| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

魔法少女リリカル☆イリヤ

作者:マッハ
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

魔法

『いいか?魔導師にとってマルチタスクは大事な事だ。念話をしながら他の事をする。なんて当たり前だ。例えば戦いながら念話とかな』

『まぁそれはわかったけどさぁ...これ意味あんの?』

今、俺はゼロと念話で会話しながら授業を受けている。昨日の話とかしながら
なんでも俺はベルカに近いミッド式の魔法だとか
そして世界はいくつもあってここは第97管理外世界地球、らしい
世界は広いって言葉あるけど97もあるのか。
さすがに広すぎませんか?っと次は俺か

こうして授業を受けてってゼロと会話もする

『なぁ、英霊ってどんなのだと思う?』

『さぁな、でも英雄っていうなら人形だろう』

『対抗策はあるのか?』

『とりあえず非殺傷設定を解除して戦うしかないな』

非殺傷設定、魔法で傷つかないようにする設定
普通の魔導師はそう設定してるらしいが
悪い奴は殺傷設定でバンバン撃ってくるらしい
できるだけそういうのには会いたくないな

「こら、堂々と居眠りしない」

「ふぇ、叩かれた」

イリヤ...寝てたのか。昨日遅かったもんな。















「ソウ!帰るよ!」

「はいはい」

教科書を鞄に直して席を立つ、イリヤは走っていく。あぁ藤村先生に怒られてる、てか無視して行ってるし

「どうした?」

「ひゃっ!?」

「手紙?なんだ貰ったのか?」

[いえ下駄箱に入ってたんですよ。これは恐らくラヴなあれですよ]

マジか、確かにイリヤは可愛いから告白されてもおかしくないが
それに同じ家にいるってだけで俺は男どもに妬まれてるし

「開けるよ...」

恐る恐る開けるイリヤ、中からは

〔今夜0時高等部の校庭に来るべし 来なかったら 殺........迎えに行きます〕

[これが最近の男子の告白なのか?]

「いや、どうみても脅迫状だろうが」

「...帰ろっか」

[何事にも前向きにですよ~]

「そうだね」

俺たちは虚しく帰る事に












[さて、魔法の使い方は昨日説明したな?次は実戦だ]

「おぉ、なんかそれらしくなったな」

今鍵閉めてゼロと対談中

[まず意識を集中させる]

「ん」

[そっからは俺が誘導する]

すると青い空が続く場所にいた

「これは?」

[心の中だと思え。行くぞ。ほらあの丸いのが魔力の塊だ。あれを操作して相手に当てるんだ]

ふむ、頭の中で移動する事をイメージする

[そうだ。常識なんて捨てろ。兎に角自分はなんでもできると思っとけ]

そのまま魔力の塊を動かし続ける














「はぁ、はぁ、かなり集中力いるな」

[上出来だ。随分上手く出来てたじゃねぇか。初めてには思えないくらいにな。後はあれが使えれば]

「なんか言ったか?」

[いや]

さて、風呂にでも入るか。....今日はイリヤとばったりとかないよな









夜、士郎さんやセラ、リズが寝静まったのを確認し俺たちは外に出る。家に鍵をかけて高等部の校庭に行く
校庭のど真ん中に凛さんがいた

「お、ちゃんと来たわね」

そりゃ脅迫状が届けば来るだろうに

「今からカード回収ですか?」

「そうよ。転身してもらえるかしら?」

「...はい」

イリヤは肩を落として女子トイレに行く

「ちょっと、どこいくのよ?」

「なんでも転身を見られるのは恥ずかしいって。確かにあの服装はねぇ」

「貴方も転身して」

「ゼロ!セットアップ!」

左手を掲げて叫ぶ。ご近所に迷惑ではないのかとどうでもいい事を思った

「昨日も思ったけど変わった礼装よね」

[礼装じゃ]

「ははは、そうですか?」

『なに自分からばらそうとしてるんだよ』

『わりぃ』

危うくバレかける所を止める
まさか自分から言おうとするとは思わなかった
そういや腰の両方にブーメランみたいのがついたな

「これなんだ?」

ブーメランみたいのを指差し聞く

[それはスラッシャーだ。投げて敵を翻弄したり攻撃したりするのに使う。操作は俺の方でやるから安心しな]

ほぇー、思ったけど剣に刃のあるブーメラン
これはもう非殺傷とかそういうの関係ないよね?っとイリヤが戻って来たな

「準備はいい?」

「「はい」」

「カードの位置は既に特定してあるわ。校庭のほぼ中央...歪みはそこを中心に観測されてるわ」

[確かにここには異様な魔力が漂ってるな]

「中心って」

「何もないですけど」

校庭は静かで何もない

「ここにはないわ、カードがあるのはこっちの世界じゃないから。ルビー」

[はいはーい]

俺たちを中心とした魔法陣が現れた

[半径2メートルで反射路形成!鏡界回廊一分反転します]

ルビーが呪文のようなものを唱えて俺たちは何事かと慌てる

「何をするの!?」

「カードがある世界に跳ぶのよ」

「カードのある世界?」

尋ねる時には既に周りが変わっていた。
よく見ると左にあったトイレが右に変わっている

[反転した世界ってか。おもしれぇ]

反転した世界...右が左になって左が右に?ややこしい

「そんな事より構えて!」

「「!?」」

黒い裂け目のような所から女の人が出てくる
コイツと戦うっていうのか? 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