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世界に痛みを(嘘) ー修正中ー

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ローグタウン編
  始まりと終わりの町

 現在、ルフィ達はココヤシ村を出発し偉大なる航路(グランドライン)に向けて船を進めていた。

 メリー号の甲板の上ではそれぞれが各自の時間を過ごしている。
 アキトもその1人であり、仲間と共に航海することを楽しんでいた。

「また値上がりしたの、貴方のとこの新聞?今度値上がりしたら買わないからね」

 お金を払いながらニュース・クーに抗議をするナミ
 ニュース・クーは申し訳なさそうに羽で頭をかいている。
 実に礼儀正しい鳥だ。

「新聞の1部や2部ぐらい別に払ってもいいだろ」

 ウソップはそんなナミにもの申す。
 彼は現在、特性"タバスコ(ボシ)"を開発していた。

 だが突如、得意げに"タバスコ(ボシ)"について語っていたウソップの前にルフィが落ちてきたことによりその効果をその身で味わうことになる。
 
 目が火だるまだ。
 これはヒドイ。

「ナミさんのみかん畑には何人も触れさせん!恋の警備万全です、ナミさん♡」

 どうやらナミのみかんの木に手を出そうとしていたルフィをサンジが蹴り飛ばしたらしい。

 取りあえずルフィはウソップに謝るべきである。
 ウソップは未だに甲板の上を目が火だるまの状態で転げ回っている。

「ありがと、サンジくん♡」

 サンジは都合良くナミに使われていた。
 だが、残念なことにサンジがそのことに気付くことはない。

 アキトは社畜の姿をサンジに幻視せざるを得なかった。
 ナミもなかなかイイ性格をしているようだ。

 そんなナミは今、デッキチェアに腰掛けている。
 ニュース・クーから購入した新聞に目を通しているのだ。
 
 そして、1枚のちらしが新聞からこぼれ落ちる。
 途端、メリー号に寝ているゾロとアキト以外の叫び声が響き渡った。



「3千万ベリーだってよ!俺たちお尋ね者になったぞ!」

 ルフィは心底嬉しそうに自身の手配書を掲げる。

 初頭から3000万ベリーとはかなり高額なのではないだろうか。
 ナミは海軍にこれから狙われることを嘆くばかりであったが







▽▲▽▲







 ルフィ達の前方に新たな島が姿を現した。

 その名をローグタウン、別名"始まりと終わりの町"

 あの海賊王G(ゴールド)・ロジャーが生まれ、処刑された町である。
 そして、この世界を制したあのG(ゴールド)・ロジャーが死刑台から最後に見た光景だ。

 海賊王を目指すルフィは前方の島に好奇心を隠せない。
 今、彼の目にはローグタウンしか映っていなかった。

 こうしてルフィたちはナミの提案のもとローグタウンを訪れることになった。



 ローグタウンの入り口から町の景観を見回すルフィ達

「ここが海賊王が処刑された町か。よし!俺は死刑台を見てくる!」

 海賊王を目指すルフィにとって海賊王G(ゴールド)・ロジャーが処刑された死刑台は見逃せないのだろう。

 既に死刑台を見に行く気満々の様子だ。

「俺は食料の調達のために市場に行くか」
「俺は武器の強化のための装備集めだな」
「俺も買いてェもんがある。ナミ、金を貸してくれないか?」
「良いわよ。ただし利子3倍ね」

