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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:ケン009
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7部 中学生編
3章 夏休み~ミッドチルダ
  綾ミッドに行く~狙撃

 それから数時間が過ぎ演習が終わった。

「綾ちゃん一人で帰れる?」

「私だって一人でここに来たことあるから大丈夫だって」

「ならいいんだけど」

「なに不安がってるの?」

「一人だとトラブルに巻き込まれやすいから」

 今日は俺の地球に帰る日だった。
あれからフェイトとは連絡を取っていない。
俺から連絡するのもなぁ
かといってフェイトからってのも変だし
フェイトがなのはに気があるのは知っている。
本人それが何なのかは気づいてないかもしれないけれど

 なのはの仕事中俺自身俺名義の南條商事を立ち上げた
表向きはマンション管理業だったりする
4F雑居ビルだしね。
といっても3Fは事務所で4Fが住まいだから貸し出し予定は3Fから下なんだけど、治安が良くないのと合わせて今のところ借り手は無し

 表向きがあれば裏もある
裏ではわかりやすく言えば探偵業みたいなもの
俺自身管理局には嫌気が出しているから嘱託魔導士なんて外注だから、
当たり前だけれどこちらの世界にも税金なんてものはある。
せっかく命を懸けて働いたものなのに税金として2重下手したら3重と取られてしまうのを阻止するために立ち上げたのが理由。
これで部屋に入る業者もあれば良いのだけどっと考えているところで

「・・・ちゃん、綾ちゃんってば」

「ごめん、ちっと考え事してた」

「もう!」

≪綾様!≫

俺はなのはをかるく突き飛ばして明後日の方に目を向けた

「なに綾ちゃん」

 そうなのはが言った瞬間そこの場所には綾がいなく
後方のほうで綾が倒れていたからである

「あ、綾ちゃん」

 なのははすぐに近づき綾の介抱に向かった。

「くっ・・・わたしは大丈夫、なのはもごめんね」

 俺はゆっくり立ち上がりながら明後日の方を向けたが、
もういない感じがした。

「どうしたの?」

「なんてことない撃たれただけ」

「撃たれたって、魔法は・・・」

「質量兵器だよ、射程は3K以上」

「ありえないよ」

「2・5Kのサーチにひっからなかったから確かだよ」

「誰が」

「多分挨拶だよ。」

「知り合いなの?」

「予想では知っている人だと思う、実際に会わないと何とも・・・」

「一歩間違えなくても」

「頭部に当たったから死ぬね。私の場合は無意識的に魔法の(シールド)がかかっているから」

「どうするの」

「もちろん一方通行の挨拶じゃ駄目だから会いに行くよ」

「友達に会いに行くんじゃないよ」

「大丈夫、サーチャーは飛ばしてあるから居場所も把握している」

「危険なことは」

「なのはを悲しませることはしないって」

「うん」

「行ってきます。事が終わったら連絡するね」

「行ってらっしゃい。気を付けて」

 俺は力ある言葉を発した

瞬間移動(エルシード)

 雑居ビルが立ち並ぶ薄暗い場所の上空で俺は姿を現した。
地上を見てみるとフードをした人物が先に走っていたので、俺はその人物の前方に魔法の矢を当てて立ち止まらした。

「一方的なあいさつで行っちゃうなんてよくないと思うけどなぁ」

 フードの人物は俺の方を見て立ち止まった。

「いまさら難の用?ゼロ」

 数年前のP・T事件に現れた転生者本明不明 通り名はゼロ
この俺を半死状態に持って行った。
疑似MS(モビルスーツ)の武装を取り込んだ人

またしてもさっきは感じられずに銃弾がこちらに向かってきたがそれを半身でかわした。
俺はその時その人物の腕を見た。
どう見ても男性の腕ではない

「誰だ貴様」

「言葉使いが悪いですね」

「やはり女か」

「あなたもでしょ」

「わたしはあなたに撃たれることなんて身に覚えがないんだけどね」

「あなたになくても私にはある」

「で」

 フードの女性は遠隔操作型機動砲台数機を発射させた。

「ちっファンネルか、貴様も転生者か?」

「転生者といえばそうでしょうが、落ちろ」

 女性が刃のない柄の状態で俺の方にそれを振るった瞬間
風の刃みたいなものが俺の方に向かってきた。
俺はそれを力ある言葉を発した

『空雷砲撃波(ヴェン・ジェン・ド)』

物質化レベルまで圧縮した雷球を作り出し、放つ呪文で風の刃を相殺

鋼雷破弾(アンセム)

毎度おなじみの魔法の矢にてファンネルを撃墜

「いつまでもかぶってるんじゃない」

 一発残し持っていた魔法の矢をフードを飛ばしたら
髪型はぱっつんのショート
マント着用の白いスーツを着用胸ポケットには十字のマークがしてあった。

「そろそろ名前を教えていただけないかしら?」

「わが師ゼロさんを倒し、私の最愛のケインさんを奪ったあなたは許さない。
私の名は翠子汐(みどりねしお)字は二代目八咫烏(ヤタガラス)あなたの魂をあの世に導く案内者です。」

