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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:ケン009
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7部 中学生編
6章 消滅
  最初のレリック事件1

 
前書き
そう累計が一か月前は1万6千Pv台でしたが今見たら3万7千PV
倍以上見てもらえて嬉しく思います
相変わらず読みにくいかもしれませんがよろしくお願いします。 

 
 あれから穏やかな日常がすぎ
けっこうなのはとイチャイチャしてたらフェイトが突入はもうあきらめた。
すこしだけフェイトも自分の意見を言ってくれて俺的には大満足
エリオがプロジェクトFで生み出されたらしい。
まぁだから根とも思ったがそんなこと知ったことではない。

 そんなこんなで中学2年のもうすぐ冬の季節になったある日クロノから連絡があった。
 どうやら俺だけではなく、なのは、フェイト、はやての四人が呼び出された。

「じゃいってらっしゃいフェイト。授業のノート取っておくから」

「うん! ありがとうアリサ」

「はやてちゃん、お仕事頑張ってね?」

「ごめんなぁノート」

「大丈夫だからケガとか気を付けて」

「了解や」

「なのはと綾も気をつけてね!」
「はぁーい!」
「うん」

 四人はアリサ達と別れて屋上へとやってきていた。

「レイジングハート!」
《Yes. My Master.》

「バルディッシュ!」
《Yes Sir.》

「リインフォース!」
「はい! マイスターはやて」

「ティアよろしく」
《久しぶりに皆さんとですね》

 四人の言葉にデバイス達とティアがそれぞれ反応し、

《Stand by Ready.》
「「「セーット・アーップ!」」」

「変身」

 転送ポートから現場に向かった。

『それじゃ改めて今日の任務の説明ねー』

 エイミィから通信が聞こえてきて四人はそれを聞く。
ミッションは基地で聞いたのだが、
二つのロストロギアの回収任務、アースラに引き渡して本局まで護送というもの。

「平和的な任務ですねぇ」

「でもツヴァイ気を抜いたらどきゅんだよ」

「わかってますよ綾ちゃん」

 リーンフォースツヴァイ
はやてが作った人格型ユニゾンデバイス。愛称はリイン。
設定年齢は6~7歳ぐらい。身長は30cmほどだが、
人間の子供ぐらいのサイズになることが可能。
俺やリーンも手伝ったはやてのユニゾンデバイス
これにより完全にリーンは家を護る主婦業をしていると聞く。
俺自身は結構はやての家に行きリーンと話すことがこの時以降から多くなっている。
古代ベルガの話は俺自身学ぶことが多く重宝している

『まぁ、なのはちゃん、フェイトちゃん、はやてちゃん、綾ちゃんの四人が揃ってて…。
もう一箇所にはシグナムとザフィーラが待機しているわけだし。
多少の天変地異くらいはなんとかしちゃうよね』

『よろしく頼む』

 エイミィがそう言って笑い、アースラ艦長のクロノがそう四人に頼む。
実際戦力過多といってもいいくらいの人選である。
これでミスを犯すとしたらかなりの実力の敵が相手となるのは明白である。

「そうだ忘れていた。」

「どうした綾」

「艦長おめでとう」

「あぁ今言うところなのか」

「思い出したからっていうかほとんど会えない状態だからね」

「相変わらず海は人手不足だからな」

 それから俺達は定置観測基地へと到着し、ジャケットを解除し制服姿になる。
なのはは教導隊色の白ジャケット。
フェイトは執務官色の黒ジャケット。
はやては地上部隊色の青ジャケットである。
俺はいつもの格好
けっこう俺だけ浮いている状態
まぁ俺だ嘱託だしね
さて四人を待っていたのは二人の男女。