 サンジは食料の調達、ウソップは装備集め、ゾロはナミにお金を工面してもらっていた。
 だが、3倍の利子を要求されていたが

 アキトもルフィと同様に死刑台を見ることが目的である。

「なあ、ルフィ。俺も死刑台を一緒に見に行ってもいいか?」
「ん?ああ良いぞ!一緒に行こう!」

 ルフィからの了承も得たのでルフィと一緒に死刑台へと向かおうとするアキト

「アキト!一緒にこの町を見て回りましょ!」

 ナミからの買い物へのお誘い

 アキトを買い物に誘うナミの笑顔に曇りは無い。
 彼女は今、心の底から笑顔を浮かべていることが伺えた。

 アキトは彼女のそんな変化がとても嬉しく思う。
 ならばアキトにナミの誘いを断る選択肢はなく、アキトはナミの用事を優先することにした。

「すまない、ルフィ。死刑台には1人で行ってくれないか?」

 アキトは快くナミの誘いを受けることを決意する。
 ルフィへの断りも忘れない。

「ん?おう、分かった!」

 ルフィは対して気にしていないようだ。
 そんなことよりも早く死刑台に行きたいのだろう。

「よし、じゃあ行くわよ!」

 ナミは待ちきれないとばかりにアキトの手を引っ張りながらローグタウンの市街地へと繰り出していく。

 そんな彼らの後ろでは血涙を流すサンジを羽交い締めにするウソップの姿があった。







 現在アキトの目の前ではナミによる服のファッションショーが繰り広げられていた。

「どお?」

 多くの服を試着し、様々な角度でアキトに感想を求めるナミ
 美人であるナミにはどの服もよく似合っていた。

「良いんじゃないか?」

 最初は真剣に感想を述べていたアキトであったが次第に雑な感想になってきた。
 それもこれもナミの試着する服がアキトの予想よりも多かったのが原因だ。

 そんなアキトに反してこの店の店員は考え得る全ての言葉でナミを褒めていた。
 正に店員の鑑である。

「こちら全てお買い上げで!?」

 店員はにっこりとナミに問いかける。
 荒い呼吸を繰り返し、ナミに購入の旨を尋ねる疲労困憊の店員

 そんな店員の傍にはナミが試着した服が山積みになっていた。

「ううん、いらない」

 満面の笑みで断るナミ
 その言葉を最後に崩れ落ちる店員

 アキトはそんな店員の姿を痛々しくて直視出来なかった。



 店員という犠牲を生み出した後、アキトとナミは共に並んで人混みのなかを歩く。
 本人達は気付いていなかったが2人とも美男美女であるため多くの人々の視線を集めていた。
 ナミの傍にアキトが佇んでいたため誰もナミに声をかけることはなかったが

「1着くらい買えばよかったんじゃないか?あの店員最後には力尽きてたぞ」
「ん~、さっきも言ったけど私はもっとラフな格好の服が欲しいのよね」

 あれだけ試着していたというのに気にいった服がなかったのか。
 アキトは未だに女性の買い物が理解出来なかった。

「かなりの数の服を試着してただろ?おしゃれな服や露出の多い服とか。気に入った服はなかったのか?」
「何アキト?ひょっとして私が試着していた露出の多い服に見とれちゃってた?」

 ナミはニヤニヤと意地の悪い笑顔をアキトに向ける。
 サンジならば鼻の下を伸ばしてしまうだろうがアキトはその程度で動じることはない。

「ん?ああ、見とれてたよ」

 アキトはナミの予想を裏切り淡泊な反応を見せる。
 照れの様子は皆無で、変わらずナミの隣を歩いている。
 しかし、そんなアキトの返答が不満だったのかナミは小さく口を尖らせてしまう。