 今は殺気立っているが彼女が銃を撃つ瞬間殺気が消えるのはなんでだ。
タイミングが計りずらい

「今日は挨拶です。あなたはあの娘たちの運命を変えた。原作の流れを変えてしまった。
本来ならば我が師ゼロさんがあなたを滅ぼすところだが、あなたとの戦いで戦闘ができる体ではなくなった。わが師の無念を晴らすのは弟子の役目。そしてあなたは私の恋人まで・・・絶対に許さない。
寝首をかがれないようにね。魔神(人)の破壊者綾さん」

「ゼロの件は納得、でもケインっていう人のことは・・・いやわたしに敵対行動は手前は破壊されたいみたいね」

「挨拶は終わったので帰らせてもらいます」

「今日の所は帰らせてあげるわ。ゼロによろしく言っておいて、あなたは私が今まで戦った中で最強だったと」

「はい、伝えときます。」

 そういってマントを翻して姿を消した。

≪マントなんてうっとおしい≫

≪綾様がそれを言いますか?≫

≪魔法使いにはマントは必要だよ≫

≪彼女は≫

≪疑似MSにマントは要らないでしょうが≫

≪そういう問題ですか?≫

≪ケインって名前に当てがないんだけど≫

≪綾様の暗殺者ですかね≫

≪だから知名度上がりたくないんだよね≫

≪それはまっとうな知名度の上げ方ではないからで≫

≪まぁね≫

≪あの剣も厄介なんだよね≫

≪御存知なのですか?≫

≪あれ俺がゲームで作った風の太刀。不可視の風の刃で敵を倒す武器。風だから遠距離攻撃も可能っていう代物。なぜ八咫烏が持っているかは不明≫

≪どうするんですか?≫

≪瞬間移動で逃げられたから追跡は不能。結局狙撃された距離はどれぐらい離
れていたの?≫

≪大体4Kですね≫

≪確か地球の記録で最長が2・5Kだから倍とは言わないけれど厄介な距離だね≫

≪ですね≫

≪終わったからなのはに連絡するね≫

≪はい≫

≪今いいかななのは?≫

≪大丈夫だよ。綾ちゃんは?≫

≪私は無傷だよ。相手には逃げられたけれど≫

≪どうするの≫

≪名前はわかったから退散かな、逃げられたし≫

≪そっか≫

≪なのははいつぐらい帰ってくるの?≫

≪唐突に話をかえて明後日には帰るよ≫

≪明後日になのはの家に行くから伝えておいてもらっていい?≫

≪うん。綾ちゃんは≫

≪地球でやることあるからそれを終わらせないとね≫

≪わかった≫

≪愛してるよなのは≫

≪にゃにゃなんか照れるよ。私も好きだよ綾ちゃん≫

≪そのうち愛してるって言わせるんだから≫

≪そんなことで意地にならないでよ≫

 俺はそれから家に帰り地球に帰る準備をしていたところでスクリーン映像での通信がなった。

「綾襲われたって本当?」

「フェ・フェイト」

「本当なの?」

「会ってくれるんだ」

「当然だよ。・・・友達何だから」

「なのはのことがあったからもう会ってくれないかなって」

「本当に自分のことになるとネガティブなんだから、そりゃまだ綾やなのはに合うのは少しだけつらいけれど、でもそれとこれとは違うでしょ。」

「う・うん」

「私となのはと綾の友情ってそんなにもろい絆なの」

「違うと思いたいけれど」

「綾は私の大切な友人だよ。恋敵でもあるけれどね」

「うん」

「綾だからそのまま帰ったりしないでしょ。誰なの?」

「なのはには内緒にしてくれる?」

「それほどの相手なの」

「多分ね」

「誰?」

「ゼロの後継者」

「ゼ・ゼロってあのゼロ」

「うん、私を死の淵に持って行ったあのゼロの後継者だよ」

「ならなのはにも」

「駄目、フェイトも知っているでしょ私とゼロの死闘の結果」

「だったら」

「私が感じたところ器量はゼロの方が上でも装備はダンチであっちが上」

「知らせない代わりに約束して」

「何?」

「なのはを悲しませないで」

「了解、まだなのはと良いこともしてないしね」

「あや~」

「それにフェイトの前でイチャイチャしてないから」

「もう」

「心配してくれてありがとう」

「うん」

「数年前にさ、ゆっくり話そうって言ったの覚えてる?」

「綾の癇癪事件後だね」

「そう、なのはを抜きにしてゆっくり話し合いたいね」

「なのはは抜きなの?」

「そう」

「なのはだけじゃなく私にももう浮気?」

「友人と話すのに浮気にはならないよね」

「女の子を彼女にする綾だからわからないよ」

「あんなに純粋だったフェイトが言うようになったものだ」

「綾の友人だから」

「納得ついでにお願いがあるんだけど」

「何?」

「なのはの事お願いね」

「了解だけどなんで?」

「私今日あっちに帰るから」

「なのはと一緒じゃなく」

「うん。強敵と報告が数人いるから準備しないとね」

「わかった気を付けてね」

「裏方面の有名人は大変だよ」

「なら表に出てくればいいのに」

「そしてフェイトやなのはみたいに宣伝にされるんだね。絶対に嫌だ」

「もう、またね」

「そちらこそ」

 そういったやり取りをして今度こそ俺は地球に帰った 
 
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