「遠路おつかれさまです! 本局管理補佐官『グリフィス・ロウラン』です!」
「『シャリオ・フィニーノ』通信士です!」

 なのは達は敬礼をして挨拶を交わす。
休憩の準備は出来ているというが俺達はすぐに出るという。

「私らこれくらいの飛行じゃ疲れたりせーへんよ。グリフィス君は知ってるやろ?」

「はい…存じ上げてはいるのですが」

 グリフィスはなのは達を見て少し困った表情をする。
おそらく初対面でどう接したらいいかわからないのだろう。

「あ、三人は会ったことなかったな。こちらグリフィス君。レティ提督の息子さんや」

「はじめまして!」

「お久グリフィス」

「お久しぶりです綾さん」

「綾ちゃんはあったことあるん」

「レティさんとはお仕事仲間だから」

「そういう事なんや」

「まぁね」

「フィニーノ通信士とは初めてだよね?」

「はい! でも皆さんのことはすごーく知っています!
本局次元航行部隊のエリート魔導師。『金色の閃光』の異名で知られるフェイト・T・ハラオウン執務官!
いくつもの事件を解決に導いた本局地上部隊の切り札。『最後の夜天の主』の八神はやて特別捜査官!
武装隊のトップ航空戦技教導隊所属! 『不屈のエース・オブ・エース』、高町なのは二等空尉!
そして嘱託魔導士で『破壊者』の異名の南條綾さん」

 シャリオはそう言って体をぶんぶんと振る。
よほど嬉しいらしい。

「リインフォース・ツヴァイさん事も聞いています。優秀なデバイスだって!

「ありがとうございますー!」

「シャーリー、そろそろ失礼だろ?」

「あ、いけない。つい…」

「シャーリーって呼んでいるんだ。仲良し…?」

 なのはがそう聞く。
二人は子供の頃から近所で幼馴染というらしい。

「幼馴染の友達は貴重だから…大事にしてね?」

「はい!」

 フェイトはしみじみとそういっていた。

 一方、時空管理局本局の無限書庫ではユーノとアルフが今回の事件について調べ物をしていた。
数年前の無限書庫開拓時からかなりのデータを取り出せるようになったからすぐにとはいかずともデータは揃えられる。
ちなみにユーノは現在司書長となっている。

「はいよ。ユーノ!」

 アルフが書物を運んできたのでユーノは感謝の言葉を述べる。

「でも、アルフももうそっちの姿で定着したね」

「まーね」

 そう、アルフはフェイトの負担を減らすために何度も試行錯誤した結果、子供サイズにまで姿が落ちこんだのだ。
アルフはフェイトはもう強いからあたしがいなくても大丈夫だろうと言う。
それに家事をやるのも楽しいという。

「来年はエイミィもお母さんになるしなぁ」

 そこにエイミィから通信が入ってきて、

『ア~ル~フ~。まだその話は秘密だって言って…』

「あー、まぁいいじゃん」

 それでユーノが祝福の言葉を贈る。


 俺たちは現在指定された場所で飛行呪文で移動をしていた。

『皆さんの速度ならポイントまで15分ほどです。ロストロギア受け取りと艦船の移動までナビゲートします』

「はい…よろしくね、シャーリー」

「グリフィス君もね」

 それで一旦通信を終了する。

「しかし私達の関係も6年か」

「中学も来年度で卒業だしね」

「卒業後はもっと忙しくなるかな」

「そうね…」

「フェイトは、長期の執務官任務も受けることになるし、
なのはは、教導隊の一員としてあちこち回ることになるよね
はやては向こうに住むんだったっけ?」

「私は卒業の少し前にミッドの地上にお引越しや。
クラナガンの南側で家族7人で暮らせるでかい家。
えー感じのトコを探し中や。なんせ大家族やからな。私の家族は」

「やっぱりみんな忙しそうだね。私はなのはの紐でも・・・っていうのは嘘で緑屋の修行とミッドの管理業のお仕事かな。いい物件がなくてね。私が今持っている場所で開くのは治安がね」