「何よ、もっと良い反応してくれたっていいじゃない」

 どうやら拗ねてしまったようだ。
 私、拗ねてますとばかりにナミはそっぽを向き、こちらに顔を合わせてくれない。

 アキトはそんなナミの年相応な態度が素直にかわいいと思う。

「ナミ、俺が悪かった。お詫びとして今回の買い物の代金は俺が支払うから、それで機嫌を直してくれないか?」

 困ったように頬をかき、ナミの機嫌を取ろうとするアキト

「……それは本当?」
「勿論」
「その言葉に嘘はない?」
「当然」
「ふ、ふーん。仕方ないわね、それで許してあげるわ」

 お金のことになるとナミは意外と簡単に機嫌を直してくれた。
 アキトはそんなナミに苦笑するしかない。

「よし!それじゃあ次の店に行くわよ、アキト!」

 アキトの手を引き次の店を探し始めるナミ
 自分に奢らせる気満々だ。

「はいはい」

 アキトはため息を吐きながらもどこか呆れた様子でナミに引っ張られていった。

 ナミは今の時間をとても楽しんでいるようで終始笑顔である。
 対するアキトの表情も満更でもなく、ナミとの買い物を楽しんでいるように見えた。

「それで、次はどの店に行くんだ?」
「あの真向かいの店よ!」

 アキトを力強く引っ張った状態でナミは真向かいの店へと入店する。

 これまでアーロンによる支配の影響で満足に自分の時間を作ることも出来なかったのだろう。
 ナミは今の時間を目一杯楽しみ、心の底から自由を謳歌している。

 ならばナミがこの時間を目一杯楽しむことができるよう自分は彼女に付き合うことに徹しようとアキトは密かに決意する。

 その後、店内では1人の男性が笑顔を浮かべる1人の女性に振り回される姿が目撃された。
 ナミは年頃の女性らしく楽しそうに服を試着し、アキトに感想を求める。

 こうして、ナミの買い物は何と1時間にも及ぶことになった。

「これ くだ…さいっ!」

 ナミは腕一杯に抱えた服をカウンターに置く。

「随分選んだな」
「これくらい女の子なら当然よ」

 これでこれくらいなのだろうか。
 ちょっとどころではないと思うのだが
 女性の買い物を少しばかり舐めていたかもしれない。

「あんたお金ちゃんと持ってんのかい?」

 店員のおばさんの当然の質問

「失礼ね。ちゃんと持ってるわよ、アキトが」

 アキトの奢りとはいえナミは遠慮することはなかった。
 どうやらナミは随分神経が図太い性格のようだ。

「お兄さんが支払うのかい?」
「ええ、まあ」
「気前が言いね。ところでお兄さんは彼女の彼氏だったりするのかい?」

 ニヤニヤしながらアキトに尋ねる店員

「うぇ……!?」

 途端、狼狽し、どもるナミ

「まあそんなところです」

 対してアキトは表情を崩すことなく店員のおばさんの質問に答える。
 こういった手合いは冷静さを欠いては負けであることをアキトは知っている。

 ナミは言葉が出ないのか口をパクパクさせ、顔は真っ赤になってしまっている。
 対するアキトは表情を変えることなく支払いを済ませる。

 そんな対照的な2人の様子を見て店員のおばさんは何かを察したのかニヤニヤと含み笑いを浮かべていた。



「またよろしくねー!」

 店員のおばさんの声を背後にアキトとナミは店を出た。
 ナミは服を買うことができご満悦の様子である。
 まだ頬が赤く染まっているままだが

「ナミ、荷物なら俺が持つ」

 女性への当然の配慮である。
 女性であるナミに荷物を持たせるわけにはいかない。
 
「ありがとう。アキトって紳士なのね」

 アキトさんは女性に対してジェントルマンなのである。

「……ねえアキトてっさ、女性と交際経験とかあったりするの?」
「……?」
「さっきの店員の質問にアキト冷静に答えてたじゃない?だからアキトはああいったことは慣れているのかと思って……」

 ナミはどこか躊躇うような様子でアキトに質問を投げかけてきた。
 ジト目でアキトを見ていたが

「いや、俺は女性とそういった関係になったこともないし、恋愛経験もないぞ?」
「え!?そうなの?てっきりアキトはそういった経験があるものかと……」
「いや、自分はそういった経験は皆無だ」
「そ、そう……」
「?」

 ナミはどこか安心した様子を見せる。
 アキトは彼女の質問に要領を得ることができず首をかしげるしかない。

「……ところでアキトって昔、お金を稼いでいたりしていたの?私の服の代金を肩代わりしてくれたけど」

 この話はこれでお終いとばかりにわざとらしく話題を変えるナミ
 アキトは別段気にすることなくナミの質問に応じた。

「昔、賞金稼ぎをしていたんだ。だから、そこそこお金は持っている」
「そうなんだ。そういえばアキトって偉大なる航路(グランドライン)から来たって言ってたけどどこ出身なの?」
偉大なる航路(グランドライン)前半の最後の島であるシャボンディ諸島の近くの島だな。島の名前は知らないんだが」
「ふーん、シャボンディ諸島ね。じゃあそのシャボンディ諸島の近くの島でアキトの師匠であるシャンクスに鍛えてもらったわけ?」
「まあ、そうなるな」
「へえ~、じゃあさ……」
 
