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魔法少女リリカル☆イリヤ

作者:マッハ
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つかの間の休息

イリヤが熱を出した。といっても風邪ってわけではない。なんでも昨日の戦いで起こした熱らしい。
俺は一人で登校する

「オッス!なんだイリヤはいないのか?」

こいつらがいたな。俺に平穏は訪れないのか

「雀花、俺がいつもイリヤと一緒だと思うか?」

「思う」

こいつ!はぁいがみ合っても仕方ないか

「イリヤちゃんと喧嘩でもしたの?」

「いや美々、違うって。今日ちょっと熱だしてな。それで休んでる」

「そっか。それじゃあ放課後お見舞に行くね?」

「あぁそうしてやってくれ。多分暇で退屈してるだろうし」

美々は本当に出来た子だな。美遊は完璧だけどコミュニケーションがな

「よーし!お見舞と言って親から金もらおうぜ!」

「うるさい」

「うぉおおおお!?泣くぞ!泣くぞ?」

龍子は正直うざい。まぁムードメーカーとしては悪くないかもしれないけどなぁ。鬱陶しいし

「どうどう」

那奈亀は龍子をなだめてる。なんでこんな友達しかいないんだろう。....あれ?俺男友達いなくね?....そうだよね。回りからイリヤと同じ家ってだけで妬まれてるのに女の子5人、しかも転校初日にいきなり転校生の美遊に呼び出されるとかしたら男共は羨ましがるだろうな!
けど俺としては振り回されたり財布変わりにされたりで嬉しくないんだけどな!
そんな事を考えてる間に学校につく
あれ?この時間帯には美遊はいつも来てるはずなんだが....ルヴィアさんが休ませてるのか?

「どうした美遊さんの席見つめて。まさか美遊きちに気があるとか!?」

「違う、この時間に来てないのに疑問に思っただけだ」

「あっそう。つまんねーの」

黙ってりゃ可愛いと思うんだけどなぁ。中身は腐女子だしな。うん。いいところなんてないな

「本当だね、美遊さんが来てないのも不思議だね。」

癒し成分だな美々は、俺誰選ぶか聞かれたら多分美々って答えるわ
まぁ恋愛とかわからんが
はぁ、やることないし頭の中で魔法の練習でもすっか







「お前ら本当に帰れ、病人の部屋に大勢で押し掛けるのはないだろ」

「つれないこと言わない言わない。」

「...、ただいまー」

「「「「おじゃましまーす!」」」」

結局ついてきちゃったし。ん?上が騒がしいな
なにやってるんだ?

「入るぞ、イリ、おい!お前ら勝手に開けるな...あ」

「「あ」」

「わ、悪い!いや美遊が壁になって見えてないか」

「いやぁあ!」

「ぶへ!?」

物を投げるのはよくないと思います

「裸!?っていうかメイド服!?」

「美遊さん!?なんでここに?」

「てめーらいつの間にそんな仲に!プレイなのかそういうプレイなのか!」

「ちょっと写メ撮らせてもらうねー」

「やっ、やめてー!!」

プ、プリンだけおいてさっさと退散しよう

「はぁ、あいつら遠慮を知らないっていうかなんというか」

『総刃さん!力を貸して下さい!』

!、ユーノからの念話

『わかった。取り敢えず場所がわかるようにしてくれ』

『はい』

そういいゼロに座標を確認させる
...よし、行くか
私服に着替え下に行く

「っとお前ら今帰りか?というかセラなんでメイド服?」

「なんだ。ソウはどっか行くのか?」

「あぁ大切な用事ができてな」

「「「「用事?」」」」

「もしかして!」

イリヤが気づく。俺は無言で頷く
すると

「ミユ!お願い!ソウについてって!」

「え!?でも」

「お願い!」

「...わかった。」


「ゼロ!セットアッ」

「私もついていく」

!?、なんで美遊が、というかメイド服で走るのは辛くないか?あぁイリヤの差し金か

「飛んで行くぞ」

「わかった」

「ゼロ!」

「サファイア!」

「セットアップ!」

「転身!」

俺達はそれぞれ変身して空を飛んで行く

「この方向は海鳴市?」

「あぁ、そこでイリヤと一緒に巻き込まれた用事がある。」

「どんな用事?」

「魔法関係、かな」

それだけ言ってスピードを上げる
目的地につく、っ!?なのは!?危ない!

