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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS

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7部分:第一話 関羽二人の少女と会うのことその七


第一話 関羽二人の少女と会うのことその七

「さっさと帰れ!」
「子供か」
 関羽は子供の姿を認めて言った。
「そうか。あの山賊団の」
「そうだ。親分のところになんか行かせるか!」
 男の子が懐に石を出して言ってきていた。
「帰れ!帰らないと酷いぞ!」
「そうか。ならだ」
「関羽さん、ここは任せて下さい」
 関羽が得物をその得物を握ったところでナコルルが言ってきた。
「ママハハがいます」
「ママハハ!?あの鷹か」
「はい。ママハハ!」
 早速彼に命じるのだった。
「あの子供を」
 言うとすぐにであった。ママハハは子供に襲い掛かる。そのうえですぐに子供を吹き飛ばしたのであった。
「うわあっ!」
 子供はそのまま石を落として地面に落ちようとする。だが寸前で何とか止まった。
「ふう、助かった」
「果たしてそうかな?」
 しかしその後ろから関羽の声がしてきた。
「それは」
「えっ・・・・・・うわあっ!」
「お仕置きの時間だ」
 そこには真っ黒な顔になって目を半月にさせている関羽がいた。子供はお尻を叩かれて懲らしめられた。二人はさらに先に進む。
 今度は他の子供達がいた。その子供達が見るからに怪しい緑の草で何かを覆っている場所の前に立っていた。そのうえで言ってきていた。
「やーーーーい、おばさん!」
「貧乳!」
「悔しかったらここまでこーーーい!」
「やーーーいやーーーい」
「あのな」
 その関羽が子供の囃しに顔を顰めさせながら返す。
「私はまだおばさんではないぞ」
「私そんなに胸小さいですか?」
「まあ気にするな」
 ナコルルのフォローは入れた。
「とにかくだ」
「はい」
「行くとしよう」
「それでは」
 関羽は緑の覆いの上を跳んだ。ナコルルはママハハに捉まって上を飛ぶ。しかしここで関羽は着地したところでまた子供達に言われるのだった。
「引っ掛かったね」
「そうだね」
「見事にね」
「何っ!?」
 それを聞いていぶかしむ関羽だった。
「引っ掛かった!?私がか」
「そうだよ。あの小さいお姉ちゃんみたいに飛んでればよかったのに」
「残念だったね」
「一体何を言っているのだ?」
 こう思った時だった。関羽の足元が落ちた。そうして。
「な、何っ!?」
「関羽さん!」
 そのまま落ちる関羽だった。スカートの中の白いものを丸見えにさせて落ちる。穴の中ではさらに丸見えで全開になっていた。
「この関羽一生の不覚・・・・・・」
「引っ掛かった引っ掛かった!」
「ざまあ見ろ!」
 子供達がここでさらに囃す。
「土かけてやれ!」
「おしっこだ!」
「こら待て!」
 流石におしっこをかけられると聞いて尋常ではいられなかった。すぐに飛び出て反撃に出る。
 子供達を捕まえてグリコに富士山にしっぺを浴びせて倒す。そのうえでさらに先に進むのであった。
「さて、行くか」
「大変でしたね」
「まあな」
 土を払いながら横にいるナコルルに応える。
 
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