 彼らはナミが話題を振る形で会話に花を咲かせながら人ごみのなかを歩いていった







「「「「「あ……」」」」」

 アキトとナミ、ゾロ、サンジ、ウソップの5人は死刑台の広場の前で遭遇する。

「んナミさァ──ん!」
「何だお前らもここに来たのか」
「ルフィがいる死刑台の広場ってここだよな?」

 アキトはナミたちの会話に参加することなく前方の死刑台を見据える。

 あれが海賊王G(ゴールド)・ロジャーが処刑された死刑台
 ここからこの世界の全てが始まったの。

 処刑台を見据えるアキトの視界にこの広場でも目立つ麦わら帽子が映る。 
 押さえつけられたルフィの上に跨る赤鼻のピエロの男が高笑いしている。

「どうしたの、アキト?」

 アキトの視線を追い、ナミもルフィの姿を見つけた。
 同じくウソップもルフィの存在に気付き、悲鳴を上げる。

「何、やってんだ、アイツはァ!?」
「「はァ!?」」
「はァーっ」

 ゾロとサンジ、ウソップは絶叫を、ナミはため息を吐く。
 アキトもため息を吐きたい気分だ。

 死刑台を見に来ていたルフィがなぜ処刑されようとしているのか、そして処刑の当事者になっているのか理解出来なかった。

 ナミはその場を取り締まるべきアキトたちに指示を出す。

「皆聞いて!もう少しで嵐がやってくる!だから、今すぐこの島から出航しなくちゃいけないの、だから……」
「俺達はルフィを一刻も早く確保して船に連れていく必要があるってことか」

 アキトがナミの言いたいことを代弁する。

「そういうこと!私とウソップは先に船に戻って出航の準備をしておくからアキトとゾロ、サンジくんの3人はルフィの救出に向かって!」

 アキトから荷物を受け取ったナミはウソップと共にメリー号に向けて駆け出した。

「成程、了解だ」
「分かったぜ、ナミさん」
「ウソップはナミのこと頼むぞ」

 アキトとゾロ、サンジの3人は死刑台に向き直る。
 彼らの前ではルフィの処刑が始まろうとしていた。







「俺は!!海賊王になる男だ!!!」

 ルフィが広場全体に響き渡るほどの大音量で叫ぶ。
 それは正にルフィの一世一代の魂の叫び

「言いたいことはそれだけか、麦わらァ!」
「「「待て!」」」
「来たなロロノア・ゾロ、他の2人は知らないが……もう手前ェらの船長は手遅れだ!!」

 バギーがルフィをついに処刑すべく剣を振り下ろす。
 ゾロとサンジはルフィを助けるべく死刑台に向けて駆け出すが2人の前に立ちはだかるバギーの部下達

 奴らに邪魔されゾロとサンジの2人は容易に死刑台に辿り着くことが出来ないでいた。

「ゾロ、サンジ、ウソップ、ナミ、そしてアキト……」



「わりい、俺死んだ」



 自分が処刑されそうになっているというのに満面の笑顔を浮かべるルフィ
 途端、上がる民衆の悲鳴

 ゾロとサンジは未だに足止めを食らっている。
 誰の目に見ても間に合わないのは明らかだった。

 そんな中、アキトはその場から動くことなく現場を見据えていた。

 アキトはルフィを確実に救出する策を模索する。
 この距離ではたとえ能力であの死刑台に向かって()んだとしても間に合わない可能性が高い。

 ならばあの赤っ鼻を直接吹き飛ばすしかない。

 アキトは左手をバギーに向け、周囲に影響を与えない威力の衝撃波をバギーに向けて放つ。
 アキトからバギーに向けて放たれる不可視の衝撃波

 直後、アキトの周囲に吹き荒れる微風
 アキトから放たれた不可視の衝撃波は民衆の上空を越え、大気を越え、今まさにルフィを処刑しようとしていたバギーに直撃した。

 バギーは何が起きたのか理解できずに吹き飛ばされ後方の建物の壁に激突する。
 続けて空からルフィを断罪するがごとく死刑台に落雷が降り注ぎ、ルフィ諸共死刑台を炎上させる。

