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魔法少女リリカル☆イリヤ

作者:マッハ
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2回戦7日目 決戦2

「情報は整理するまでもないな」

「既に真名は看破しておるしな」

「だが一応しておいたらどうだ?」

「むー、じゃあまず相手はアーチャーで裏から狙うのが得意」

「それだけだと誰です?ってなりますよね」

次は

「シャーウッドの森出身とか顔のない王」

「いきなり確信に迫るな、でもまぁ確かにこれは大きなヒントだった極めつけは」

「イチイの木、イチイの毒であるな。奴の得意な毒殺方法よな」

そうして真名は

「ロビン・フッド」

「よし、完璧だな」

「余がまた出たいが出たら出たで問題が起きよう。今回は止めておこう」

「次は私ですかね?」

「行こうかアーチャー」

「その前に魂の改竄でもしに行ったらどうだね?」

む、忘れてた。決戦前にしとくのも大切な事だな、

という事で来た教会

「なんだ?助けを求めに来たのか?」

「違います!決戦に向けて魂の改竄です!」

「じゃあサーヴァント達出て来てー」

あの人鼻歌歌いながら改竄してるし

「今回はどのサーヴァントで行くんだ?」

「なんかどのポケ○ン使うんだ的な言い方ですね、アーチャーでですよ。相手もアーチャーですし」

「成る程、思いきった戦術だ」

「終わったよー」

「それじゃあ俺はこれで」

教会を出てすぐに一階のエレベーターの所まで来る

「決戦の身仕度は終えたかね?」

「はい、大丈夫です」

「では行きたまえ」

暗号鍵をはめる、エレベーターが開く。
入って暫くするとダンさんとロビン・フッドが
アーチャーは腕を組んでいる

「...」

「...」

「...」

「空気が重いわ!おいそこの坊主、旦那に言うことねぇのか?」

「いい勝負をしましょう?」

「なんで疑問系なんだよ。たく、そっちのおたくは?」

「私は敵と馴れ合う趣味は持ち合わせていないのでね」

「けっ!そうかよ」

ちょっと時間が経つと

「若き戦士よ」

ダンさんが口を開いた

「君の聖杯への望みはなにかね?」

「俺は元の世界に帰る事」

「元の世界?帰りたいなんて言うなら始めから参加すんなっての」

「いや俺は気づいたらここにいたんだ。別に自分でこの聖杯戦争に挑んだワケじゃない。そういうダンさんの願いはなんなんですか?」

「....妻を取り戻す事だ」

「....それは死者を蘇らせるという事ですか?」

「無論そうだ」

「...それは無理です」

「なんだと?なんでそんな事お前がわかる?」

「死者は死者、生き返らない。可能性があるとすれば聖杯が時を巻き戻す事だけ。死者が擬似的に蘇るのはそれしかない」

「っ!言わせておけば」

「アーチャー、彼の言い分は正しい」

「でも旦那の願いは"間違っちゃ"いない!」

「彼は否定しただけで"間違っている"とは言っていない。それにはきっと理由があるからだ」

プレシアさん...プレシアさんがアルハザードでアリシアを蘇らせようとした事、これは子を思う親としては間違っていない。でもそれにフェイトを利用するのは間違っていた。
ちゃんと最初から家族として力を合わせてジュエルシードを集めていれば、いや今のフェイトは幸せを手に入れている。これ以上思う事もないか。...ガシャンと最下層に着いた音がする

「行くかアーチャー」

「了解した」

「行くぞアーチャー」

「あいよ」



「色々思うんだよね、俺とあんたは反りが合わないとかさ」

「ほう、奇遇だな、私も同じ事を思っていたよ」

「まっ、お互いマスター思いのサーヴァントとして"今回"の俺は正々堂々戦ってやる!」

「などと言いながら不意討ちとはね」

アーチャーが矢を躱す

「戦いはもう始まってるんだぜ?不意討ちも糞もねぇよ。それ!」

「ハァ!」

お互い一歩も退かない、いや進んでいる
アーチャーがロビン・フッドに近づいた際に降り下ろした莫耶は弓で防がれる。だが右ががら空きだ
そこをアーチャーは干将で斬ろうとするが
懐から出した短剣で防ぐ、弓はアーチャーを指している

「っ!」

「いいよみしてるねぇ、でも残念、生き物ってのはこれだけで死ぬもんさ」

「くっ!?」

アーチャーが何かの攻撃を受ける。絶対毒矢だ

「...せ」

「ん?なんだ?命乞いか?」

「戯け!躱せと言ったのだロビン・フッド!」

「何!?くっ!」

そういえばいつの間にかアーチャーの手から干将莫耶が消えていた。それは干将莫耶のお互いを引き寄せ合う性質を利用して始めから投げていたのか

「大丈夫かアーチャー」

「大丈夫ではないな。にしても、アーチャーなだけあるな、今ので右肩斬られた」

「今回復しよう」

?回復魔術?
それより

「アーチャー!回復を許したらダメだ!」

「I am the bone of my sword(我が骨子は捻れ狂う)」

アーチャーは既に弓を放つ体勢になっている
向こうもそろそろ回復し終わりそうだ

「偽・螺旋剣( カラドボルグ)」

ドカーンと中心点を起点として爆発した
くっ!爆風で何も見えない!
いつでも対応できるようにゼロは構えている

[おい!何か大きな物体が近づいてくるぞ!]

