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魔法少女リリカル☆イリヤ

作者:マッハ
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アンラッキー

「「おはよー」」

「おはよう」

「おはようございます。今日はかなり遅い起床でしたが何かあったんですか?」

「あー、うん、ちょっとね」

「そんな事より宿題は?」

「「へ?」」

コイツら忘れてたな。夏休みの宿題
あーあー大変だこと

「わ、忘れてた!」

「そういえば今日みんなと宿題の確認を!」

「俺知らね」

「ソウは出来てるの!?」

「出来てるけど?」

ショック受けてる...そんなに俺が宿題終わらせてるのが嫌だったのか?...
クロは

「ねぇソウ、私には見せてくれるわよね?」

色目使ってきてる
隠れてルビーがプークスクスと笑っている

「ダメだ、こればっかりは見せられない」

「「えー」」

「教えるのだったらいいが」

「「教えて!」」

今から教えても間に合うかどうか
と、いうわけで

「宿題教えてのコーナー」

「わーパチパチパチ!」

「とりあえず雀花達が来るまでに教えられる所まで教えるぞ」

「ねーねーこれはー?」

「...漢字はまずやってから聞きましょう」

「ぶーケチ」

何がケチ何が、漢字なんてやってから聞かないと意味がないだろう
俺は立ってここ間違ってるぞと教えたりして昼
ピンポーンとインターホンが鳴る

「「「終わってない!?」」」

「あはは」

「ソウが毎晩求めて」

「俺のせいにするな!というか変な言い回し止めろ!」

「総刃は終わってるのか?」

「あぁ、んなもん初日に終わらせた」

スッと立ち上がる雀花と那奈亀
そして

「おい待て何処に行く」

「....」

二人は黙ってイリヤの部屋の扉を開けて、俺の部屋まで行った

「おいこら!」

「なっ!速い!」

「だが私達にも譲れない物がある!」

んなもん知るかよ!絶対いかせないからな

「おわっ!?」

「うぉっ!?」

転けた、盛大に

「悪い二人共、力が強すぎ..た」

ムニっとする。なんだこの柔らかいのは

「....」

「....」

「あ、いやこれはその手違いでして、態とじゃ」

「「この変態がー!」」

「ぶべらッ!?」

痛い、いやそんな事はどうでもいい!今大事なのは!この二人の胸を触ってしまったという事だ!大変まずい。逃げようにも逃げたら学校で変態というあだ名がつく、ここは...

「えーと、お二人には宿題を見せると言う事で」

「そんな事のために」

「あたしらの胸は触られたのか?」

「すみませんなんでもしますので!」

「「ん?」」

しまった!これは

「今」

「なんでもって」

やっぱり!く、くそう!俺に逃げ場は

『ソウの変態』

『ラッキースケベ』

『違うから!態とじゃないって言ってるだろ!助けてくれよ』

プイっと顔をそらされる、あぁ終わった

「じゃあ士郎さんとお花畑作ってこい」

ど、どういう意味!?えーと

「士郎さんと家庭菜園しろと?」

「違う!それはそれで見たいがつまりBLらしい事してこいって事だ!」

「拒否権は」

「ない」

「ちなみにあたしの願い事は姉ちゃんの恋路を成功させる事、強いては年増ツインテと金ドリを倒す事」

二つとも社会的にアウトだー!?

「...はい、行ってきます」

「よっしゃー!」

俺は今から男としての尊厳を失ってきます













「総刃?どうしたんだ?イリヤ達と宿題の見せ合いっこしてたんじゃ」

「し、士郎さん、俺と...俺と」


【階段】

「はぁ、はぁ!」

「攻めの総刃君!」

「この二人は...」

「でも面白いからみましょ」



「俺と付き合って下さい!」

「何にだ?」

「(よしっ!士郎さんならそう言うと思ってた!後は)宿題ちゃんとできてるか、間違った答えをイリヤ達に教えるのはなんか嫌で」

「それくらいならお安いご用さ」

士郎さんに宿題を見せる、多分間違ってる所はないと思うが、っ!アイツら涎垂らして見てやがる。というか美々も!?

「....」

なんでこんなにドキドキするんだ!?別にやましい事なんてないはずなのに!

「すごいじゃないか、見た所全部できてる」

「そ、そうですか?」

「あぁ、できのいい弟がいてよかったよ」

「うわぁっと」


【階段】

「「お兄ちゃんがソウの頭を撫でた!?」」

「士郎さんが攻め!もうガン攻め!あとは抱き寄せたり」

「いいぞー!総刃!そのまま私達への幸せを提供しろ!」

「宿題しに来たんだよね?」

「えぇ、これは...どうしましょ?」














「うぅ」

「もう許してあげよう!?」

「ダメだ、まだあたしの願い事を聞いてもらってない」

「那奈亀の願い事完全に死にに行ってって言ってるようなものじゃない」

ぷるぷる震える手、後はポチっとするだけ...だけど!

「...」

那奈亀の細い目が殺れって目してる
ええいままよ!ポチ




【エーデルフェルト邸】

ブー ブーと携帯の音が鳴り響く

「何かしら?」

「私の所にも来ましたわ」

二人は見ると


果たし状
やーい年増ツインテールに金髪ドリル!時代遅れのお二人に今すぐに決闘を申し込む、
死にたくなかったら降参しろ

by総刃

「...これは喧嘩売ってるって事でいいのよね?」

「そうですわね、どちらが時代遅れかはっきりさせましょう」



「うぅ」

ガチャっと門を開ける
真ん中には凛さんとルヴィアさんが立っていた
後ろには那奈亀達

「来ましたわね総刃」

「果たし状、見たけどこれは宣戦布告でいいのかしら?」

「じ、時代遅れのツンデレに流行らない髪形してる二人に決闘だー」

「これ、言葉はソウが考えてるからソウの気持ちでもあるのよね?」

ち、違うんだ!悪口って言われてどう言えばいいかわからないから

「いいでしょう、相手に?遠坂凛、この手はなんですの?」

「ちょっと待ちなさい。総刃が理由もなしにこんなことしないでしょ。大方後ろの子供達に命令されたとかでしょう」

「なるほど、では本当の敵は」

「えぇ、あの中にいるわ」

あれ?おかしいな、突っ込んでくると思ってたんだけど。ひそひそ話してるし、美遊がいてくれたら助かったんだけどなー

「こ、このやろー!」

「はぁ」

「痛い!痛い痛い!」

関節が!逆向いてる!痛い!痛い!

「話を合わせるから今のうちに事情を話なさい」

え!?この痛い中で?というか折れる!

「かくかくしかじかで」

「なるほど、アンタが悪いわね」

ですよねー

「仕方ないから態と負けてあげるわ、離すから次打ってきなさい。ルヴィアもそれでいいわね?」

「仕方ありませんわ。子供に手をあげるなど大人のする事ではありませんしシェロの弟ですし!」

離れる、よ、よかった!話のわかる人達で!
顔...はダメだよな。体?いや変な所触っても

「たぁー!」

「痛ーい!」

「これはやられましたわ!」

「何この茶番劇」

「よっしゃー!年増ツインテと金ドリを倒したぜ!」

「それでいいの!?」

凛とルヴィアは思った、またあの子かと
そしてその後皆は美遊に宿題を教えてもらった











総刃は今日を境に数週間目を覚まさなかった 
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