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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:ケン009
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2部 P・T事件
7章 勇気
  廃工場


 俺は即効で廃工場の場所に向かった。
っていうか
なのはにしろすずかにしろ、アリサにしろ
つかまりたい願望あるんじゃないの

なのはを拉致るなんて人をやめたいみたいだな。


[すずか・・・すずか]

 俺は誰に連絡をしようか悩んだ結果
すずかに決めた。
ユーノがみんなと面識があれば良いのだが・・・
すずかは夜の一族でミッドとは違う純粋な魔力もあるのは俺自身感じていたのでこれで連絡が取れるはずと思った。
数度の呼びかけでやっと返事が返ってきた。
[もしかして綾ちゃん?]

[お願い事があって]

[なに?]

[恭也さんか士郎さんに連絡を取ってほしい]

[恭也さんなら今お姉ちゃんと家にいるよ]

[なのはが監禁された]

[なのはちゃんが・・・]

[今から私が助けに行くから応援をお願いしたいって事]

[う・・・うん、大丈夫なの?]

[・・・私だよ。安心して]

 実際には少しだけ不安があるけれどすずかに心配かけるわけにもいかないので、
出来る限り安心できる口調で言ったつもりだった。

[場所は町はずれの廃工場で~~~]

[うん、その場所ならわかるよ、すぐに伝えるから、綾ちゃんも無理はしないでね]

[了解]

[なのはちゃんをお願い]

[された、後よろしく]

「うん」

 俺は、走りながら念波をすずかに送り会話をが終わるころには目的地に着いた。
さて久しぶりの盗賊技能で足音を消して、飛翔呪文で2階の開いている窓から侵入


「いやあッ!!止めてぇッ!!離してぇえッ!!」

なのはの声だ!

「へへッ!!ジタバタしたって助けなんか来ねよ」

男性の声が聞こえる

「一回お嬢様を取りたかったんだよな」

また違う男性がが下種なことを言い放った

 俺は鋼雷破弾(アンセム)を放ち窓を壊すながらなのはの前に降り立つ。
もちろんティアに頼んで非殺傷設定で
これで倒したはずだ・・・・・
俺は自分の目を疑った

・・・・え?
マジックミサイルがはずした。


「は?かわいい女の子が一人増えたぜ?」
また違う男性がが俺のことをそういっていたら

「何でこんなところにがきが、飛んで火にいる何とかだがな?」
また違う男性がこういう

4人の男が俺たちを囲っていた。
その後ろで一人だけ雰囲気が違う男性がいる

「なのは大丈夫?」

「・・・・」

 いくら魔法に才能があっても
こんなのは恐怖が先に出て声が出ないみたいだ
まず俺は男4人を相手にしていたが身体が震えている。
これは絶対に感じてはいけない感情だ
それは恐怖・・・


「こいつブルってるぜ!」

「こいつも美人だから楽しいことをしましょ」

下卑た笑顔を向けてきた。
鳥肌が立ってくる

「お医者さんごっこか、少しだけ早く大人の階段上がるってか」

「さ・・・先ほどのもの見ていなかったの・・・」

 俺は珍しくどもりながら男性に啖呵ははなった

「お・・・おい・・・もしかしてこいつHGSじゃないか」

4人目の男が気づいたみたいだった

「こいつはそれじゃないけれど、こんなに恐怖を感じていたら多分使えねえよ
それに俺がいるだろうが」

リーダー格の男が言い放った

「少しばかりスリルがあるよねへへ・・・」

 恐怖を切ってもらうか、いいやそれじゃダメだ
なぜこの力を望んだ俺は
興味と夢だとおもったからだ
でも今は幸せな世界を壊す人を倒す力
俺はなのはの手を取り後ろに逃げる

