすんでしょ」

「そう言うあんただって」

「私はこの通り」

「あんたたちの魔法って何でもありだね」

 こんなの精霊たちの力を借りれば早いって

「ここミッドじゃ魔法は戦い等で使用ですが、私たちの魔術は学問といかに便利にするかで考えてますから」

「そっか」

 そうして俺はエリオが待っている場所に向かった。

「はぁ~まだかな」

「女性は髪の毛とか長いからね。もう少し待ってなさいエリオ」

「えっと綾・・・さん」

「抵抗あるの?私の名前に」

「まぁ」

「同じ名前の人が嫌な人だったとか?確かいたよね数年前に・・・良く知らないけれど」

「何故そう思うのですか?」

「同じ名前でしょ、エリオはフェイト隊長のご子息なんでしょ。確か幼馴染って聞いたことあるから」

「保護してもらってます」

「なら幼馴染の隊長陣とも知り合いってみるのが普通でしょ」

「まぁ」

「ちょっとだけ苦手なんですよ」

「そっか」

「何でも知っている感じと何でもできると思っている力量に少しだけですが、それなのにいなくなってしまって、ちょうど雰囲気が似てるので」

「そっか」

 そうして雑談をしていると女性人たちがやっとこさ来てくれた
本当に遅いよね。
シャワー上がりでもやっぱりなのはが一番綺麗だなってこんな時に思ってしまった。  
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