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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:ケン009
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8部 StrikerS
2章 機動六課
  昇格試験3


「……それじゃあ聞かせて貰いましょうか。綾が考えた作戦を」

「ああ。時間が迫ってきてるから言うね。まず、ティアさんが幻術を使って囮になる。
そしたら多分どこかビルから攻撃が来るはずだ。それを見てスバルさんが場所を確認他のビルの屋上から先ほど使った道を出す術を使用後そこに突撃・・・そして破壊するの」

 確かにこの作戦なら何とかできるかもしれない。

「綾ちゃんはどうするの?」

「そうよ。綾はどうするのよ?」

「もちろん、私は私でやりますよ。私とだと高度な連携は難しいと思うからお願いできないかな。でもお二人は出来ますよね」

「今はそれにかけるしかなさそうね」

「ティアさんありがとう助けてくれて」

「同じパーティーでしょ」

「綾ちゃんは大丈夫なの?」

「大丈夫ですよスバルさん。一応私オールマイティですから信じてください」

「必ず突破してね」

「はい」


「……フェイクシルエット……これ無茶苦茶魔力喰うのよね。まったく、綾も本当に無茶な作戦立ててくれたわよ…ほんと」

 なんでこれを知っていたのか疑問なんだけど、今はいい。スバル聞こえる?」

「聞こえてるよ、ティア。後は任せて!」

 ティアの念話に返事をする。

「いい?一撃で決めるのよ。じゃないと三人とも落第なんだから」

「うん!」

 私は、空も飛べないしティアみたいに遠くまで届く攻撃も無い。
出来るのは全力で動く事とクロスレンジの一発だけ…。
だけど、決めたんだ『あの人』みたいに強くなるって。

「ウィング」

 なにかを、なにかを守れる自分になるって!!

「ロード!!」

 ローラーが壊れそうなぐらいの音をしながら高速回転をして目的の場所に向かった

「いくっぞ~」

 俺は別のビルの屋上からスバルが突撃するのを確認する。
窓があるのに壁を壊して突進って
あぁあの人の忘れ形見か
どうりであの積極性・・・
ナカジマとあの積極的な突進で思い出すんだった。
これも何かの縁ですか、ティーダさんとクイントさん。
俺も行きますか
俺は力ある言葉を発した。

飛翔(フライ)

 そう呟くと地面を蹴って宙を舞う。
これはいつも使用している黒鳥嵐飛(レイ・ヴン)ではなく、ただの飛翔呪文
一回だけ闇の書事件の時ガウ・バンに使用した呪文だけど、あの時は誰ももいなかったし大丈夫でしょ。
それに今の俺はレイ・ヴン使用不可だし
どれだけBASTARD呪文に頼ってたかわかる。
ティアがいないのは結構不安に感じる
そして、スバルが突撃したビルに飛翔する

「くぅ……シールドが堅い。でも、はぁ~」

スバルは大型オートスフィアのシールドを破壊した。
ターゲットはスバルの方を向き目から光線を出したがそれをガードをしてバク転で距離を開けたが
もう一発光線が来たのだが

「それ以上はやらせないよ。」

俺は力ある言葉を発した
どうやら間に合ったみたいだ

雷撃(ライトニングボルト)
 
 俺が指を光線の方に向けて発射すると指先から雷をまとってスバルの前で衝突した。 

「間に合ったかな」

「いちぎぇきぃひっさぁつ~!!」

「デバイィ~ン」

 おいおいまさか、スバルもしかしなくても

「バスタ~」

 少し違うかこのランクにしてはすごい破壊力だと思った。
この先はやてが言ってたっけ、2人が許可したらなのはの教え子になるって
2代目になるのかなと俺はその時思ったのだけど・・・
大型オートスフィアの撃破後スバルと二人でティアを迎えにきている。
スバルがティアをおぶっているが少し雑みたいでティアが文句を言う。

「あと何分?」

「うん、一分ちょいまだ間に合うはず」

「行こう、綾ちゃんは?」

「私はこのまま飛翔呪文で行くから」

「うん」

「ティア、あと何秒?」

「あと16秒!まだ、間に合う!」

「あれは私が倒すから」

俺はそういってから魔法の(マジックミサイル)で破壊をした
 
「よーし!魔力全開!!」

 え、十分そのスピードで間に合うはずでしょ
音を上げながら加速をしていった 

「ちょっと、スバル!あんた後の事考えてるんでしょうね!」

「へ?!」

「うわぁ」

「うそぉ」

「あれはまずいね」

「「うわあああああ!!!」」

 間に合うかな
俺は力ある言葉を発する

減速(スロー)

