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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:ケン009
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4部 闇の書事件
3章 クリスマス
  夜の終わり、旅の終わり

ちょうど到着したら
なのはが両手両足大の字になり魔法のチェーンによって繋がれていた。
その頭上には銀髪の女性が黒き剣をなのはに貫こうとしている状態だった。
おいおいまさかあれをなのはに落とすつもりか
その時雷の反応
この魔力反応はフェイトか
フェイトも隔離されてたとは・・・

[フェイト返事しなくてもいいからなのはを捕まえて私はあの剣を貫くから]

「カイザード・アルザード・キ・スク・ハンセ・グロス・シルク  灰燼と化せ 冥界の賢者 七つの鍵をもて開け 地獄の門 」

『七鍵守護神(ハーロ・イーン)』

 力ある言葉を発し手の先から破壊光線が管制人格のほうに向かって行ったが
それを察知して上空に逃げた。
黒き大きな剣も消滅をした。
フェイトはなのはが捕まっているチェーンをサンバーフォームでぶった切り
なのは救出に間に合った

「遅くなったかな」

 俺はなのはと隣にいるフェイトを見てそう言った

「フェイトちゃんも綾ちゃんも助けてくれてありがとう」

「そして遅れてきたから助っ人を連れてきた」

「「あなたは!!」」

「すみません、僕もはやてを救いたいと思いますのでご協力させてください」

「「うん」」

「そうだ後で、綾ちゃんに相談が、それに綾ちゃんどこに行ってたの心配してたんだよ」

「うん色々あって、相談って何?」

「終わってから話すね」

「了解」

 銀髪で目が真紅の女性と戦っていた俺たちだったが、急に動きが不自然に止まった。

「外の方、管理局の方! わたし、そこにいる子の保護者、八神はやてです!」

「「はやてちゃん!?」」

「なのはちゃん、フェイトちゃん!? ほんまに!?」

「なのはだよ。色々あって、闇の書さんと戦ってるの!」

「ごめんなのはちゃん、なんとかその子、止めたげてくれる?
魔道書本体からはコントロールを切り離したんやけど、その子が 動いていると、管理者権限が使えへん。
今そっちに出てるのは、自動行動の防御プログラムだけやから」

「どうすればいいはやて?」

「綾ちゃんも居たの?行方不明って聞いてたんやけど」

「色々あってね、お久」

「はやて無事?」

「ガウ君まで」

「私は無事だよ、お願い出来る」
 
 さてどうやって止めようと思案していたそんなときに、なかなか出番がないユーノから通信があった。

「みんな 分かりやすく伝えるよ。
今から言う事をみんなができれば、はやては外に出られる。
どんな方法でもいい、全力全開、手加減なしで!」

 ユーノの説明になのはが納得が言ったかのように表情を変える。

「「さすがユーノ(くん)、わかり易い!」

「ガウは魔法が使えないから、少し待機とガードのほうをよろしく」

「了解」

 なのはが砲撃の準備に入ると同時に海から触手が出てくるが、
それをフェイト達が切り捨てる。

「エクセリオンモード、バレル展開。中距離砲撃モード!」

 レイジングハートから無色の衝撃波が放たれ、管制人格を空中に 磔はりつけにする。

そして俺は詠唱に入る

「バータ・フォー・テイルズ …… 囲え 死の荊棘(いばら) ヴェルカム・イン・タイ」

 そして力ある言葉を発する

『盲死荊棘獄(ブラインド・ガーディアン)』

冥界の預言者アビゲイルの必殺呪文
魔界に生息するいばらを、召還する。
管制人格に向かって茨のつたが管制人格に巻きついてきた
いばらだけあって棘がかなりの武器になったり、魔界に生息するものだから簡単にはほどけないんだよね

「なのは後よろしく、あれはなかなか外れないからやってやって」

「うん、「エクセリオンバスター・フォースバースト!」
 大出力の魔力がレイジングハートに集中する。
「ブレイク、シュート!」
 
大規模砲撃が管制人格を飲み込んだ。
本当にスーパーロボットがたくさん集まるゲームのマップ兵器だなぁ
まさしくツインバスターライフル。
そんな感想は置いておいて、
そして直撃を食らった管制人格は止まりだして空中に白い玉が浮かんでいた。
空中にあった白い光の球が輝き、余りの眩しさに目を背けるほどだ。
光が収まった後には、ヴォルケンリッターが白い光の球の周りにいた。