「っと、大丈夫か?」

「う...うん」

こりゃ大変だな、お相手はどうするか。

「美遊!そっち任していいか!?」

「わかった!」

そう言ってなのはの治療に専念する

side美遊

「貴女は何者?」

「...仲間か」

この人も飛んでる...魔法少女は飛ぶものなのか?それよりこの人から放たれてる殺気、相当な物
っ!くる!
なっ!?武器が鎌に変わった!?
私は跳んで避ける。だけどその鎌から三日月形の何かが飛んでくる

「砲射!」

私の攻撃と相手の攻撃、2つがぶつかり合うと爆発した

[美遊様、あれは正真正銘本物の魔法です。私達とは種類の違う魔法です!]

なっ!?本当に魔法があるというのか!?
あっちも武器が喋ってる。こちらと同じ魔術礼装なのかと思ったが違うようだ
くっ、クラスカードを使いたいが本物の人間相手に使えない

「...貴女は何がしたいの?ジュエルシードが狙いのようには思えない。ただの敵討ち?」

「私は落ちていった子は知らない。ただ"友達"に頼まれたからやってるだけ!砲射」

そう言って攻撃をする
今度は威力を上げて

「....」

「なっ、バリア!?」

金色の防壁に阻まれる。
常識が通用しない...どうすれば

「美遊!悪い待たせた」

「総刃!」

「2対1...さすがに不利」

「あ、おい待て」

「アークセイバー!」

「っ!まずい!避けるぞ美遊!」

私達はそれぞれ離れる...が

「何!?攻撃が爆発した!?美遊!」

「なんとかなった...けど危なかった」

[物理保護が間に合いました。間一髪です]

sideout

俺達は降りてなのはの様子を見ていた

「ん、んん...あれ私」

「なのは、大丈夫か?」

「総刃さん?あれ?イリヤさんじゃない?」

「美遊・エーデルフェルト」

「美遊さん...そっか、私負けちゃったんだ」

「大丈夫とは言えないな。ジュエルシードは取られたし」

「ジュエルシードって何?」

あー、そういや美遊になんも話してなかったな

「ユーノ、頼む」

「えぇ!?ぼ、僕!?えっとジュエルシードとは」



フェレット説明中



「なるほど、つまりクラスカードのような危険な物って事」

「まぁ俺達風に言えばそうだな。なのは。一人で立てるか?」

「はい!怪我も治してくれましたし。でもレイジングハートが」

[そこはデバイスの事故修復機能があるから安心しな、修復不可能って訳でもねぇから]

「そっか、よかった」

「にしてもあの子はなんだったんだ?」

「少なくともジュエルシードが目的でこの世界に来てるんだと思います」

「この...世界!?」

ん?あぁ美遊知らないままか

「いや実は俺が使う魔法はなのは達と同じミッドチルダ式の魔法なんだ。本物の、でそのミッドチルダが1つ目の世界だとしたらここは97つ目の世界ってわけ」

「そ、そう。他の世界が沢山あるって事...この世界も、私の世界も...」

「なんか言ったか?」

「ううんなにも!」

「美遊さん、助けてくれてありがとうございました!」

「大丈夫、けど遊び心でそのジュエルシードを集めてるならやめておいた方がいい。あまりにも危険すぎる」

「大丈夫です!全力全開の本気ですから!」

「そう...いこう総刃」

「あぁ、じゃまた何かあったら呼んでくれよ。」

そう言って飛んで行く
さて、今夜も戦いか。今度はどんな敵なんだ?
 
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