 上空から魔力を感じる

「アクティブガート、ホールディングネットもかな」

 レイジングハートが光りだし呪文を放った。
俺自身も知らないなのはの呪文だ
俺は残り一秒でゴールラインを通過して正面を見据える。
そこには、まだに煙が立ちこめていて確認が難しい。
いくら減速しても車は急には止まれないってね。
停止の呪文は元の体でもできるのか難しいところ
天使クラスなら出来るんだっけ?
あ~生きてればいいのだけど
ティーダさん、クイントさんごめんね
まさかあんなことするなんて思わなかったから
煙が消えた先には、なのはの魔力光の救助ネットが展開されており
二人はそこで会われもない格好で倒れていた。
どうやら意識はあるようだ。
2つ使用したうちの一つがネットということは衝撃削除か減速のどちらかなのかな

「も~ぅ二人とも危険行為で減点ですぅ。頑張るのは良いですか・・・」

 ツヴァイがカンカンだけどそんな可愛い怒り方じゃほほえましいね

「まぁまぁちょっとびっくりしたけど無事でよかった」

上空からゆっくりとなのはが下りてきた。

「とりあえず試験は終了ね。お疲れ様」

なのはは、ツヴァイの方を見てから俺たちの方を見た。
なのはは魔法を解き

「リーンもお疲れ様、試験官しっかりできてたよ」

「わぁ~いありがとうございます。なのはさん」

 なのははバリアジャケットも外し制服の方になった。

「まぁ細かいのは後回しにして、ランスター二等陸士怪我は足の方だね、治療するからブーツ脱いで」

「わぁ~治療なら私がするですよ」

「すみません」

 そう言ってちっこいツヴァイがティアの方に向かい治療を始めた。

「な・の・は・さん」

「うん?」

「すみません、高町教導官・・・一等空尉」

 スバルはそういいながらきちんと敬礼
こう見るとなのは達ってすごいんだと改めて思ってしまう
いつもの姿なら絶対にハグしに行くんだけどな。
可愛いすぎでしょ

「なのはさんで良いよ。みんなそうやって呼ぶから」

 スバルの方にゆっくりと歩いて近づいてきた。

「4年ぶりかな?背伸びたねスバル」

「えっと、あの・・・」

 スバルの瞳からどんどん涙がたまってきているのが見える。
知り合いみたいだな

「また会えてうれしいよ」

 頭に手を乗せな出始めた
なのはも恭也さんどうよう無意識で落としまくるんだった。
ライバルが増えるのかな
なのはが後輩泣かしてる。

「私のこと覚えてくれてたんだ」

「覚えているっていうかぁ…なのは…さんにあこがれて…」

「うれしいなぁバスター見てちょっとびっくりしたよ」

「うわぁ・・・すみません勝手に・・・」

 すごくかしこまちゃって

「うふふぅ」
 
 口先に手を持っていきなのはは含み笑いのように笑っている。

「いいよ、そんなの。それに」

 なのはは俺の方をちらっと見てから

「私の知っている人でね魔法は自己研究と他人の魔法を見てしっかり覚えて真似から始めるものって言ったたんだぁ知ってるかな?綾ちゃん」

 あ~俺昔そんなこと言ってたような気がする。

「どなたの事を言っているのかはご存じありませんが、ずいぶん私達の教えに近いものがありますね」

 俺は知れっとした風でそんなことを返した。

「ランスター二等陸士はなのはさんの事をご存知です?」

「あ、はい知ってます。本局武装隊のエースオブエース。航空戦技若手NO1高町なのは一等空尉」

「はいですぅ」

 そして俺はいたずらっ子のように追加をする

「監理局のマップ兵器、敵対者からは魔王とかティアが言ってました。」

「ちょそんなことは」

「噂ですよ」

「綾さん」

「ハイちっちゃい教官殿」

 俺はわざとらしく敬礼をした。

「もぅ私の知ってる人と同じ感じですね」

「すごいセンスがいい人なんですね」

「規格外な人です。もぅ」

 上空ではやてとフェイトが乗っているヘリがまるで二人を見守っているかのようにボバリングしていた。 
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