「ヴィータちゃん!」

「シグナム!」

 なのはとフェイトはお互いのライバルに声をかけていた

「我ら、夜天の主の元に集いし騎士」

「主ある限り、我らの魂、尽きること無し」

「この身に命ある限り、我等は御身の元にあり」

「我等が主、夜天の王。――八神はやての名の元に!」

 シグナムから順にシャマル、ザフィーラ、ヴィータが騎士の誓いを宣言していた、

「リインフォース、私の杖と甲冑を」

〈はい〉

 光の球が砕け、中から魔法杖を持ったはやてが現れる。

「はやてちゃん!」
 
 はやてはなのはに微笑んだ後、声を張り上げて唱える。

「夜天の光よ、我が手に集え。祝福の風、
リインフォース。セーット、アップ!」

 はやての髪の色が変わり、その身は堕天使の様な騎士甲冑に包まれる。

「なのはちゃん、フェイトちゃん、綾ちゃんすまんな、うちの子が」

「「うん大丈夫」」

なのフェイは素直に聞き入れたが俺はそれに反発をした

「本来ならリンカーコアをとりたいところなんだが・・・・」

 シャマル達を睨んでそういったらなのはとフェイトに睨まれた

「一回こいつらにどれだけ苦しいか教えてやらないといけないと思うんだけど・・・」

「綾ちゃん」

 やばいなのはの声のトーンが少し低いのでこれ以上怒らせるのは良くないと判断をした。

「はいはい、なのはとフェイトに免じて許してあげる
次敵対したら容赦はしないけれどね」

 そんなこんなで話していたらクロノがやってきてはやて達の元まで下りる。

「済まない、水を指してしまうんだが……時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ。
時間が無いので完結に説明する。
闇の書の防衛プログラムがあと数分で暴走を開始する。
僕らはそれを、何らかの方法で止めなければいけない。
停止のプランは現在二つある。
一つ、極めて強力な氷結魔法で停止させる。
二つ、軌道上の艦船アースラの魔導砲、アルカンシェルで消滅させる。
これ以外に何か良い案が無いか?」

 その質問に、シャマルが氷結魔法での停止が難しいといい、
ヴィータがアルカンシェルは被害が大きすぎると反論する。

「はいみんな! 暴走臨界点まで、後十五分切ったよ。会議の結論はお早めに!」

「何かないか?」

「綾ちゃんの魔法で壊せないかな?」

「原子崩壊させたらどうかな」

「再生で回復すると思います」

 いやいや原子を崩壊させるんだよ。
この手の奴は制御格を壊さないと再生するってお決まりだからなぁ

「そんなに厄介なの?黒き咆哮(ブラックハウリング)何かない?」

「僕のほうはないですね。
原子崩壊が回復するのなら振動で内部崩壊させても回復するとおもうし」

 最源流の神音(カノン)

