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鋼の錬金術師 貴方を守りたい――12人の巫女と1人の神――

作者:猫丸
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~エドside~



ウインリィとブルースが市場で買い物をしてる頃、先に店に帰っていたレンリ達とエド達がなにやら店の中で話している・・・・・。
エド&アル「かだいまー!」
リン「やぁ、またあったね。」
エド&アル「・・・・・・・・・・・・」
『ガンッ!!!』
エド「「またあったね。」じゃねぇー!!」
外から帰って来ると、さっき出会ったリンがガーフィールとのんきに紅茶を飲んでいた。リンがいることにムカついたエドは、もげた機械鎧でリンを殴った。
リン「ひどいなぁ~、友達なのに~。」
と言いながらまた椅子に座る。エドは顔を近づけ
エド「誰が友達だぁ~?あの二人のせいで、こっちたらひどいめに!」
怖い表情で言っていると、何処からか突然レンリが出てきた。


レンリ「リーン・・・腹が減ったから何か買って・・・あっ、エド、アル!!!」
エド「ああ゛誰だって、レンリ?!!」
レンリ「おお、久しぶり~(~o~)」
エドとレンリが32話ぶりに、話をした瞬間だった。
エド「って、久しぶりじゃね!レンリ、お前!病院抜け出したらしいな!」
レンリ「えぇ~、久しぶりの再会なのにすぐにお説教~?それは、ないぜかあちゃ~ん。」
エド「誰が、かあちゃんだ!」
久しぶりに、変なボケツッコミをしてるレンリとエドにアルがレンリに体調のことを質問する。


アル「レンリ、体は大丈夫なの?兄さんから前、血を吐いたって聞いたけど・・・・。」
レンリ「う~、またその質問?昼にもウインリィにもされたよぉ~。」
レンリは凄く嫌そうな顔で言う。それだけ、この話には触れてほしくない、心配してほしくないみたいだ。
レンリ「あのさっ、今の私を見て気分悪そうに見える?」
アル「いや、全然・・・。むしろ元気そう・・・・。」
レンリ「そうでしょっ。だったら、大丈夫だよ!みんなが心配するようなことは何もないよ♪」
アル「うっ、うん・・・それならいいんだけど・・・・・。」
レンリの変な理屈で、レンリの体の話はここで終わった。
だけど、エドにはなにか心の中に違和感が感じた。その違和感がなんなのか、よくわからないがとにかく何か嫌なの予感がした・・・。
レンリ「そういえばさぁ~、ランとフー爺は元気してるぅ~?」
エド「はぁ? ラン?フー爺?」
いきなり、レンリがリンに話を振った。あまりにもいきなりだったし、レンリが話す内容が分からないエドとアルはポカ~ンとした表情をしている。
そんなエドたちを見たリンが、
リン「ああ、さっきの二人のことだよ。」
*さっきの二人=先ほどエドとアルが戦っていた二人(詳しく知りたい人は、アニメ15話をどうぞ)*
リン「娘のほうがランファン、爺の方がフー。二人は家に代々使える一族なんだ、よろしくな。」
紅茶を飲みながら、リンがあの二人のことを説明する。レンリもガーフィールに絡まれながらもハーブティを飲んでいる。


エド「ほほ~ん、飯たかりのくせに付き人二人とは結構なご身分ですなぁ~。」
凄いいやみたらしくエドはリンに向かって言う。そんなエドにリンはなにか誇ったような感じで、
リン「まあ、俺一応皇子だし。」
言う。このリンの一言で一瞬空気が固まる。
レンリ「ズゥゥゥゥゥ・・・・」
レンリの紅茶を飲む音で、エドとアルが動き出した。
エド&アル「はぁ? 皇子?」
まだ、よくわかっていない様子・・・二人は、リンが白馬に乗った姿を思い浮かべてみた。
エド&アル「って、ことは・・・プリンス?!!! ぷっ、くははははははは・・・・。」
リンが白馬に乗った姿を思い浮かべると面白すぎて、思わず笑いが噴きだした。でも、笑ったらかわいそうなので頑張って笑うのを堪える。


エド&アル「くくくはははくくっ・・・・」
リン「普通驚くところでは?」
笑いをこらえているエドとアルにリンが今一番聞きたいことを聞いた。
アル「ああ、ごめんー。意外だったから。」
エド「こんな、行き倒れて人に飯をたかるような奴が皇子様だなんて
『ピシュン』ん?」
エド&アル「ウエェェェェェ?!!」
笑いながら答えるエドとアルの前に、一本のクナイが突き刺さった。そして、クナイが飛んできたほうを見てみると・・・
ランファン「・・・リン様の悪口、許さない・・・・」
物すっごい顔でランファンがこっちを睨んでいた。そんな、ランファンにエドが、
エド「居たのかよ・・・。」
と突っ込む。レンリは、まだガーフィールに絡まれている。



リン「まぁ、確かにありがたみは無いはなぁ~。皇子っつっても沢山いるんだよ。」
この一言から、リンのシン国説明が始まった。でも長いので、こっちでまとめると、
リン「・シンは50の民族が集まって出来た国。
   ・その国の頂点に皇帝がいる。
   ・各民族の長の娘が皇帝に嫁ぎ子供を産む。(一夫多妻って奴)
   ・今皇帝の子供は、皇子24人、王女19人いる。(合わせて43人)
   ・リンは↑の中の12番目。
   ・皇帝の体調があまり良くなく、今後継者争いの真っ最中。
   ・リンは不老不死の法をエサに取り入ろうとしている。

簡単に重要な点だけを言うとこんな感じかな?」
やっと、シン国のことを話し終えたリン。そして、エドに賢者の石のことを教えてと集ってくる。


リン「ねぇ、だから教えて、賢者の石の情報を~。」
エド「断る。賢者の石は出世の道具じゃねぇ。」
リン「お~しえないと何処までもついていくぞぉ~。」
エド「ついてくんなぁ~!!」
こんな感じにエドとリンが話していると、悪魔・・・いや、小悪魔が返ってきた・・・・。
ウインリィ「かだいまぁ~。」
エド「ッ!!!」
その声にエドもビクンッとなる。
ウインリィ「なんか、大道路の方で大きな騒ぎになってたみたいで帰るのが遅く・・・・・・」
この瞬間、小悪魔・・・いや、悪魔の大魔王が見てはいけないのもを見てしまった・・・・それは・・・・
ウインリィ「なんで、もげてんのよぉぉぉぉ!!!!!」
エド「うわぁぁぁぁぁ!!!!」
そう、エドの機械鎧である。
ウインリィ「もう!あんたは!あんたは!!」
フー「若。」
リン「ん?」
スパナやいろんな堅そうなものを投げつけられているエドを窓際で見ていたリンをフーが呼ぶ。

 
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