| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

詩集「Variationen」

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

君の言葉



無意味な時間掃いて捨てる程
有り余ってる今なんてどうでもいい
ただここに一人いないだけで
なんて世界は淋しく感じるのだろう?

君が好き…
そのたった一言…
告げることも出来ずに
佇んでるだけ

朝の光はとても清いものだと
語ってた君の言葉…少し分かる気がする
冷たい風に打たれ倒れそうになっても
君のいたあの一瞬(トキ)
思い出し歩いてゆける

抱えられるものなんて誰しも
たかが知れたものしか抱えられず…
煩わしい人の心は
流星のように瞬いては消えて逝く

宇宙(ソラ)の中 紡ぎだしてく
輝くようなとても切ない魂(ココロ)の型式(カタチ)

自由と云うのは所詮幻で
例えようのない
空しい夢のようなもの
一刻と近づき行く未来…眩し過ぎて
自分の足下すら眩んで見えない…

溢れるような希望(ユメ)
他人事のような世界
腐敗してくように
人の心は朽ち落ちてく…

人を愛することはとても清いものだと
語ってた君の言葉…少し分かる気がする
哀しみと苦痛に壊れゆくその時まで
君といたあの時代(トキ)
思い出し生きてゆける

君と語り合えたそのひととき
いつまでも
忘れないでいたい…



 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