「核爆発とかも再生するし、餓鬼に食わせても反対に飲み込まれるかもしれないからなぁ」

「ちょっと綾さん何か物騒な言葉が聞こえてきたんだが?」

「気にするなクロノ」

 なんやかんやで意見を出し合っていたらふいにアルフが突拍子もないことを言い出した。

「みんなでズバッとぶっ飛ばしちゃう訳には行かないの?」

 だからそれが出来ないから相談してるんだろうか知能まで犬になったのかと俺自身思っていたら3人娘がボソッと言い出した。

「ズバッと、ぶっ飛ばす……」

「ここでやったら被害が大きすぎて撃てへん……」

「でも、ここじゃなければ……!」

 何かを思いついた三人娘。

「クロノくん! アルカンシェルって、どこでも撃てるの?」

「どこでもって……、例えば?」

「今、アースラのいる場所」

「軌道上、宇宙空間で!」

 それを聞いたエイミィは不敵に笑う。

「ふふふ、管理局のテクノロジー、舐めてもらったら困りますな……。撃てますよ。宇宙だろうが、どこだろうが!」

「おい! ちょっと待て君ら、まさか!?」


 三人は同時に頷いた。
本気か?俺もクロノ同様驚いたんだけど言いたいことはわかった。

「なんともまぁ、相変わらずもの凄いというか」

「計算上では実現可能ってのがまた怖いですね……。
――クロノ君、こっちの準備はOK。暴走臨界点まであと10分!」

「個人の能力頼みで、実にギャンブル性の高いプランだが……まあ、やってみる価値はある」

「防衛プログラムのバリアは魔力と物理の複合四層式。まずはそれを破る」

「バリアを抜いたら私達の一斉攻撃で、コアを露出」

「そしたらユーノくん達の強制転送魔法でアースラの前まで転送!」

「後は、アルカンシェルで蒸発、っと」

「うまくいけば、これがベストです」

「暴走開始まで、あと2分!」

「あ、なのはちゃん、フェイトちゃん、綾ちゃん、ガウ君」

「「「「?」」」」

「シャマル」

「はい、皆さんの治療ですね」
 
 シャマルの魔法で回復する。

「うわぁ」
「凄い」
「助かるよ、どっかの誰かの戦闘で結構減っていたからありがとう」

「夜天の魔道書を、呪われた闇の書と呼ばせたプログラム――闇の書の闇」

 柱が消え、澱みがはじけ、中から現れたのは額に女性を乗せた
怪物闇の書の闇。その周りには無数の魔獣。
見た目はスキュラの巨大な感じ

「チェーンバインド!」

「ストラグルバインド!」

アルフとユーノのバインドが周りの触手を縛り、千切る。

「縛れ!鋼の 軛くびき!」

 前方に魔法陣より白い光の鞭が触手をなぎ払う。

「ちゃんと合わせろよ、高町なのは!」

「ヴィータちゃんもね!」

「鉄槌の騎士ヴィータと、 (くろがね)の伯爵グラーフアイゼン!」

[Gigant Form.]

「轟天、爆砕!」

 天高く掲げられたグラーフアイゼンが巨大化する。

「ギガントシュラーク!」

 振り下ろされた巨鎚が1枚目のバリアを打ち砕く。
はっきり言って光になれ~って言いたい描写だと思ったのは俺だけだろうか

「高町なのはと、レイジングハート・エクセリオン。行きます!」

[Load cartridge.]

「エクセリオン・バスター!バレルショット]

 衝撃波が襲いかかる触手を弾き、

『ブレイク・シュート!』

  特大の砲撃エクセリオンバスターが2枚目のバリアを破壊する。

「次! シグナムと、テスタロッサちゃん!」

(つるぎ)の騎士シグナム、炎の魔剣、レヴァンティン。刃と連結刃に続く、もう一つの姿」

[Bogen Form.]

 レヴァンティンがカートリッジを吐き出し、姿を弓へと変える。

「翔けよ、 (はやぶさ)!」

『シュツルムファルケン.』

  燃える矢シュツルムファルケンが空を裂き、3枚目のバリアを破壊する。

「フェイト・テスタロッサ、バルディッシュ・ザンバー。行きます!」

 放たれた斬撃が周りの魔獣の頭を飛ばす。

「貫け、雷神!」

「ジェットザンバー.」

 振り下ろされた 巨大な魔力刃バルディッシュ・ザンバーが4枚目のバリアを破壊し、本体を切り裂く。

 四人の攻撃により、バリアを失い本体にもダメージを受けた闇の書の闇が
もだえ、周りの魔獣が反撃しようとするが……。

「盾の守護獣、ザフィーラ! 砲撃なんぞ、撃たせん!」
海中より 光の杭鋼の軛が伸び、魔獣を串刺しにする。


「はやてちゃん!」

 シャマルはもう参謀って立ち位置なんだ
バスタードにしろ僧侶が参謀役になりやすいとこの時実感した
わかったことはバスタードにしろこの世界にしろ魔術師脳筋が多すぎるのがそのせいなんだろうと思われる。
そんなことを考えていたらお次ははやての番らしい

「彼方より来れ、ヤドリギの枝。銀月の槍となりて、撃ち貫け!」
 
 上空に魔法陣が出現、その周りにいくつかの光が生まれる。

「石化の槍、ミストルティン!」 

  光の槍ミストルティンが落ち、刺さった所を石化させていく。
しかし防衛プログラムからは新たなパーツが生え、見てくれがひどくなっていく。
アンスラと言い無限の再生を持つものって再生するにしたがって醜くなるのはなんでだろう?