 正に一瞬の出来事
 民衆を含め誰も声を出すことが出来なかった。

「なはは、やっぱ生きてた」

 ルフィはゴム人間であるためか落雷の影響を受けることなく、五体満足の状態で倒壊した死刑台の傍に立っていた。
 自分が処刑されようとしていたのにのんきなものである。
 周囲は信じられないとばかりに呆然とするしかない。

「おいおい、お前処刑されようとしていたのにのんきすぎるだろ」
「はー良かった、生きてて」
「おい無駄話してねェでさっさとこの場から離れるぞ。ナミから早く船に戻るよう言われてるんだからな」

 ゾロの掛け声と共に死刑台から走り始めるルフィ達
 ルフィは無事救出されたようだ。
 
 ルフィが無事助かったことを後方から確認したアキトはナミとウソップのもとに一足早く駆け付けるべく、大気を踏みしめることで跳躍(・・)し、メリー号へと飛翔(・・)していった。



 アキトは瞬く間にメリー号の甲板の上に辿り着く。
 ナミとウソップはすでに出航の準備を終えていた。

「ナミ、ウソップ出航の準備は?」
「アキト!?」
「アキト、ルフィは無事か!?」
「ああ、ルフィは無事だ。今、ゾロとサンジと一緒にメリー号に向かってるはずだ」

 ルフィが無事だと分かり安堵するナミとウソップ

「後はルフィたちを待つだけだな」
 
 今やナミの言う通り嵐の影響で天候が荒れ、船のロープが切れるのは時間の問題であった。
 一刻も早く出航しなければならない。



「来たぞルフィたちだ!」
「早く乗って!一刻も早く出航するわよ!」

 ルフィ達がメリー号になだれ込む。
 メリー号はナミの指揮のもとローグタウンを背に出航した。




 


▽▲▽▲







 ルフィたちは荒れ狂う波のなか船を進める。
 やがて彼らの前方に灯台の光が現れる。

「あれが"導きの()"よ。あの先に偉大なる航路(グランドライン)の入り口がある」

 遂に偉大なる航路(グランドライン)が見えてきたのだ。
 皆一様に期待に満ちた顔をしている。

 ウソップだけは足が笑っていたが

 サンジの提案により6人全員が円を描くように樽を囲む。
 甲板の上で各自の目標を叫び足を樽の上に1人1人載せていく。

 今こそ船出の時だ。
 
「俺は海賊王!」
「俺は世界一の大剣豪に」
「俺はオールブルーを見つけるために」
「私は世界地図を()くために!」
「俺は生きてこの世界を見て回るために」
「お、お…俺は勇敢なる海の戦士になるために!」


「「「「「「行くぞ!!"偉大なる航路(グランドライン)"!!!」」」」」」



 ルフィたち一行は荒れ狂う嵐のなか偉大なる航路(グランドライン)の入り口に向けて進み始めた。



To be continued... 
 

 
後書き
→ ルフィの賞金額は原作通り3000万べリーです。
今作ではルフィはアーロンを倒していませんが、1500万べリーのバギーと1700万べリーの首領・クリークを倒しているので十分な戦果だと考え、懸賞金は変更しておりません。

→ アキトが能力込みの跳躍を行えばルフィを助けることが出来たかもしれませんが、原作を見る限りゾロとサンジから死刑台までの距離はかなり離れています。
加えて、バギーはその時点で既にルフィに剣を振り下ろしており、衝撃波の救出がより確実な手段だと考えた上でのアキトさんの行動です。 
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