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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:ケン009
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7部 中学生編
3章 夏休み突入
  綾ミッドに行く~暗躍

 プレシア・テスタロッサ
ギム・グレアム
ギース・ハワード
全員信念を持った人たちだった。
敵として戦った人たちもいる
共闘した人たちもいる
そういう敵は尊敬もできるところもあるが今回の敵はこの人たちと全くの反対の位置にいるような人だった。
今回あった敵はこれまでと全く反対で俺にとっても二度と会いたくない人種だった。

 流石俺ともいうか、1週間の予定がはじめっからトラブル続きなんて波乱万丈の自分だよなぁ

 あれから3日ほどたっているが何事も起きていない
たまに写真を撮られているぐらい
隠れてだけど、一連の事件や目立つ風貌だからいちいち追っていても仕方ない。
たまに海鳴でも慣れていたから麻痺していたんだろう。
俺だって付き合いがなければきっとなのはやフェイトを写真に収めていたかもしれない。
不利益にならなければ写真ごときでは今まで目くじらを立てなかった。

 いやはや昨日戦技のオフィスに行ったらびっくり!
何故ならきれいに片付いている場所だった。
てっきり予想は男性が多く
資料などが机いっぱいに散らかっているのを予想していたんだけど
それをなのはに言ったら
「日本の刑事ドラマのみすぎ」って言われた。

 そんな平和なミッド滞在だったが、
事件は安心しているときにやってきた。
俺が泊まっている場所はなのは達の宿舎ではなく
治安が悪い地域のホテルで宿泊をしていた。
どんな感じか月契約したんだよね
俺自身ホームズが好きだから、イレギュラーズを設立を考えてた。
あとは秘密基地みたいな感じ。

 朝新聞を見たら3面 記事に嘱託魔導士淫らな奇行っていう記事があった。
実名載せてないけど写真が載せてあるから一緒だと思うんだけどね

 記事内容を大雑把にみると
あの葬式を荒らした嘱託魔導士Aさんは
有名魔導士達とホテルに行ったり
なのは達の写真は後ろ側だったから良かったんだけど
その直後に治安の悪いホテルに向かいそこで1泊
なんとその直後にガラの悪い男性がホテルのほうに入り
同じ階で止まったなどが書いてあって
宿泊客ではなく数時間後に出てきたなんてあった。

真実知っていれば大笑いなんだけど
有名魔導士2人は管理局でも超人気があるから手出しが出せなかったみたい
ただ食事をしただけなのにね

 治安の悪い方は情報集めだったりするんだけど、
まさかマスコミまで使用するとは思わなかったなぁ
ここ引き取らないといけないかな
あと2つか3つぐらいいい場所知っているからいいんだけどね
めんどくさくなるかもと俺自身そう思った。
不可視の目を飛ばすと
外にはジャーナリストっぽい人間が多数配備されている。

 策は
☆籠城戦
援護射撃がない以上不利
古今東西籠城戦とは助けが来ることを前提に防御の高い城で守り抜く戦法
俺自身の性格と照らし合わせても却下
まぁなのは達が助け船を出す可能性もあるかもしれないがやっぱり却下

 ☆撃って出る
以前のグレアムの時みたいに
一般人と何も知らないジャーナリストがいるからこれも却下

 ☆変装で外に出る
これが一番なんだが通常では却下
察知魔法使われたらおしまいだしね
だけど・・・
3つ目の案のバリエーションで外に出ることを決行

そんなわけで俺は今外を自由に簡保していたりする。
大人モードがあるのなら子供モードってやつで
ただ今身長150なのは達と出会った時の身長だったりする。
でもそんなに上手く行かないのが世の常だった。

