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詩集「Variationen」

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君への夜想曲



雨垂れの音一つ一つ数えて眠る
冷たく淋しい部屋の中
雲の上にある星空 思い描く
明日の朝陽 胸いっぱいに満ちるだろう

ネオンが瞬くこの街の下
行き交う人々のその中で
君との距離 縮んでは広がってゆく…

緩やかに過ぎゆく今をここで
僕と生きて行こうよ
その暖かな手をそっと取って
もう二度と離さずにいるから…


闇に紛れてポツリポツリと浮かぶ
遠い日の夢 輝いては消えてく
いつしか月日 流れては目覚めて
見つけるだろう 両手に溢れる程の夢

絶え間なく続くこの人生(ミチ)の先
何があるかなんて解らない
ただ今だけは僕と一緒にここにいよう

ささやかな毎日を少しずつ
僕と重ねて行こうよ
暗い夜道 途惑い迷っても
君の姿 見失わないよ…

君の声 耳の奥響いてる
心の中 染み込んでゆく
なぜだろう?涙、止まらない…

今日と明日のその真ん中で
僕と一緒に過ごそう
きっと明日の朝陽は輝いて
いくつもの未来(ミチ)照らしてくれるよ…



 
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