「なんだって!?ゼロ!視界を空気による感知に変えろ!」

[たく、いきなり無茶言うな、ま、やってみる]

少し時間が経つと視界が変わった
辺りを見渡す、アーチャー見つけた。矢に当たらないよう走ってるな
ダンさんは....あそこか...ロビン・フッドがいない?なら後ろか!
見ると左手を前に出してこちらを狙って来てるマントを着た人がいた

「くっ!汝!」

避ける、走りながら跳ぶ、転がるを繰り返し

「理を破りしっ、者!」

っ!危なかった。今のはギリギリで避けられたが次はないだろう。背を反らしてなんとか躱せた

「交差!エリザベート・バートリー!」

『アーチャー!出来る限り耳を塞いで!』

『わかった!』

「鮮血魔嬢(バートリエルジェーベト)!」

音波攻撃がマントを着た人の方へ向かう、無論空気に干渉する宝具だ。音だしな
声帯で大砲が作られたように爆風はマントを着た人の方へ
爆風が晴れると

「何!?ロビン・フッドがいないだと!?」

「え!?でも俺は見えるぞ!」

「なんだと!?嘘も大概にってさっきの攻撃みたら言えないか。そらよっと!」

「アーチャー危ない!」

「!?」

アーチャーの前に出て矢を叩き落とす

「アーチャー、今から俺の視界とアーチャーの視界をリンクさせる。それも俺がみた風景をだ」

「分かった」

アーチャーは一瞬驚いたがすぐに対応した。

「はぁ!?こっち向かってくるとかインチキだろ!?」

「消えてる方がインチキだ!ハッ!」

「くっ!」

キンと鳴り響く

「顔のない王(ノーフェイスメイキング)が破られるとかありかよ!?」

「知らん!」

跳んだ!矢を撃ってるな...アーチャーは...ダメだ、今は俺の視界がアーチャーの攻撃の要なんだ。敵を見ないと

「ようやく姿を現したか」

目を通常モードに切り替える。本当だ、ロビン・フッドが見える

「いやこれで勝てるからなぁ、祈りの弓(イーバウ)」

「っ!っ!?グハッ!?」

「アーチャー!?」

「まだ死んでないのか、しぶといねぇ。んじゃもいっちょ行くって次は坊主かよ」

「ハァッ!」

ゼロで斬る、交差はとっくに解いてある

「そんな単調な攻撃」

「誰が一人だって言った?」

ルナミラクルに変わる

「何!?二人目だと!?」

「ハァ!」

「くっ、このってまた一人増えてやがる!お前本当に人間か!?」

「「「魔法使いだ」」」

「は、はは、魔法使いね、でもどんな生き物でもこれで」

「ミラクルゼロスラッシャー!」

8つに分かれたゼロスラッシャーは合計24
それがロビン・フッドを襲う

「くっ!この!」

「食らいつけ!赤原猟犬!」

「喰らえるかよ!」

また消えた。なら

「...そこだ!アクアスパイク!」

ルナミラクルの力で水を発生させる

「くっ!」

そして凍結魔法を発動

「さらにフリーズハンター!」

「なっ!?凍り付け!?だと!?」

「今だ!アーチャー!」

「ハァアア!!」

「ガッ...すま、ねぇ旦那」

ダンさんは黙って目をつむる
また突如壁が現れる

「くっ、...負け...かすまねぇな旦那、何としてでも勝たせなきゃいけなかったのに」

「いい、アーチャー、お前はよく戦った。儂の我が儘でお前の得意とする戦いを封じたりと、すまなかった」

「旦那が謝る事ねぇぜ、俺、旦那とのペアはつまんなかったけど、最期にいい夢見させてもらったから..さ...」

サァーと消えるロビン・フッド

「衛宮総刃君」

「...はい」

「君の勝ちだ。儂に勝ったんだ。誇りを持つのだ。そして慢心をするな!」

「分かりました!」

「ふふ、さて...ようやく会えそうだ。長かったな、アン...ヌ...」

 妻の名前...だろうか。会えるといいな
決戦場から出ると
そこには凛さんが立っていた

「ふーん、貴方が勝ち残ったんだ。どうだった?強者を倒した感想は?」

「人殺しは趣味じゃない」

「でもこれは遊びではないのよ?」

「今の聞き方楽しかったかって感じですよ。まぁ人を殺した事には悔いてます。けどその分その人達の魂を背負って戦って行こうって改めて思いました」

「そう、なら貴方と戦うとき気兼ねなく戦えるわね」

そう言って立ち去る

「やはり貴方が勝ち残りましたか」

「レオさんは俺が勝ち残るって確信はあったんですか?」

「いえ、ただの勘です。ですが同時に勝ち残って欲しいとも思いました。貴方とは戦いたい。何故なら僕の知らない何かを知っていそうだから」

「そうですか。では」

「2回戦勝利おめでとうございますね」

「ありがとうございます」

すぐにマイルームに戻った


【マイルーム】


「誇りを持て、慢心するな...か。よしお風呂でも入るかアーチャー...は頼めそうにないな。ゆっくり休んでいてくれ、次はセイバーかキャスターで行くよ」

「あぁ、そうしてくれ。奴の毒、そしてその内部からの爆発、それが思いの外効いた。少し療養が必要だ」

「「....」」

「...はぁ...タオル巻くなら一緒に入ってもいいよ」

「「やった!」」

何はともあれ2回戦突破だな

 
 

 
後書き
要望の技ではありませんが一応テイルズ技、いきなり奥義とかはやめときました。軽い技で行って強い敵に強い技を使う事にしました。バランスがね。もう崩壊してますけど 
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