「やっぱり、並みの攻撃じゃ通じない。ダメージを入れた傍から再生されちゃう!」

「だが、攻撃は通っている、プラン変更は無しだ!――行くぞ、デュランダル」

[OK,BOSS.]

悠久(ゆうきゅう)なる凍土、()てつく棺の内にて、
永遠の眠りを与えよ」

 辺りの海が凍っていき、怪物を飲み込む。

「凍てつけ!」

『エターナルコフィン.』

 全身を凍りつかせながらも、闇の書の闇は動き続ける。

 凍った瞬間にガウが飛び出しとび蹴りをした。

「クルダ流交殺法死殺技 裂破(レイピア)

ガウの蹴りは闇のガードに防がれたがその瞬間

「はぁあああああああああああああああああああ」

また闇が鳴きはじめた。

「クルダ流交殺法最源流 神音(カノン)

そしてキャンセルで中からの振動での攻撃
相変わらずえぐい2重の死殺技とは・・・
たしかガウとエレの必殺コンボだったっけ

まぁ俺の番行きますか

「灼熱の王子よ 極寒の皇女よ 
等価なる汝ら 競いて優れたるを我に示せ  
燃やせよ凍嵐 氷柱となせ獄焔」

 詠唱は終了し力ある言葉を発する。

『螺導対滅地獄(カテドラル)』

超高温熱線と超低温冷凍波を螺旋状に放出して行き温度差によって破壊する呪文
バスタード本編では出てこなかったのだが小説に出てきた呪文だったりする
ドラゴンクエストダイの大冒険に出てきた
極大消滅呪文(メドローア)の呪文に似た呪文でもある
BASTARDの小説に出てきた呪文
D・Sって昔は冷却(コールド)呪文使えたのかな
そんな疑問を残しつつ俺は呪文を放った。

「行くよ、フェイトちゃん、はやてちゃん、綾ちゃんも」

「「うん」」

「私も?」

 俺今極大呪文放ったばっかだって

「全力全開! スターライト――」

 辺りの魔力が 集つ。

「雷光一閃! プラズマザンバー――」

 魔力刃に雷が落ちる。

「ごめんな……お休みな」

 シュベルトクロイツに光が集まり、

「響け、終焉の笛。ラグナロク――」

 魔法陣の頂点に魔力が集まる。

「カイザード・アルザード・キ・スク・ハンセ・グロス・シルク  
灰燼と化せ 冥界の賢者 七つの鍵をもて開け 地獄の門」

 俺の周囲に

『七鍵守護神(ハーロ・イーン)』

「「「ブレイカーーー!!!」」」
 
放たれた四方向からの大規模砲撃が着弾地点を破壊し尽くす。

「本体コア、露出」

トリプルブレイカー+α 4人同時砲撃により、
外から見えるようになった闇の書の闇の 核コアを、
シャマルが旅の鏡で見つける。

「捕まえ……たっ!」

「長距離転送!」

「目標、軌道上!」

 ユーノとアルフの魔法陣がコアを挟み転送準備を整えた。

「「「転送!!!」」」

 三人の力を合わせての強制転送魔法が発動し、
虹色に光る環状魔法陣が闇の書の闇の残骸を囲み、
そこにあるコアを軌道上に打ち上げる。

「コアの転送、来ます!」

「転送しながら、生体部品を修復中! ものすごい速さです」

「アルカンシェル、バレル展開!」

「ファイアリングロックシステム、オープン」

 現れるのは透明な四角の箱に入った、鍵穴の付いた球体。

「命中確認後、反応前に安全距離まで退避します。準備を!」

「「了解!」」

 闇の書の闇が転送されてきた。もはやその姿は、見るもの全てに生理的嫌悪を与えるほど醜悪な物になっていた。

「アルカンシェル、発射!」
 
 リンディが鍵を差し込み、 捻ひねる。
そしてアルカンシェルが発射され、闇の書の闇に命中した。
時空を歪める砲撃に飲み込まれ、闇の書の闇は消滅した。

「効果範囲内の物体、完全消滅。再生反応……ありません!」



「という訳で、現場のみんな、お疲れ様でした。状況、無事に終了しました!」

 その言葉にホッとする一同だったが……

「はやて!」
 
 その瞬間はやてが倒れてしまった。

 
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