「桃子さんの修行終わりそうなの」

「及第点かな。だから結構私は往復する予定。なのはの帰りを待つ主婦を目指すの」

「そりゃ無理やな」

「だって綾家でじっとできないでしょ

「なのは~」

「でもお母さんたち喜んでいたよ。いい物件見つかるといいね」

「後はみんなの魔法の練習にも付き合わないと」

 そんな世間話をしている中だった。
前方から煙が上がっているのだ。

「現場確認! 機械兵器らしき未確認体が多数出てます!」

「ん!」

「フェイトちゃん、綾ちゃん! 救援には私が回る!」

「私と綾が落とすよ!」

「はやてとリインは上から指揮をお願いね!」

「了解ッ!」

 それで全員は各自散り散りに動く。
はやてはリインとユニゾンを交わして戦況を見る。

「中継! こちら現場! 発掘地点を襲う不審機械を発見! 強制停止を開始します!」

『本部に中継します!』

「お願い!」

 機械兵器からビームが放たれるがなのははそれをプロテクションEXで防ぎ発掘員を守る。

「プラズマランサー…!」

 フェイトはプラズマランサーをセットする。
俺は詠唱を始める。

「光弾よ敵を撃て(タイ・ト・ロー) 」

「ファイアッ!」

 力ある言葉を発する
鋼雷破弾(アンセム)

 二人の魔法の攻撃によって次々と機械兵器を貫く。
なのはが発掘員二人に安否を問い、大丈夫だということを確認する。
そこにリインが広域スキャンを終了させてここにいるのは二人だけだと報告をする。

「あれは、機械兵器…?」

「そうみたいね」

 そこにシャーリーから通信が入ってきて、

『中継です! やはり未確認! 危険認定破壊停止許可が出ました!』

その報告にはやてが反応し、

「了解! 発掘員の救護は私が引き受ける! 3人で思いっきりやってええよ!」

「「「了解!」」」

 俺達が行動を開始しようとした時に機械兵器の集団は固まってなにかのフィールドを展開した。

「フィールドエフェクト…? 様子見でワンショット! レイジングハート!」

 なのははアクセルシューターを放った。
だがアクセルシューターは当たる前にかき消されてしまった。

「無効化フィールド!?」

 それによってなのはは過去の出来事を思い出す。

「 AMFアンチマギリンクフィールド、AAAランクの魔法防御を機械兵器?」

 リインが魔法が通じないことに焦りを感じていた。
でもはやては落ち着いて、

「リインはまだ子供やな」

《ええッ!?》

「覚えとこうね。戦いの場で『これさえやっておけば絶対無敵』って定石はそうそう滅多にないんだよ?」

 なのはは優しくツヴァイに教えながら説明をした。

「でも私は結構絶対無敵なことやっていると思うけれど」

「「「それは綾 (ちゃん)だけ」」」


「リーン覚えとこうね。どんな強い相手にもどんな強力な攻撃や防御の手段にも必ず穴はあって崩し方もあるんだよ」

 なのはは魔法攻撃で地面を砕き、石を操って空に浮かす。
フェイトは天候を操り雷を発生させる。
俺も天候を操って風が吹き荒れる。

「魔力が消されて通らないのなら『発生した効果』のほうをぶつければいい。例えば小石、例えば雷、例えば竜巻…」

「スターダスト…!」
「サンダー…!」

「「フォール!!」」

「来たれ天の龍」

『気裂(ディエン・ティアー)』

 三人の攻撃によって操られた石が機械兵器に当たり、雷が降り注ぎ、竜巻が落ちてきて切り刻む。

《ふぇー…すごいです》

「三人とも一流のエースやからな」

 それから数機が逃げていくがそれはリインが受け持って全部【凍てつく足枷】で氷漬けにして停止させた。

「リーンお見事」

 なのはがツヴァイの方を見てそう話していた
その後、発掘員にロストロギア『レリック』を渡されて回収をした俺達。
そこにシグナムから連絡が入ってくる。

「こちらアースラ派遣隊! シグナムさんですか?」

『その声、なのはか? そちらは無事か?』

「機械兵器の襲撃があったんですけど…まさかそっちも?」

『いや、こちらは襲撃ではなかった。危険回避のためすでに無人だったのが不幸中の幸いだったが…発掘現場は跡形もない。
先ほどシャマルとヴィータを緊急で呼び出した。今日の任務、気楽にこなせるものではなさそうだな…』

