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『幼き貴女』

作者:零那
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『証』



あの頃の僕らの想い
いつか流れゆく
その先には未来が
ちゃんと待ってると
貴男は言ってた

今 小さな小さな
此の手を守れるなら
此処がその未来
だったんだってこと
信じて良いかな?

総て無かったこと
総て赦してしまえる
そう想えるかな

冷たくなった君の体
今でも忘れない
あの感触をもう僕は
反芻できない?

ただ静かに瞳閉じて
今感じるものは
貴女への確かな想い
貴女だけは
何処へも行かないで

此の体の痛みも
心の涙も
貴女を産んだ証
貴女が在る証


 
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