「綾ちゃん」

 俺は気持ち聞き覚えのある声にビクッとしながら知らないような感じで歩き出す。
後ろから肩をつかまれ

「何無視しているのかな?」

「誰、えっと、高町なのはさん?」

「え、ふえ、間違えたのかな?」

「ファンなんです」

「ご、ごめんね知り合いだと思って?」

「もし、お時間あればあそこのお店でお食事でもどうですか?」

「う、うん。そうだね間違えたお詫びにね」

 なのはを張ってたやつらが少し離れたみたいだな

≪なのは、この女の子は間違いなく私だけど、少しだけこの茶番に付き合って≫

≪驚き損だよ、どうしてってそれも含めて教えてくれるんでしょ≫

≪まぁ・・・出来るだけね≫

≪それで良いよ≫

 感じが良いファミレスぽいところで俺は入口と周囲がはっきりわかる奥の席に座った。

「なのはお姉ちゃんここで良い?」

「ごめん、なのはお姉ちゃんはやめて」

「ちっ」

「最近の綾ちゃん言葉遣い悪いよ・・・今何かかけた?」

「流石なのは、なのはクラスなら気づくんだなぁ」

「何が?」

「認識不能魔法、もちろん綾式だけどね」

綾式
BASTARD系呪文、TRPG呪文等こちらに出回ってない系列呪文を俺はそういっている
これも身内だけの認識だけどね

「俺の名前やことの顛末を話すときに誤認させる呪文を使っただけだから」

「相変わらず何でもありだよね」

「魔法とは学問だから、研究すればいろいろと出てくるよ」

「今綾ちゃんが宿泊しているだろうという場所に行こうと思ったところだったんだけど、どうやって出てこられたの?」

「それは簡単、なのはも知っての通り俺の綾式は認知されていないから探知できないのは知っているよね」

「確か私たちが使っているリンカーコアを通してないんだったっけ?」

「そうだね、難しい話は飛ばすけど、昔大人バージョンの魔法を作った事あったよね」

「綾 別名ファントムレディだったかな」

「もぅなのはその字やめて恥ずかしいから」

「それとこれと・・・あ」

「体格も私の予想より上になっちゃったから、お遊びでなのは達と出会った当初の幼女バージョンを作りました。まさかこんな早くお披露目するとは思わなかったんだけど」

「呪文の名前ってあるの?」

「大人バージョンと子供バージョンでミラクルドロップはまずいか・・・子供バージョンしか使わないからAPTX4869でも・・・いいや子供バージョンで」

「そ・そうなんだ」

「話がそれちゃったかな」

「なんでさっき無視したの?」

 なのはが悲しそうな顔をして俺は胸が張り裂けそうになった。
誤認呪文をあそこでかけておけばよかったのではないのかとか思ったぐらいだった。

「・・・あの時、なのはのそばにもジャーナリストがいてね・・・ご・め・ん」

「無視されたわけじゃないし・・・」

 最近の綾ちゃんは少し変だと私は思った。
熱っぽい目で私を見ていることがあるのは知っている
私はそれを嫌と思ったことはないし、
かといってたまにガラの悪い言葉を発するときは危険な状態な時っていうのも知っている
綾ちゃんが私のことを好きっていうのも知っている。
でも私の気持ちと綾ちゃんの気持ちの好きや愛には幅が大きいと改めてわかってしまった。

 俺自身自覚もあるし、周囲も認めて?くれているのは知っているつもりだけど、どうもなのはのことになると特にネガティブになりやすい

「少し考えちゃった。変に記事を取られて捏造されても困るから知らない人で通したの」

「どうするのこれから?」

「これが本当にジャーナリストのお仕事なら何もしないよ」

「そうなの」

「これに変な横やりが入っている場合はその喧嘩を買わないとね」

「危ないことは?」

「100%じゃないけれど大丈夫。暴力で行く気はないから」

「?」

「わたし秘密主義ですから」

「知ってるよ」

「なのはは」

「入隊は誘わないけれど、私の教導見に来る気ない」

「許可が下りればいいよ」

「了解」

「ごちそうさまでしたなのはさん」

俺は十分飲み食いをしてそういった

「ちょ・ちょっと綾ちゃん」

「私今子供だよ。まさか天下のエースオブエース高町なのはが子供に払わせるなんて・・・」

「言わないで」

「ご馳走様」

 そう言って俺はファミレスを出て情報集めに入った 
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