 シグナムからの通信で発掘現場が映されるがそこでは爆発にでもあったかのようにクレーターが出来上がっていた。
第12管理世界「聖王教会」中央教堂ではカリムがクロノと会話をしていた。

『片方は無事ですがもう片方は爆発して発掘現場ごとロストしてしまっています。発掘現場はこれから調査と捜索を行います』

「クロノ提督、現場の方達はご無事でしょうか…?」

『ええ。現場の発掘員にもこちらの魔導師達にも被害は何もありません』

「そうですか。よかった」

 それからクロノとカリムが色々と会話をしながらレリックに関して話し合われていき、

「現場のみなさんに十分気をつけてくださるようにお伝えいただけますか?」

『はい、それでは』

 それでクロノとの通信を終了させるカリム。
そこにシャッハがやってきて、

「騎士カリム、やはりご友人が心配でしょうか?」

「シャッハ…」

「よろしければ私が現場までお手伝いに伺いますよ。

 非才の身ながらこの身に賭けてお役に立ちます。
クロノ提督や騎士はやてはあなたの大切なご友人。
万が一のことがあっては大変ですから」

「ありがとう、シャッハ。でも平気よ。

 はやては強い子だし今日は特に 祝福の風リインフォースはもちろん 守護騎士ヴォルケンリッター達も一緒ではやての幼馴染の本局のエースさん達もご一緒だとか、それに切り札にもお願いしておきましたから」

「それは私の出番はなさそうですね。おとなしくあなたのそばについているとしましょう。…お茶をお入れしましょうね」

「そうねお願いするわ」

 それからクロノ達はグリフィスの報告を聞きながら話を進めていっている。
そしてシグナム達の現場にヴィータとシャマルが到着した。
「ひでぇな、こりゃ…完全に焼け野原だ」

「かなりの範囲に渡っているが汚染物質の残留はない。典型的な魔力爆発だな」

「ここまでの話を総合すると聖王教会から報告・依頼を受けたクロノ提督がロストロギアの確保を四人に要請。
平和な任務と思ってたらロストロギアを狙って行動しているらしい機械兵器が現れて、こちらのロストロギアは謎の爆発…って流れであってる?」

 シャマルがシャーリーにそう聞く。

『はい! あってます!』

「聖王教会といえば主はやてのご友人の…」

「うん。騎士カリムからの依頼ね。クロノ提督ともお友達だし」

 そこでザフィーラは爆発現場を見ていたヴィータに声をかける。

「ヴィータ、どうかしたか?」

「やはり気になるのか?」

「ザフィーラ…別になんでもねーよ。相変わらずこーゆー焼け跡とかは好きになれねぇだけさ。
戦いの後はいつもこんな風景だったしな…それに、あんまり思い出したくねぇことも思い出すしさ…」

 ヴィータの頭に過ぎるのはなのはが撃墜された時の光景。
だがそこでシグナムが背中を叩き、

「ヴィータ、なにを怖い顔をしている。そんな顔では帰ったらリインが心配するぞ?」

「うるせぇな、考え事だよ。それとなでんな…」

「よし…調査魔法陣展開! アースラと無限書庫に転送してね」

『はいっ!』


………………
……………
…………


 俺たちはなのはの講義を聞いていた
生徒はもちろんツヴァイ
リインがなのはにフィールド系について学んでいた。
基本魔法防御の四種のうちの一つなどといった感じのお話。 
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