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『Discursive』

作者:零那
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『Reach』



手を伸ばしても届かない。助けることも助けて貰うことも不可能な処に居る。それって意味ないねって言われてるみたい。

後ろめたいのは何故?助けられなかったから?助けて貰ったから?同じ想い分かち合えてた筈なのに、すれ違ったから?

賑やかに瞬く星、優しい光を放つ月、其れらを映す、海月漂う綺麗な海。瀬戸の潮風に包まれる夜が大好きだった。

掴んでも擦り抜ける波の如く、君の処には逝けないんだと悟る。


 
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