「なのは大丈夫」
「綾ちゃん、怖い」

「ごめん、なのは私に以前みたいに勇気をくれないかな
助けに来たのに情けないことに今は人を傷つけるのが今は怖い
でもなのはを護りたい」

「うん」

 そういって後ろからなのはは抱き着いてきた。
なのはの暖かい体温が俺に勇気を与えてくれそうだった
そしてなのはの諦めない不屈の心が俺に入ってきそうだ

「追いかけっこはそろそろ終りにしようぜ」
「全員で楽しもうぜ」
「このこらこの年から百合っこか」

「俺は盾になるし、剣にもなろう
大切なものを守る為に戦うものは
守るべき人にとって安らぎを与える”盾”であるし
闘う相手にとっては恐れるべき”剣”になる」

「恐怖でおかしくなったか?」

「俺の身内に手を出した付けを払ってもらうぞ
そして俺が絶対無敵の”剣”となりお前達を破壊する!!!」

男たちは短剣を出しこちらを威嚇していた。

「メーノー・シルマン・ゲイオ・ブ・バビロン
(銀嶺より来たりてバビロンへ帰れ)」

 俺は力ある言葉を発する

『魔弓閃光矢(レイ・ボウ)』

 エネルギーの矢が男達に向かって飛んでいった
古代神ブラック・モウの力を借りた呪文
レイ・ボウ
それは普段使っているアンセムの50倍以上の破壊力を持っている
普通の人間でもアンセムだけで致死量だが
それの50倍の威力
非殺傷でなければ必ず殺してしまう呪文であった

「手前ら俺の後ろにきやがれ」

 リーダー格の男性が数歩男たちの前に進み後ろに行けと号令をかけた。
今まさに男たちにエネルギーの矢が当たりそうになった瞬間
俺の呪文がかき消された。

「アンセム、レイ・ボウ、ふ~んBASTARDか、貴様の能力は」

「ま・・・まさか」

「あぁそのまさかさ、俺もお前と同類だ」

「あ、綾ちゃんを一緒にしないでください」

「結構好かれてるじゃねえか、高町なのはによ、」

爆裂(ダムド)

 またしてもこの男に当たる瞬間に呪文がかき消された

「まさか、絶対魔法防御(アンチ・マジック・シェル)」

「呪文だけじゃないがなわかっただろうが貴様は俺に絶対に勝てないんだよ」

「呪文が効かないのなら」

 俺は自分の愛刀の夕姫を呼び出し
遠くからだが一刀両断を放した瞬間
剣先からソニックブームを発生さして相手に向かっていった

「真・魔人(神)剣」

 またしても相手に当たる瞬間にかき消された。

「ば・・・ばかな・・・」

 後ろからなのはが俺の服をギュッと持っているのが分かる。

「手前ら、俺がいいというまで前に出るなよ」

「出ませんって、この嬢ちゃんめっちゃヤバそうだし」

「他の漫画やアニメ、ゲームの技があるのならやってみな」

「そう言うってことは・・・」

俺は相手に聞いてみたら案の定

「俺には効かねえよ」

 俺はなのはの方を向いてなのはの顔を見る
不安そうな顔で俺を見ている

「何不安そうな顔をしているのなのは」
「で、でも」
「大丈夫だよ」
俺はなのはの顔を持ち抱きしめてからなのはを離した。

 そしてなのはの周囲にBASTARD呪文ではなく俺がこちらに来て研究した。
結界をなのはの周囲に放った。

 後ろを向いているのを良いことに、部下の男たちが俺に向かって飛び込んできたのでそれをサイドにかわし蹴り上げ、少し浮いたところで拳に雷の力を乗せてパンチを繰り出した。

「牙狼獄雷破」

 相手は男たちの方に感電しながらぶっ飛んでいった。

「ちっだから言っただろうが俺がいいというまで手を出すなって」

「あぁ悪かった」

「部下には通じるみたいだな」

「そりゃあな、ただの人だからなぁ」

 奴がどんな動力者かわからない上にまだ恐怖を感じる。

 俺はこの世界に来て初めて勝ち目が低い戦いに身を乗り出した。
 
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